仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

サヨナラCOLOR

2016年07月11日 | ムービー
『サヨナラCOLOR』(2005年/竹中直人監督)を見た。
物語は、「とある海沿いの市立病院。勤務医の佐々木正平(竹中直人)は高校時代のクラスメートで憧れの人でもあった笈川未知子(原田知世)の担当医だったが、彼女は正平のことを全然覚えていなかった。そんなに影の薄い男だったのかとショックを受けた正平は、援助交際を持ち掛けてきた女子高生・沢井まなみ(水田芙美子)や、愛人の聖子(中島唱子)に"タイプでない奴は全部覚えてない"などと言われ、さらに落ち込んでしまった。未知子の同居人だという鈴木雅夫(段田安則)に彼女の病名を伝えた正平は、患者への病名の告知を勧め、自らがその責を担うことになるのだが、何とか自分のことを思い出してもらおうと努める正平のあまりのしつこさに彼女は会話さえも拒んでしまう。しかし、筆談の中でようやく互いを分かり合えることができ、ついに彼女に病名の告知をした正平だったが・・・」という内容。
自分のことを思い出してもらうために"修学旅行で行ったお寺の即身仏"や"やつでの葉っぱ"の思い出話を持ち出した正平だったが、これは少し気持ち悪いとも感じたエピソードに思えた。
だが、正平は基本的にとても真面目で、熱い内面を持っている人のようで、彼の一途さやユニークさといった人間性を現していたのは、木村道子(大谷直子)、花江(原ひさ子)といった患者や、後輩医師・前田元彦(内村光良)とのやり取りの場面だった。
前田との「俺の人生に無理なんて言葉はない。俺が絶対に治す。二度と俺の前で無理なんて言葉を口にしてみろ。俺がお前の舌を噛み切るからな」「どうやって?」という妙な会話の場面も含めて、彼らが一緒に登場するのは重要な場面が多かったような気がする。
正平と未知子の2人が"死"を語り合う場面はエグイ表現があったりもするし、未知子が海岸でしゃがむところ、雅夫の愛人・あき子(雅子)との関係など、成熟した大人の物語という気がして面白かった。
また、中島みゆき(巌岳医師役)、忌野清志郎(加藤ひであき役)、三宅伸治(居酒屋の客役)、永積タカシ(入院患者役)など多くのミュージシャンが出演していたのは、竹中直人監督の人脈ということなのだろうか(!?)。
物語の最後の最後まで驚かされる良い作品だった。

マッサン

2014年09月13日 | おでかけ
余市宇宙記念館(余市町)の外壁に、2014(平成26)年9月29日(月)から放送が始まるというNHK連続テレビ小説『マッサン』の告知看板が取り付けられていた。
これは、ニッカウヰスキーの創業者で、"日本のウイスキーの父"とまで言われる竹鶴政孝(1894年~1979年)氏と、彼の妻リタ(1896年~1961年)氏の物語だそうで、2015(平成27)年3月28日まで全150回放送されるのだそうである。
主題歌を歌うのが中島みゆきということもあり、何だか興味深い。
(^_^)
ただ、実在の人物をモデルとしてはいるものの、内容はあくまでもフィクションとして再構成されている物語なのだそうであり、特に原作というものも無いようである。
昨年だったかに凄く評判が良かったらしい『あまちゃん』ですら1度も見たことはなかったのだが、これはちょっと楽しみだ。

ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け

2010年02月18日 | 映画サークル
ましけ映画サークル2月例会は、長○見企画の『ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け』(1986年/山川直人監督)だった。
物語は、「酒場スローターハウスの壁に描かれた"モニュメントバレーの荒野"から出てきたビリー・ザ・キッド(三上博史)は、サンダース軍曹(加藤善博)、中島みゆき(室井滋)、104(ラサール石井)、マルクス・エンゲルス(戸浦六宏)等と共にギャングの襲撃から店を守る用心棒になる。なんとか、客になりすましているギャングを見つけ出そうとするビリーだったが・・・」という内容。
物語はすべて店内だけで展開するので、舞台を映画化したのかとも思ったのだが、そうではないようだ。
90分くらいであればそれなりに楽しめたのかもしれないが、約130分という長さは苦痛でしかなく、中盤は何とかこの物語の"意味"を見つけ出そうとしてみたものの無駄だったので、「郷田ほづみ(177役)懐かしいなぁ」「鮎川誠じゃん」「三宅裕司、若いなぁ」等、無茶苦茶に多い登場人物やその配役に興味を抱きながら時間を過ごすしかなかったのだった。
残念ながら、あまり面白い作品ではなかった。

