迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

使えそうで使えない OLYMPUS AF ZOOM 35-70mm F3.5-4.5

2021-08-30 17:58:16 | OM & Pen mount lens made by OLYMPUS

今日のレンズは、オリンパスのオートフォーカス(AF)カメラOM707用の交換レンズ AF ZOOM 35-70mm F3.5-4.5です。

   レンズ構成  8群9枚
   最短撮影距離 0.45m
   フィルター径 49mm
   重量               250g

ミノルタα-7000ショックでオリンパスもAFシステムの開発を加速させ、1986年にOM707と専用AFレンズを販売となりました。AF駆動はボディ内モーターで行い、絞りはボディ側で制御方式です。それゆえレンズには絞りが付いていません。このあたりはミノルタαと同じです。ただマウントは、従来のOMシステムとほぼ同形状で、従来のOMレンズがAFカメラOM707には装着できるようになっていますが、逆にAFレンズはOM-1などのMFカメラのボディには装着できないようになっています。またOMレンズはレンズ側に着脱ボタンがついていますが、このAFレンズには着脱ボタンがなく、ボディ側に着脱ボタンがあるというシステムになっています。ということですので、仮にこのAFレンズがOM用マウントアダプターに装着できたとしても、外せなくなる可能性があります。まあ、デジタル時代では、使えそうで使えないレンズ、ということになります。


販売期間が短かったこともあり、OM-AF用マウントアダプターは販売されていないようです。自作された方もいらっしゃるようです。いつかはアダプター作るか、マウント改造するかして、デジタルで試してみたいものです。

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幸福の招き猫電車がやってきた

2021-08-28 22:52:50 | SONY E-mount lens

久しぶりに東急世田谷線です。宮の坂駅で待っていると「幸福の招き猫電車」がやってきました。

 NEX-3N+E16/2.8

 

 

 

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これを待っていたんですね

2021-08-23 23:31:13 | Micro Four Thirds

都内の高層ビルを望遠レンズで眺めていると、

 

なんか、屋上に人が見えます。もっと望遠で拡大してみましょう。たしかに大勢いますね。

 

この人たち、これを待っていたのですね。

 いずれも OM-D E-M1+G VARIO 100-300mmF4-5.6 MEGA O.I.S.

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散々な中望遠マクロ SIGMA AF macro 90mm F2.8(EFマウント)

2021-08-14 23:29:17 | Lens made by SIGMA

リサイクルショップのジャンクコーナーで見つけた、シグマの中望遠マクロレンズ SIGMA AF macro 90mm F2.8です。

   レンズ構成  9群9枚
   最短撮影距離 0.33m(最大撮影倍率 1:2)
   フィルター径 52mm
   重量            320g

このレンズは1990年頃のものと思われますが、この当時のシグマのレンズは、筐体の樹脂が経年劣化でべたつきが発生し、手で持つと手に黒い汚れが付いてしまうという不快な現象に、かなりの確率で遭遇します。いつもは危なそうなシグマレンズはなるべく触らないようにしていましたが、この日は「なんか珍しいレンズがある、何かな?」と確認するため触ってしまいました。手に黒い汚れが付くと水で洗っただけでは簡単に汚れは落ちず、石鹸で洗い落とすまで、ずっと不快な気分が継続したままでした。
購入して家に持ち帰ってすぐに清掃をしました。家庭用のクリーナペーパーでゴシゴシこすって、何度も何度も交換して、ようやく汚れが付かなくなりました。そのかわり、写真のようにレンズ鏡胴に書かれていたレンズ名称は、かなり消えてしまいました。

入手したレンズはキヤノンのEFマウントです。手持ちのキヤノンのデジタル一眼機で試すと、ピントは合致するのですが、シャッター押すとエラー表示が出て撮影できません。この時代のシグマレンズとキヤノンのデジタル一眼機との相性はとても悪かったようです。
このままでは使えませんので、そこで先日紹介した絞り付きマウントアダプターの出番です。マイクロフォーサーズ機ですので、画角は35mmフィルム換算で180mm相当になります。

さて、写りのほうはいかがでしょうか。遠景は普通に良く写ります。

近接撮影では、後ろボケがなだらかにボケていきます。

なかなか良いボケ味です。

 

 いずれもLumix DMC-G2+SIGMA AF macro 90mm F2.8

今となっては散々なレンズですが、写りのほうはなかなか良いレンズでした。

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マイナーなAFマウント Kyocera YASHICA LENS AF 50mm F1.8

2021-08-13 23:33:37 | Lens made by Yashica, Kyocera

今日のレンズは、京セラのオートフォーカス(AF)レンズ YASHICA LENS AF 50mm F1.8です。


   レンズ構成  4群6枚
   最短撮影距離 0.45m
   フィルター径 49mm
   重量               200g

1985年にミノルタから発売されたAF一眼レフα-7000以降、各社は競ってAFシステムの開発を加速させました。その中でヤシカを引き継いだ京セラは、翌年暮れに新たなAFシステムとして、Kyocera 230-AFとAF専用レンズ群を発売しました。AFレンズのマウントは、それまでのヤシカ/コンタックスのMFレンズとは異なる形状の新規のマウントでした。その後、3-4機種発売しましたが、6年半後の300-AFを最後に京セラのブランドとしてのAF一眼レフから撤退ということになりました。販売期間は7年くらいと思われますので、普及する前に早々に退場したレアなレンズマウントということになります。


造りはしっかりしているようです。マウントの姿や接点形状など、何かミノルタのAFレンズに似ているような気がします。


私が入手した個体は、ジャンクでしたので、レンズにクモリが出ています。そのうちレンズを清掃し、レンズマウントも改造してしまおうかと考えています。

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痕跡

2021-08-08 22:58:57 | SONY E-mount lens

ちょっと前までここにあったビル、何だったかな? ビルが建っていた痕跡だけが、隣の壁に残っています。

 NEX-3N+E16/2.8

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