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ハーラル・セーヴェルーの交響曲第2番作品4(1934年版)を聴く

2013-10-06 12:11:26 | 古典~現代音楽ノルウェー編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1897年生まれのノルウェーの作曲家セーヴェルーが、
1922年に作曲し、1934年に改訂された交響曲第2番作品4(1934年版)である。
彼の略歴は以前触れたので省略する。
今回聴いたCDはウーレ・クリスチャン・ルード指揮、
スタヴァンゲル交響楽団の演奏によるもの。
第一楽章エントラータ・ドラマティカ(アレグロ・モルト)は、
荒々しく不安を思わせる劇的な感じの旋律で始まり、
その一方で対照的な木管楽器による牧歌的な旋律が現れる。
あとの2つの楽章の導入にあたるような感じで、2分ほどで終わる。
第二楽章アンダンテ・メストは、弦楽器によるおだやかな旋律で始まる。
オーボエなど木管楽器が民謡風の旋律を奏でて絡んでいく。
牧歌的で北欧の自然を思わせる雰囲気の音楽である。
中間部で金管楽器も加わり、劇的に盛り上がりをみせたあと、
静まって弦楽器中心に旋律が奏でられていき、
再び木管楽器が絡んでいき、やがて舞踏風の音楽になり、最後静かに終わる。
第三楽章ソナタ・グランデ(アレグロ・モルト・コン・フォーコ)は、
管弦楽全体で力強い主題が奏でられて始まる。
そして、対照的にオーボエなどにより叙情的な主題が奏でられる。
それらの主題をもとにその後は展開されていき、
金管楽器が加わり徐々に劇的な盛り上がりをみせていき、
それが終わると木管楽器により牧歌的な主題が再び現れる。
そして、再び金管楽器も加わり力強い主題が奏でられ、
二つの主題が交互に絡み合いながら盛り上って、
最後悲劇的な感じをみせて、力強く終わる。

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