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チビ登山第63座 丹沢山塊の最深部、蛭ヶ岳へ

2017年05月02日 | 登山

GW前半の記録。



一泊二日で久しぶりの山小屋逃避行。丹沢山地の最深部、標準コースタイム6~7時間以上の難コースですが丹沢山から蛭ヶ岳への稜線を歩けば来た意味がわかります。今日のお風呂場でチビ太が言っていた、蛭ヶ岳楽しかったことのまとめ。

①狸を追いかけたら道に迷った
②きつい山道を越えたあとの稜線歩きが楽しすぎた
③鎖場ジャングルジム、こわいけど楽しかった
④山荘で二段ベッド初体験した
⑤表彰されてみんなに拍手されちゃった。登山道でもたくさん褒めてもらって元気でた。
⑥夕日と夜景と朝日がきれいだった
⑦むっちゃ疲れたけど、下山中に渓流の水で沸かして作ったナポリタンが美味しすぎた
⑧つり橋で遊んだ
⑨体力の残りがゼロになった
⑩オムツ二枚重ねで心配ゼロだった(オイ)
⑪山ツツジと山桜のお花見できた

5歳と10ヶ月。とうとうこのロングコースでも標準タイムより早く登れた。下山の最後では父が息子に泣き言をw

コース状況/危険箇所等
雪は完全に消えていました。このコースを子連れで行く際、気をつけるべきは二箇所の鎖場(キュウハ沢上・鬼の岩の頭)になりますが、子供はそこを逆に楽しみにしていたのです。鬼の岩の方は強風が吹くとちっと怖いかな。一部確保できず本人に任せなければ往来できないほどの狭い区間がありました。
あ、忘れてた天王寺尾根コース本谷川出合の近くにヒドイ蟹の横這いポイントがありましたが、地図には何も書いていなかった。



それでは、フォトレポスタート!


塩水橋近辺は朝10時前は案の上満車でしたので、少し離れたところに車を置きスタート。


この時期、新緑に萌える山肌に点在する山桜に心を奪われます。


長い長い林道歩きを追え、登山口に入ると前方にへんなのいました!


『山頂にあるのは山桜で、低いところにあるのは山ツツジなんだよ!』って五歳児さんどこでそんな知識を仕入れたの?


最近絵本で狸のふぐりについて研究していたので、チビ太大喜びで追跡開始。そして夢中になりすぎ道に迷いました。


登山道に入ると、さっそく春の山菜のお出迎え。


この後の林道は結構長かった。山頂が近づくと杉林がおわりブナ林に変わると地図に書いてあったのですが、まさかこんなにはっきり境界線がわかるとはね。


鎖場を慎重に登り・・・


振り返ったチビ太がニコニコしています。


長い長い木道の階段を登る。


この眺望です!やっと視界が開けて山登りらしくなってきました。ここまで視界の開けない急な山登りが続いてきただけにここから景色に元気をもらっちゃいます。


みやま山荘が見えたっ!チビ太ダッシュ。


丹沢山で記念撮影休憩かと思いきやスルー。百名山をスルーw


それは・・・ここから先の稜線の景色がものすごいっっっ!と吹聴していたからです。


おうちが見えたよ~。保育園が見えるよ~。(見えない)


横浜の自宅から車と足で6時間・・・やっとこの景色に出会えた。


主峰の稜線を振り返ると、塔ノ岳があんな遠くに。


気持ちいいねぇ。


そして、蛭ヶ岳の三角屋根をとうとう視界に捕らえた!


なんかすごい岩が見えてきた。


鬼の岩の頭、『鬼の耳』が五歳児には大変わかりやすかったようで。


長い長い長い登りでした。これで本日の山登りはしゅうりょう~♪


丹沢山地のボスを仕留めました。


かんぱ~い♪♪


GW初日とあって山荘は一枚の布団を二人でシェアする、80人以上の大混雑。ぼくら二人は生まれてはじめての二段ベッド。寝相悪いと滑落するで。


はしごの練習!夏にむけて!?


