Mars&Jupiter

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ボフスラフ・マルティヌーのピアノ小協奏曲(コンチェルティーノ)H.269を聴き、片倉町から横浜まで

2011-05-17 05:12:58 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は片倉町から横浜駅まで歩きました。
途中聴いたのは、マルティヌーの協奏曲である。
ピアノ小協奏曲(コンチェルティーノ)H.269は、ユダヤ系ピアニスト、
ジュリエット・アラーニイの依頼を受け、1938年に作曲されたようだ。
今回聴いたCDは、エミル・ライフネルのピアノ、
イルジー・ビエロフラーヴェク指揮、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・モデラート(コモド)は、
弦楽器が揺れるようで悲しげな旋律を奏で木管楽器が絡む。
そして主題を奏でていくとそれを独奏ピアノが受け継ぐ。
独奏ピアノはリズミカルに旋律を奏で、
それにフルートなど木管楽器が絡みながら、
再び冒頭の主題が現れて、ピアノと管弦楽が掛け合いながら、
最後は堂々とした感じで明るく終わる。

第二楽章レントは、独奏ピアノによって始まる。
重く沈んだように始まり、叙情的な旋律が奏でられる。
ある時は情熱的に、ある時は淡々と奏でながら、
独白のように独奏ピアノのみで曲は進行し、
中間で弦楽器とフルートなどがそれを受け継ぎ、
弦楽器のピチカートに乗って独奏ピアノが入り、
オーケストラとの競演となり、盛り上がりをいったんみせて、
独奏ピアノによるカデンツァ風の独奏部分となる。
それが終わると再びフルートなど木管楽器と弦楽器が加わり、
クライマックスを築き、最後はおだやかな感じで終わる。
第三楽章アレグロは、打楽器の軽快なリズムに乗り、
ピアノがリズミカルに主題を奏で、管弦楽と掛け合っていく。
ホルンなど金管楽器も加わりながらダイナミックに盛り上がり、
独奏ピアノが叙情的な旋律を奏でながら、管弦楽が絡んでいく。
この両者の絡み合いがなかなかよく、管弦楽の緊張感ある音楽と
独奏ピアノのリズミカルな演奏が続き、
最後は打楽器の叩くリズムの中、颯爽とした感じで終わる。

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