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ズデニック・フィビヒの交響曲第2番変ホ長調作品38を聴く

2011-07-02 17:09:04 | 古典~現代音楽チェコ編
昨日は飲み会があり、ウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1881年生まれのフィビヒの作品。
交響曲第2番変ホ長調作品38は、1892年から1893年の間に作曲された。
今回聴いたCDは、ネーメ・ヤルヴィ指揮、
デトロイト交響楽団の演奏となっている。
第1楽章アレグロ・モデラートは、ホルンの吹奏で始まり、
弦楽器が生き生きとした力強い主題を奏でていき、
金管楽器も加わり雄大な自然を思わせるような感じである。
もう一つの主題は弦楽器と木管楽器による牧歌風の主題である。
提示部のあとは第一主題を中心とした展開部に入る。
再現部を経て、最後は金管楽器と打楽器で力強く終わる。

第2楽章アダージョは、弦楽器中心におだやかに始まる。
ロマンティックな旋律が奏でられ、途中から木管楽器が絡み、
さらに金管楽器が加わり、ドラマティックに盛り上がる。
そして独奏ヴァイオリンや木管楽器が絡みながら、
弦楽器中心による叙情的な旋律が流れていく。
第3楽章スケルツォ(プレスト-モデラート・メノ・メッソ)は、
トランペットの響きで始まり、弦楽器と木管楽器により、
舞踏風の旋律が軽快に奏でられていく。
中間部のトリオはモデラート・メノ・メッソで、
民族色の強い旋律が奏されたあと、再び最初の旋律が流れて終わる。
最後の方で、第一楽章の冒頭の主題が顔を出す。
第4楽章フィナーレ:アレグロ・エネルジコは、
最初で力強い旋律が弦楽器により奏され、
続いておだやかで叙情的な旋律が弦楽器により奏される。
フィナーレらしく金管楽器が方でファンファーレのように響き、
最後ティンパニが力強く叩き、金管楽器が鳴り響き、
勝利感を思わせるような中、堂々とした感じで終わる。

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