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沖縄のことあれこれ。

韓国の博物館に三線寄贈 照喜名さん、特別展で演奏

2015-02-28 06:19:04 | ニュース

琉球古典音楽の人間国宝・照喜名朝一さんがこのほど、韓国の国立古宮博物館に三線を寄贈した。

昨年12月8日からことし2月8日まで同館で開催された「琉球王国の至宝展」の開会式で演奏した際、「戦後の復興で生きる勇気を与えた三線を紹介したい」との思いを抱き、今回の寄贈となった。

25日に照喜名さんや同館関係者らが出席し、那覇市の県立博物館・美術館で目録贈呈式が催された。
 「琉球―」展は古宮博物館初の沖縄関係の特別展。約40万人が来場し、盛況だったという。

三線は県工芸士の銘苅春政さんが1995年に作り、照喜名さんが息子朝國さんから借りていた。

同館が沖縄の楽器を収蔵するのは初めて。

25日の目録贈呈式で、照喜名さんは「この三線を機に沖縄との交流が広がっていけばいい。韓国の歌を三線で演奏してほしい」と話した。

古宮博物館の蘆明求(ノミョング)学芸研究官は「展示会では朝鮮と深い関係がある琉球の歴史と文化を紹介し、多くの人が関心を示してくれた。今後、三線を展示と研究に活用したい」と感謝した。
 「琉球―」展には県立博物館・美術館、那覇市歴史博物館、浦添市美術館、沖縄美ら島財団が120点の資料を貸し出した。

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銘苅春政さんの三線販売中

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琉米、琉仏、琉蘭の3条約が沖縄里帰り きょうから特別展

2015-02-27 13:18:49 | ニュース

27日に開幕する「琉球・幕末・明治維新 沖縄特別展」(琉球新報社、沖縄産業計画主催)の展示作業が26日、浦添市美術館で行われ、琉米、琉仏、琉蘭の3修好条約原本が会場に展示された。

条約は1850年代に琉球国がアメリカ、フランス、オランダのそれぞれと交わしたもので、原本は外務省の外交史料館が保管している。同史料館から借用した原本を県民に公開する。


複数の国際法研究者は「条約は琉球国が当時、主権を有していた証し」と指摘し、3条約を根拠に79年の琉球併合(「琉球処分」)は「国際法上不正」との見解を示している。


沖縄の自己決定権要求が高まる中、3条約原本は「主権回復」の根拠として注目を集めそうだ。

同展は3条約のほか、貴重な資料約180点を通して、幕末から明治維新にかけて活躍した人々の姿を生き生きと浮かび上がらせる内容となっている。

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時間見つけて行ってみよう。

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泡盛の101H酵母開発 香り強くフルーティー

2015-02-24 08:54:04 | ニュース

バイオジェット(うるま市、塚原正俊社長)と奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)、琉球大学は20日までに、共同研究で新たな泡盛酵母「101H酵母」を開発した。

従来の泡盛101号酵母よりも芳香成分が強く、甘くフルーティーな風味が引き出せる特徴がある。今後、新里酒造(沖縄市)と共に101H酵母の泡盛の開発を進め、2015年度中の商品化を目指す。

101Hは、現在ほとんどの酒造所で使われている泡盛101号酵母を親株とし、奈良先端科学技術大学院大学の高木博史教授の育種技術を応用した酵母。酵母中のアミノ酸の一種、ロイシンを増やすことで、香りの成分である「酢酸イソアミル」を親株より増やすことに成功した。

共同研究は県の琉球泡盛調査研究支援事業の一環。3者はこれまでの共同研究で泡盛醸造に応用可能なハイビスカス酵母の採取などに成功している。

塚原社長は「101H酵母が普及すれば泡盛のバリエーションも増えるのではないか」と期待を示した。高木教授は「自分の研究が実用化されることは、研究者としての大きな夢だった」と語った。

