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琉球王国の国王の肖像画 アメリカで見つかる 沖縄県に引き渡し

2024-03-15 23:15:13 | ニュース


太平洋戦争末期の沖縄戦の混乱で行方がわからなくなっていた、琉球王国の国王の肖像画「御後絵(おごえ)」などが、アメリカ国内で見つかり、沖縄県に引き渡されました。県は、琉球・沖縄の美術史や文化史の研究で重要な手がかりになると期待を寄せています。

見つかったのは、琉球王国の国王の肖像画である「御後絵」や地図、香炉など、あわせて22点です。

沖縄県によりますと、太平洋戦争末期の沖縄戦の混乱で行方がわからなくなっていた、
▽十三代尚敬王と
▽十八代尚育王の
2点の肖像画が含まれています。

いずれも1メートル60センチ四方の大きさで、▽十三代尚敬王は1817年、▽十八代尚育王は1852年の、琉球王国時代に描かれたとみられています。

県は2001年、アメリカのFBI=連邦捜査局に日本国外に流出したとみられる文化財の捜査を要請していましたが、2023年3月、外務省を通じて、アメリカ国内で22点が発見されたとの連絡があり、14日、県に引き渡されたということです。

琉球王国の国王の肖像画は日本国内で現存が確認された事例がなく、県は、琉球・沖縄の美術史や文化史の研究で重要な手がかりになると期待を寄せています。

今後、修復に向けて詳しく調べるとともに、一般に公開するかどうかは損傷の状況を踏まえて検討したいとしています。 

玉城知事は「琉球王国時代を肌で感じることができる沖縄の宝が戻ってきたことは大きな喜びだ」と述べました。

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