間宮兄弟

2010年01月30日 | ムービー
『間宮兄弟』(2006年/森田芳光監督)を見た。
物語は、「仲の良い兄弟、35歳の間宮明信(佐々木蔵之介)と32歳の徹信(塚地武雅)は2人で暮らしている。一日の仕事を終えて帰宅した後は、テレビの野球中継を見ながらスコアブックをつけたり、レンタルショップで借りたDVDを一緒に見るのが日課だ。ある時、家でカレーパーティーをしようと思いつき、弟・徹信が公務補として働いている小学校の教員・葛原依子(常盤貴子)と、2人が行きつけのレンタルDVDショップのアルバイト店員・本間直美(沢尻エリカ)を誘ってみるのだが・・・」という内容。
兄に彼女が出来るようにと自宅でのパーティーを企画する弟。
バーでコーヒー牛乳を飲んでぼったくられ、悔しがる弟を「生きてるだけでも良かったじゃないか」と慰める兄。
実家に帰ると、すぐにおばあちゃん(加藤治子)がお小遣いをくれる場面が出てくるが、母親・順子(中島みゆき)の大らかさといい、この兄弟の仲の良さ、性格の良さは家庭環境に起因する所が大きいようだ。
(^_^)
明信の同僚・大垣賢太(高嶋政宏)と安西美代子(岩崎ひろみ)の、「何怒ってたんですか」「関係ないでしょう」「はい♪」という会話の場面があるが、只ひたすらに元気が良くて声が大きい体育会系営業マンの習性が現れていて面白かった。
(^o^)
茶系の秋らしい服を着ているのに周囲の景色が夏にしか見えなかったりと、少し手抜きな感じがしたのは残念だが、良くできた作品だ。

最終回の中島みゆきは気取り過ぎだった

2006年01月14日 | エンタメ
録画しておいた『プロジェクトX(最終回)〜地上の星たちへ』(NHK総合テレビ)を見た。
第1回放送は、平成12(2000)年3月28日(『巨大台風から日本を守れ〜富士山頂・男たちは命をかけた』)だったというが、この第1回放送をリアルタイムで見ていたことを考えると、仁左衛門もその時から間違いなく6年分歳を重ねているわけだ。
ビデオテープの規格統一が出来なくなってずっと不愉快に思っていた松下とビクターについては、『VHS・執念の逆転劇』の極秘開発の話を見て少し許せるようになった。
『南極観測11人の男たち』では、第二次世界大戦後初めてといえる国家的なプロジェクトで、新聞記事を発端に沢山の寄附が寄せられたこと、昭和基地がスタジオに再現されたこと、山男・西堀栄三郎隊長の逸話、感極まって号泣した北村泰一氏に驚いた。
『ロータリーエンジン・奇跡の大逆転』を見た時は、マツダRX-7を買おうとしたが、「自分の歳を考えろ」と仲間に止められて、やめた。
『伏見工業ラグビー部・日本一への挑戦』では、昔見たテレビドラマが実話を基にした話だったことを知ったし、『妻に贈ったダイニングキッチン』では、タコちゃんウインナーのエピソードに思わず「へー」と声が出たことを思い出す。
電気炊飯器の話が東芝の話になっていたことや、石油公団の話など妙に思うこともあったし、海老沢NHKの象徴として終了してしまうことは残念だが、まぁ概ね良い番組だったのではないかと思う。
と、今年初めてブログを更新してみたのだった。

雄冬のソナタ

2005年05月31日 | エンタメ
先日のえびまつりでは長津さんというプロの歌手がステージで自作のえびまつりの歌を披露していたが、それに触発された仁左衛門は、【雄冬のソナタ】という歌を作ることにした。
増毛のじもてぃーとしては、やはりここで沈黙しているわけにはいかない。
♪はてーしーないーうなばらと~
これじゃ松山千春だ。
♪ふーねーを出すのならおふゆ~
これは中島みゆきか。
♪ふつかもつづけておふゆの夢をみまして~
佐々木好だな。
いかんいかん・・・。
タイトルの【雄冬のソナタ】からして【冬のソナタ】をもじったコミックソングを発想してしまうところだが、もっと真面目に考えよう。
情緒漂うまじめな詩だとこんな感じか。
↓ここから
おかあさん おぼえていますか
しずかな雄冬の あの海を
みんなで入った あの浜を
つぶや小さなカニたちが
やさしく迎えてくれていた
毎日あそんだあの岩も
いまはコンクリートの下だけど
目を閉じて 耳をすませば
ざざーん ざざーん
波の音がよみがえる
潮の匂いを思い出して
あの頃に戻ることができるよ
それじゃ 行ってくるねって
↑ここまで
どう?
一番の詩はこんな感じかな。
二番と三番の詩も考えたら、曲をつけてサッポロビール会のビアパーティーででも発表したいなぁ。
そしてCD化。
雄冬の映像をふんだんに使ったプロモーションビデオを撮影してDVDに焼こう。
カップリング曲は【雄冬丸マーチ】。
(^o^)
ヒットするかな?