夕食をまっていると、空が暮れなずんできました。


幻想的な夕焼けでした。


ここで2月の入笠山、マナスル山荘で一緒だった小学校3年生のおねえちゃんと偶然の再会。あまりの偶然に意気投合、貴重なチビ登山の仲間をリクルートです。


夕食の説明を聞くチビ太。この後サプライズが。


突然チビ太の名前が呼ばれ、なんと山荘主人の粋な計らいで登山証明書の授与式が!人生初の表彰に山荘内に轟く割れんばかりの万雷の拍手。チビ太デレデレ(苦笑)


カレーが中辛だったので、次回から対策します。
『僕はちびっ子だから、甘口がいいんだよ~』と生意気なことを。


夕食後はお楽しみ夜景鑑賞会!


横浜方面が見えました。


丹沢三峰かな?




山荘で見かける5歳児のパジャマ姿は、なんでこんなにキュートなんでしょうか(親バカ)ズボンのしたはおむつ二重に重ねてオネショ対策はばっちり!


二日目の朝。


快晴で富士山もよ~くみえました。チビ太は目ざとくその左横の北岳の稜線を視認。


朝7時にゆっくり下山開始。のっけから絶景の連続でテンションはあがりっぱなし。


昨日よりも視界はずっとクリアで、360度大パノラマをエンジョイしながらの稜線歩き。


難所はここ、鬼の岩の頭の鎖場。危険危険といいつつしっかり写真は撮る。


富士山と併走してトレランもできる。


この区間の稜線歩きはアップダウンが多く、しかも両脇が切り立っているので高度感たっぷりですね。


不動の峰へ。木道が多くて助かりますね。前日落としてしまったストックの部品もこの近くで回収できました。


日本百名山。さくっと記念写真だけ通って即去り。百名山を即去りスルーとはこれいかに。


6時間近い下山、特に天王寺尾根は急な下りで忍耐の区間でした。あまり補給もせず足早に下ってきたので、天王寺尾根の途中で二人とも疲れてしまい、その後は「ナポリタン休憩」を合言葉にがんばりました。


林道に出たら見事なつり橋が!


ほぼ無人のエリアにこんな立派なつり橋があるなんて。たくさん揺らして遊びました。


林道に下りてきて山すそを見上げる新緑の眩しいこと眩しいこと。


遊びつかれて帰宅するとこんな暖かいメッセージが!


いとこのお姉ちゃんの暖かい落書きでした。


歩くペース 0.8~0.9(速い)

出発時刻/高度: 10:13 / 442m
到着時刻/高度: 11:34 / 451m
合計時間: 25時間20分
合計距離: 20.55km
最高点の標高: 1647m
最低点の標高: 419m
累積標高(上り): 1906m
累積標高(下り): 1927m

日帰り 山行 4時間56分 休憩 1時間10分 合計 6時間6分
Sスタート地点10:1310:19塩水橋10:2011:54雨量計12:0613:12天王寺尾根分岐13:2913:37大崩ノタツマ(大クドレ)14:08みやま山荘14:08丹沢山14:0914:27早戸川乗越(鳥屋ブッコシ)14:3014:39箒杉沢ノ頭14:4014:46不動ノ峰休憩所15:1615:23不動ノ峰15:33棚沢ノ頭15:47鬼ヶ岩ノ頭15:51鬼ヶ岩15:5416:00中ノ沢乗越16:0116:17蛭ヶ岳山荘16:1816:19蛭ヶ岳G

日帰り 山行 4時間37分 休憩 35分 合計 5時間12分
泊宿泊地06:2206:34中ノ沢乗越06:39鬼ヶ岩06:4406:48鬼ヶ岩ノ頭07:00棚沢ノ頭07:11不動ノ峰07:1307:16不動ノ峰休憩所07:2407:28箒杉沢ノ頭07:36早戸川乗越(鳥屋ブッコシ)07:3707:56丹沢山08:13みやま山荘08:28大崩ノタツマ(大クドレ)08:3808:45天王寺尾根分岐08:51檜ノタツマ08:5509:28モチゴヤノ頭(蜘蛛ヶ淵ノ頭)10:14天王寺峠10:1611:05天王寺橋11:0811:28塩水橋11:34ゴール地点泊

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