Mars&Jupiter

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イーゴリ・ストラヴィンスキーの組曲「プリチネルラ(プルチネッラ)」を聴く

2012-07-21 19:41:17 | ストラヴィンスキーの作品
今日もウォーキングを休みました。
今回とりあげるストラヴィンスキーの作品は、
1922年に作曲された組曲「プリチネルラ(プルチネッラ)」である。
1919年から1920年にかけ作曲されたバレエ音楽「プリチネルラ(プルチネッラ)」から、
その一部を選んで組曲用に編曲したものである。
今回聴いたCDはエルネスト・アンセルメ指揮、
スイス・ロマンド管弦楽団による演奏。
高校生の頃によく輸入盤のレコードを買って聴いたものである。
この演奏会用の組曲は軽快なシンフォニア(序曲)で始まる。
ペルゴレージの旋律をもとにしたこの曲はいつ聴いてもいい。
弦楽器と管楽器との掛け合いが心地よい。
セレナータは、オーボエが歌うように奏でる旋律が美しい。
全曲版ではここでテノールの歌が入るのだが、
歌なしでも十分楽しめる弦楽器とオーボエによる楽曲である。

スケルツィーノは、明るく軽快な音楽でイタリア的である。
弦楽器と管楽器でやりとりされるこの部分の編曲はさすがである。
そのあと音楽は速まりアレグロの部分になり、アンサンブルの良さが発揮され、
次のゆったりとしたアンダンティーノの部分になり、幸せそうな気分になる。
タランティラは速い舞曲風の音楽で、タランティラらしく狂気風である。
しかし、ここでのアンセルメ指揮によるアンサンブルも生き生きして素晴らしい。
そして金管楽器から始まる軽快なトッカータを経て、
優雅なカヴォットとかわいらしい感じの2つの変奏曲となり、
さらに二重奏はおどけた感じで旋律が金管楽器と低弦により奏される。
そしてメヌエットは弦楽器と金管楽器により堂々とした感じで奏され、
盛り上がりをみせたあとフィナーレに入り、
2つの主題をもとに軽快に奏でられ、華やかな感じで最後終わる。

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