Mars&Jupiter

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アーノルド・バックスのオーボエと弦楽器のための五重奏曲を聴きながらハマースミス付近を歩く

2008-08-26 15:44:41 | アーノルド・バックスの作品
昨日はハマースミスの周辺を40分間ほど散策。
シェパード・ブッシュ・ロードに沿って駅の方向に歩き、
フルハム・パレス・ロードを歩きながら、
周辺の店や住宅街を見てまわり、再び駅の方に戻り、
シェパード・ブッシュ・ロードを歩きホテルまで戻る。

途中聴いたのは、1883年生まれのバックスの作品。
解説によるとオーボエと弦楽器のための五重奏曲は1922年に作曲され、
第一楽章に取りかかったのが11月1日という日付で残されており、
作品全体を仕上げたのは12月のクリスマスの時だということだ。
またこの作品はレオン・グーセンスのために作曲されたようである。

第一楽章テンポ・モルト・モデラート-アレグロ・モデラートは、
ゆるやかな弦楽器の序奏に続き、印象主義風の音楽の中、
オーボエが気だるいような旋律を奏して曲は展開されていく。
特に2分後あたりに登場する音楽は印象的で、躍動的である。
最後は静かにおだやかに終わる曲である。
第二楽章レント・エスプレッシーヴォは、ゆったりとした曲で、
彼らしいロマンティックな音楽が展開される。
ゆらめくような音楽の中、オーボエの演奏の技が発揮されるが、
そのソロの部分はとてもイギリス風(ケルト風?)で、魅力的だ。
第三楽章アレグロ・ジョコーソは、おどけたような軽快な曲で、
イギリスの舞踏風の音楽で、その主題を中心に音楽は展開されていく。
曲はあくまでものどかな田園風景を思わせるものなのだが、
ハマースミスを歩くにはふさわしいBGMであった。
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