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私が良く飲むのは新里酒造の4L入り20度の泡盛。通販では買えないかもしれません。

女性はカクテルにして飲むといいかも。

 

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金丸でした。

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『琉球王国の成立』 通説化の見解を批判

2015-02-23 22:18:06 | ニュース

来間泰男氏は「シリーズ沖縄史を読み解く」として、これまでに「稲作の起源・伝来と“海上の道”」「〈流求国〉と〈南島〉―古代の日本史と沖縄史」「グスクと按司―日本の中世前期と琉球古代」を刊行している。「琉球王国の成立―日本の中世後期と琉球中世前期」は、こうしたシリーズの第4巻として刊行されている。来間氏は、この本を執筆するに当たり、直接原史料によって分析することはせず、歴史家たちの研究成果を読み解くことに専念したと述べているが、琉球王国の成立における通説化された見解や盲目的な先行研究の踏襲に対して多くの批判を展開している。

 来間氏はこの本の中で、「王国」「国家」の成立を琉球の内側から条件が成熟したものと考える立場を否定し、内的条件ができてもいないのに、外部から、具体的には明の必要によって、明の手で「王国」「国家」にされたものだといった見解を示している。

 確かに、来間氏の指摘するように琉球王国の成立過程において、中国の明王朝の存在は絶対的な条件として存在していたことは事実である。しかし、問題は中国が琉球を優遇し王国成立過程で見せたさまざまな政治的な措置の目的について記した記録が、同時代史料の中で一切確認されていないということである。

 王国成立過程における舞台裏で見せた中国の琉球に対する措置は実に謎めいている。それ故、これまで多くの研究者が傍証史料を駆使してさまざまな視点から仮説を立ててきたわけであるが、それらが依然として推測の域を脱していないというのが現状であろう。

 来間氏のような大胆な発想があってもいい。そうした推測にもまた実証的な論評が加えられ、研究がさらに深化していくからである。この本を読んでいると、研究者の難解な文章をやさしい文章に置き換える工夫をしながら、来間氏はまた読者に歴史の謎をひもとく楽しさを自ら示しているようにも思える。この本の中では、実に多くの論著が批判的に紹介されている。研究史を整理することの重要性を痛感させてくれる一冊でもある。 (赤嶺守・琉球大学法文学部教授)
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 くりま・やすお 1941年那覇市生まれ。70―2010年まで沖縄国際大で教え、現在は同大名誉教授。

著書に「戦後沖縄の歴史」(共著、日本青年出版社)、「沖縄の農業(歴史のなかで考える)」(日本経済評論社)など多数。

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1月観光客53万人 最多、28ヵ月前年超え

2015-02-21 20:42:10 | ニュース

沖縄県が20日発表した1月の入域観光客数は前年同月比7・1%増の53万100人となり、1月の最高記録を更新、初の50万台となった。

前年を上回るのは28カ月連続。

県は「過去の夏場のピーク時と1、2月のボトム期の観光客数が同等になってきている」と説明。2014年度の入域観光客数は「710万人を超す勢い」とみている。

外国人客数は41・2%増の6万7900人。韓国はゴルフ客などの増加で2・1倍の3万1800人。単月で初めて3万人を超え、外国人客の47%を占めた。台湾は34・8%増の1万5100人、香港は73・1%増の9千人だった。

中国本土はクルーズ船の寄港がなかったことから26・1%減の8500人。2月は春節(旧正月)の旅行需要や香港への新規就航で増加する見込みだ。

国内客は3・4%増の46万2200人。東京方面が日本航空、スカイマークの運休などにより0・3%減の22万6100人。関西方面は10・0%増の8万9500人、福岡方面は10・7%増の6万1100人、名古屋は1・4%増の3万6200人だった。2月はスカイマーク減便の影響を懸念しつつも、プロ野球キャンプや伊良部大橋開通などの効果で増加を見込む。

 
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さんしんの販売数も増加すればいいのだが・・・。
 

 

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