そんなに食うなら走らんと

食道楽(ラーメン中心)とカロリー消費(ランニング中心)の葛藤の日々

萬珍軒@赤坂 「肉絲湯麺」

2008-06-18 18:09:39 | ラーメン 港区
高校生のころ3年間
中華料理屋でバイトしてました


ホールデビュー
厨房ときどき
接客が中心でした


まず
覚えなくてはならないのが
「通し」の呪文


焼きそば3種
五目やきそば → 五目炒麺 → 炒面
肉やきそば  → 肉絲炒麺 → 肉炒
海老やきそば → 蝦仁炒麺 → 蝦炒
等々


一文字違うと叱咤激励
もとい
いじめられる


それはそれは
タイトな職場だったと聞きます



ちなみに
厨房のお偉いさん(社員&バイトトップの皆さん)のお気に入りは
「かたやきそば」=「炸面」
「炸」=「ザー」と呼びます


バイトに入りたての女子高生

「声が小さくて聞こえねぇよ!!」

厨房紳士皆様のお叱りを受け
何度も何度も言わされていたのが
走馬灯のように


それはそれは
タイトな職場だったと聞きます



いわゆる
ラーメンorやきそばの
「頭」の部分に何を乗せるかで
その名前は変わってくるわけですが


料金も安く一番出る「五目」は
ある程度まとめて作って
秒殺で提供できるのに対し


肉絲&蝦仁は
紳士の皆さんがそのつど鍋を振る必要があり
彼らの血圧を上げるのに
一役買っていた記憶があります


えてして
そういうところに地雷は埋められているもので


肉やきそば  = 肉絲炒麺 = 肉炒
肉そば    = 肉絲湯麺 = 肉湯
海老やきそば = 蝦仁炒麺 = 蝦炒
海老そば   = 蝦仁湯麺 = 蝦湯


だいたい
死亡フラグが見えてくるところですが




おばちゃん二人組み


「にくそば2ついただける?」


「にくの『おそば』の方でよろしいですね?」


「そうよ あと餃子1つ あと ビールも一本もらおうかしら」



確認が甘いと言われれば
そうかもしれませんが
あまりシツコク聞くと
ババアが怒るのもこの世界


この辺でもう


・ビールすぐ出さなきゃ
・小皿も用意しなきゃ
・餃子、前のオーダーと一緒に間に合うかな と


脳が他へ飛ぶわけですよ


ってか
飛ばさんと回らんのですよ 店が




死亡フラグはためくとき





「にくやきそばって言ったでしょ!!」



だから

聞いた (゜д゜lll) のに!!





厨房からは

「まだ通せねえのか! バカ!!」

ナルトやメンマが飛んできます


そして
その場で
肉そばが僕たちに与えられるのです


食べるのが義務なのです
汁も全部飲むのです


可愛かったあの娘も
えびそば2杯を途中で降参した日を境に
二度と会えなくなりました





コチラのお店




ひじの当りそうな円卓に
4人相席という
非常に落ち着いた雰囲気


「肉そば」単品¥850
サービスライス無し




苦い思い出を反芻するのには
好都合すぎるぐらいの
雨の赤坂

Comment (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「独り四川鍋」@自宅でパイ... | TOP | 麺舗 十八@大山 「つけそば... »
最新の画像もっと見る

1 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (マンボウ)
2008-06-19 14:20:48
"萬珍"の厨房で「かたやきそばの通し」が飛び交っているのを想像すると・・・・紳士なので自粛します(^^;
なんだか放送コードに引っかかりそうですね。

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | ラーメン 港区