Mars&Jupiter

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フランツ・シューベルトの交響曲第3番ニ長調D.200を聴きながら、三枚町から鶴ヶ峰まで歩く

2010-07-22 05:41:26 | フランツ・シューベルトの作品
昨日は三枚町から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1797年生まれのシューベルトの作品。
交響曲第3番ニ長調D.200は、1815年に作曲された。
第一楽章の完成は7月12日の日付があるのだが、
その後フィナーレまでが7月19日までの間に完成されたので、
その作曲の速度については、驚異的といってもいいだろう。
聴いたCDは、サー・トマス・ビチャム指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によるもの。

第一楽章アダージョ・マエストーソ-アレグロ・コン・ブリオは、
冒頭の強奏に続き、かわいらしい曲想が示されるが、
一方でこの序奏部はベートーヴェンの交響曲第4番の、
第一楽章を思わせるような部分も感じさせる。
主部に入り、明るく愛らしい第一主題が奏されシューベルトらしい。
第二主題のおどけたような旋律がオーボエなどによって示される。
そして短い展開部に入り、主題が変形されていく。
再現部では第一主題と第二主題も奏されるが、
ここでも主題がそのままでなく変形され、最後堂々とした感じで終わる。

第ニ楽章アレグレットは、3部形式で書かれている。
穏やかで優しい感じの軽快な旋律が弦楽器中心に奏でられる。
中間部のクラリネットにより奏される牧歌風の旋律は美しい。
これはフルートにも引き継がれて、しばらくして中間部は終わる。
再び冒頭の旋律が繰り返され、木管楽器もからみ最後は静かに終わる。
第三楽章メヌエット:ヴィヴァーチェは、スケルツォに近い。
最初やや荒々しい感じの堂々とした旋律が奏される。
トリオはオーボエとファゴットによるのどかな感じの旋律である。
その後再び冒頭の旋律が奏され、最後は堂々とした感じで終わる。
第四楽章プレスト・ヴィヴァーチェは、タランテラ風の旋律が
弦楽器により軽快に奏され、旋律は変形され展開していく。
その展開の手法はいかにもシューベルトらしい。
彼の漲る若々しいパワーを感じ取ることのできる楽章である。
最後は堂々とした感じで全曲を閉じる。

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