Mars&Jupiter

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ボフスラフ・マルティヌーのピアノ協奏曲第5番(協奏的幻想曲)H.366を聴き、二俣川から三ツ境まで

2011-05-23 09:58:06 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は二俣川から三ツ境の間を往復しました。
途中聴いたのは、マルティヌーの協奏曲である。
ピアノ協奏曲第5番(協奏的幻想曲)H.366は、スイス生まれのピアニストで、
この作品の初演者であるマルグリット・ウェーバーの委嘱を受け、
1957年から58年にかけて作曲された。
今回聴いたCDは、エミル・ライフネルのピアノ、
イルジー・ビエロフラーヴェク指揮、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章ポコ・アレグロ・リソルートは、
やや悲劇的な感じの旋律が奏されて始まり、
それに独奏ピアノが入り、リズミックに進む。
もう一つの旋律は叙情的でゆったりとしたもので、弦楽器により示される。
そのあとピアノと弦楽器が掛け合い、フルートが入り絡んでいく。
そして弦楽器と金管楽器により堂々とした感じの旋律が出て、
繰り返すピアノの音型にフルートが絡み、打楽器など他の楽器も絡んでいく。
冒頭の叙情的でゆったりとした旋律が繰り返され、
盛り上がりをみせたところで、力強く終わる。

第二楽章ポコ・アンダンテは、弦楽器のユニゾンのあと、
クラリネットに始まる旋律をフルート、オーボエが引き継ぐ。
そしてトランペットやホルンが受け継ぎ、弦楽器がさらに引き継ぐ。
この序奏に続き、独奏ピアノがコラール風の旋律を奏で、
管弦楽がこれに絡みながら音楽は進行する。
そのあと色彩豊かな音楽が管弦楽によって展開され、
再び独奏ピアノがコラール風の旋律を繰り返す。
木管楽器と弦楽器がこれに絡んで、劇的なクライマックスを築き、
弦楽器が弱くなっていく中、ピアノが旋律を奏で、最後静かに終わる。
第三楽章ポコ・アレグロは、ロンド形式で書かれている。
弦楽器と木管楽器により軽快に奏される旋律に、
金管楽器が加わり、盛り上がったあと、ピアノが入る。
音楽は荒々しくなったり、雄大な感じになったりしながら、
やがてピアノとフルートによる優しい旋律が現れ、
ピアノのリズミカルな旋律とと他の楽器が絡み合いながら、
ピアノは時々ジャズ風な部分をみせ、冒頭の部分と絡み、
最後は打楽器と金管楽器中心に華やかに終わる。

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