のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1204

2017-07-17 00:00:07 | 新しい子猫たち 

リトルチャグループのアメリカに頭が切れて、根性悪と知られた奴がいた。リトルチャのアメリカは、運用で稼ぐ奴と儲けたゼニを投資して稼ぐ奴とに分かれた。投資するだけてばなくて、会社に入り込む奴もいて利益を入り込む事で得る企みも当然あった


 


コイツはゼニ儲ける事では独特の嗅覚があった。リトルチャのアメリカは、世界の代表的な携帯メーカーのオレンジに出資していて、それもかなりの出資だった。パソコンから携帯メーカーへの転身にもコイツの嗅覚は役にたった。コイツのグループは大きく稼いでいたが、グループの雰囲気はギスギスしていた。ゼニが大事のリトルチャのアメリカ代表ですら心配していた。罵声とか怒鳴り声が流れる事すらあった。


 


コイツの奥さんが難病に罹った。コイツは走り回って、エンゼルホープジャパン病院ではひょっとしたら治せるかもしれないと聞いて、奥さんをつれて、日本に来た。コイツが暫く休むと云った時に歓声に似た声が出て、コイツが日本に行ってからは、暫くは、パーティーが続いた、


 


奥さんの治療は進んだが、少し時間を見て、ゆっくりと直そうと云う事になった。奥さんも、工業デザイナーとして有名だったし、体も治りだして、ナニか自由にできる仕事はした方がいいのかもしれないと医師も言った。ジブシティーのある小さい会社に行く事になった、小規模企業に対する支援をしている会社があって、リトルキャットフィナンシャルも協調して出資していた。ある部品メーカーに出資していた。ここの社長はできたジイサンで奥さんの才能を認め、体調に合わせて仕事してくれればいいと言ってくれた。奥さんのデザインでいくつかの製品は販売したし、少しは売れた。


 


コイツはリトルキャットファイナンシャルに籍を移したワケでもなく、時々はアメリカのグループと書類のやり取りをするだけだった。コイツのグループの成績は上がった。時々の助言とか決断は優れていた。リトルチャりアメリカ代表は、決断した。リトルチャのアメリカの支社として、コイツを日本に駐留させる事にした。時々連絡を取ってくれればいい。いない方がいいが、コイツのゼニに対する嗅覚も捨てがたいのだった


 


コイツは奥さんが時々いく、ジブシティーの会社の助言と云うか企画なるものに勤めだした。リトルチャのアメリカ代表もリトルキャットファイナンシャルの社長も同意した。籍の重複を喜んだ、コイツの根性悪は話をすると痛切に判った。ゼニ儲けの嗅覚はあるのは認めるが、いつもいると社内の空気が一変すると自覚していた。時々商売に必要な時に意見を言ってくれるのはいいがいつもいるとみんなに迷惑な奴だった


 


コイツは、奥さんの前では急にオトナシクなる。社長の奥さんに対する配慮はきめ細かく、奥さんも日本のパパと云っていた。コイツも感謝していた。コイツの才覚は大したもので、この会社の技術レベルもたいした事もあって、オレンジの携帯の部品を作り、採用してもらう事にも成功していた。コイツの才覚と性格悪はオレンジの首脳にも認められていた。ここの部品はいいものだったし、それを断るとどういう対応をするか判らない程の根性悪でコイツがある事は自覚していた。


 


この会社は世界でも有望な小企業とかになっていた。社長は優れた技術屋で技術レベルもしっかりとしていて、コイツの企画の才能は光っていた。


 


コイツは、このゲームソフトの一つに注目していた。これをオレンジの携帯のアプリにしたいと思った、部品メーカーの社長は純粋の技術屋で、香奈ファイナンシャル傘下の通信機器メーカーの会長のジイサンの友達だった、単なるアプリではなく、この部品メーカーの部品と通信機器の工夫を入れて、いわばまったく新しい携帯となって、ゲームソフトも、アイツのクリエイターたちの工夫が加わった、


 


ここで、リトルチャグルーブも、このゲームソフト会社にドーンと出資し、香奈ハイテクの各社まで出資、瑠璃興業までも出資する事になった


 


コイツはオレンジと強談判して、利益のかなりを貰う約束で オレンジの新製品とする事になった。ワシらで販売できない事はないが、リトルチャグループはオレンジと深い付き合いもあるし、業界をリードしているオレンジを応援したい、ジブも業界を乗っ取る事もしたくないらしい、協調はファーストチェイスだが、どうしてもいやならジブで新しい会社を作る話をワシが進めてもいいんだよ と脅した。