大橋社労士の気まま日記

仕事上のエピソードや日常の出来事、日頃興味を持ったことなどを随時ご紹介していきます。

“怒り”の感情をコントロールする

2019-01-03 22:14:36 | Weblog
みなさま、新年おめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

今日の夕方、無事に帰京いたしました。

ということで、新年最初の投稿は月に一度の「ためになる話シリーズ」です。


人間は感情の動物ですし、喜怒哀楽あってこその人生ですので、怒りというものを完全になくすことはできません。が、怒りを感じにくくしたり、周りに悪影響を及ぼさないようにすることはできるかと思います。新年最初のテーマとして、その辺りを考えてみたいと思います。

従事している仕事や生活環境、あるいは元々の性格によっても怒りの種類や頻度は違いますが、特に最近は職場で怒りを爆発させたが為にパワハラ問題などに発展してしまうケースもよくあります。「アンガーマネジメント」なる手法も色々な所で紹介されている今日この頃ですが、スペースの都合もありますので、理論的な話はさておいて具体的な“怒りとの付き合い方”を述べていきたいと思います。
よく言われていることかもしれませんが、まずは「10秒待つ」ことです。何かが起きて怒りの感情が湧いたならば、とりあえず10秒待ってみるように心がけてみましょう。そして、できればその10秒の間に、①心の中で「ストップ」と叫ぶ、②頭の中に「真っ白な紙」をイメージする、③九九を唱える の中から一つ選んで実行してみましょう。それこそ感情に任せて怒りが爆発することが避けられます。

次に(といいますかこれが重要なのだと思いますが)普段からの対策・心がけです。
私自身の感覚も加味して申し上げますと「自分が見聞きする出来事のうち、自分の思いどおりにならないことが85%ぐらい」と言われています。要するに、自分の思いどおりにいかないことの方が圧倒的に多いということなので、いちいち目の前のことに怒るだけムダなわけです。
逆に、だからこそ怒りの感情が涌いたり、あえて感情を爆発させることで発散しようとするのでしょうが、普段からそのように思っておけば、怒りの感情を少しでも減らすことは可能かと思います。
人はみな多かれ少なかれ自分自身の「べき」を持っています。「子どもは○○であるべきだ」とか「上司は○○であるべきだ」とか「車を運転するときは○○するべきだ」とかそういう類のものです。
この人それぞれが持っている「べき」は、少なくとも本人の中では常識かつ正解ですので、その自分が信じている「べき」に反することがあると、怒りの感情が湧いてしまいます。
これも普段から「○○べきだ」と考えることをやめるようにしていると、今まで怒りを感じていた箇所で感じなくなったり、相手を許せたり、小さい怒りで済むようになります。
私もあまり人のことはとやかく言えないのですが、世の中には自分が思っている常識の他にも無数の常識があって、むしろ後者の方が割合としては圧倒的に多いというのが実際です。

冒頭でも申し上げましたように、人間の感情のひとつとして怒りは大事ですし、怒りそのものを無くすことはできませんが、本当に怒る必要があることと必要がないこととの線引きを上手くしていきたいものです。そして何より、今後のみなさんの1年が、不必要な怒りが少なくなる年でありますよう切に祈念しております。

コメント
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