仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

モンスター上司 2

2018年04月03日 | ムービー
『モンスター上司2(原題Horrible Bosses 2)』(2014年/ショーン・アンダース監督/アメリカ)を見た。
物語は、「前作で何かと苦しめられた上司から解放されたニック・ヘンドリックス(ジェイソン・ベイトマン)、カート・バックマン(ジェイソン・サダイキス)、デール・アーバス(チャーリー・デイ)の3人は、新開発したシャワーヘッド、"シャワーバディ"を商品化して企業し、地元のテレビ番組で取り上げられた。それを見た北米の大手カタログ通販会社ボールダー物流の社長の息子レックス・ハンソン(クリス・パイン)から電話が入り、取引を持ちかけられるが、特許を手放したくないことから、この提案を受けなかったものの、父親のバート・ハンソン(クリストフ・ヴァルツ)の策略に掛かり、全財産を失ってしまうのだった。何とかならないかと相談したディーン・ジョーンズ(ジェイミー・フォックス)は・・・」という内容。
困ってしまって最初に相談をしたのが、収監中の元上司デビッド・ハーケン(ケヴィン・スペイシー)だというのだから、情けない。
ハーケンは自分達を陥れようとした男なのに。
(-_-;)
ドクター・ジュリア・ハリス(ジェニファー・アニストン)のヘニングス歯科医院に忍び込もうとした時も、レックスの家に忍び込もうとした時も3人は、やはりヘマをする。
鍵を開けて忍び込もうとしたものの、ドアの中にニールのクレジットカードを落としてしまうのだ。
それなのに、そのまま帰ろうとするのだから、カートとデールの2人と組んでしまったニールには同情するばかり。
(^。^)
ただ、何度喧嘩をしようともとても仲が良く、3人の会社"ニガデール・ドットコム"という社名も、それぞれの頭文字を取って考えられたようなのだが、実はこの社名にした時すでに仕事の先行きは怪しかったようだ。
(^_^;)
残念。
見ていてイライラしてくるほどにどうしようもない3人組なのだけれど、やはり応援したくなってくる登場人物達だ。

モンスター上司

2017年03月04日 | ムービー
『モンスター上司(原題Horrible Bosses)』(2011年/セス・ゴードン監督/アメリカ)を見た。
物語は、「ニック・ヘンドリクス(ジェイソン・ベイトマン)は、毎日午前6時に出社して12時間働き、ひねくれた上司デビッド・ハーケン(ケヴィン・スペイシー)が昇進を匂わせて次々と出してくる無理難題にも耐えてきた。それはすべて出世のためだった。歯科助手のデイル・アーバス(チャーリー・デイ)は、ドクター・ジュリア・ハリス(ジェニファー・アニストン)のセクハラに耐える日々。ステイシー(リンゼイ・スローン)と結婚して夫になることが彼の長年の夢だったので、ジュリアの誘惑にのることなどあり得ない。また、化学薬品会社の経理を担当しているカート・バックマン(ジェイソン・サダイキス)は、社長ジャック・ペリット(ドナルド・サザーランド)から厚く信頼され、将来の社長にとも言われていたが、その社長が急死。まったくやる気がない息子ボビー・ペリット(コリン・ファレル)が新社長に就任する。3人は職場環境改善のため、何とそれぞれの上司を殺してしまおうと考えるのだが・・・」という内容。
仕事の後に3人でビールを飲んでいて「それなら転職すればいいじゃないか」という話になるのだが、そこへ学生時代の知人ケニー(P・J・バーン)が現れる。
「リーマンブラザーズに就職したんだって?」
「イェール大学卒業後にね」
「何してる?」
「倒産したよ。新聞くらい見ろよ。2年もウェイターの仕事すら見つからない。リーマン兄弟を殺してやりたいよ」
という会話で仕事を辞めることを思いとどまった。
3人の発想は随分と短絡的で、殺し屋を探すために黒人街へと向かうのだが、入ったバーではディーン・ジョーンズ(ジェイミー・フォックス)に見事にカモられる。
殺し屋なんてそう簡単に見つけられるわけがない。
アメリカは違うのかな?
(^_^;)

摩天楼を夢みて

2016年09月29日 | ムービー
『摩天楼を夢みて(原題Glengarry Glen Ross)』(1992年/ジェームズ・フォーリー監督/アメリカ)を見た。
物語は、「ニューヨークに本社がある不動産会社ミッチ&マレーのシカゴ支社。成績優秀社員には優良願客情報が優先的に回され、成績不振の社員には、残り物の情報しか与えられなかった。トップセールスマンはリッキー・ローマ(アル・パチーノ)で、かつては成績優秀だった老セールスマンのシェリー・レーヴィン(ジャック・レモン)は今日も契約が取れない。ある雨の日のミーティングに、本社役員のブレイク(アレック・ボールドウィン)がやって来て、"今月トップの成績をあげた者の賞品はキャデラック、2位にはナイフセット、それ以外の者はクビにする。あと1週間だ"と突然の勧告をしたのだった。さらに、新しい優良顧客リストもトップのものだと聞いて、デイヴ・モス(エド・ハリス)とジョージ・アーロナウ(アラン・アーキン)、レーヴィンの3人は反発したが、会社の方針は変わらない。3人はセールスのために土砂降りの雨の街を歩き回るしかなかった。しかし、入院中の娘にかかる費用を捻出しなければならないレーヴィンはクビになることはできない。なんとか"優良ネタ"を手に入れるためにウィリアムソンを抱き込もうとしたのだが・・・」という内容。
いつの時代の物語なのか明確な表示はなかったのだが、ローマが随分と大きな携帯電話機を持っていたので、1980年代後半~1990年代前半頃の設定なのだろうと思った。
支社長のジョン・ウィリアムソン(ケヴィン・スペイシー)からもらえる情報は1日に2件と決まっているらしく、レーヴィン達は決して優良とは言えないその顧客情報を元にセールスをするしかなかったわけだが、さすがにトップセールスマンのローマともなると、会社の向かいにあるバーで酒を飲みながら、偶然居合わせた客ジェームズ・リンク(ジョナサン・プライス)にセールスを始める。
必ずミーティングに出席しろよと支社長から念を押されるモスらとはやはり気構えが違うようだ。
(^_^)
支社の事務室はとても殺伐とした薄暗い雰囲気で、外勤から戻ったばかりのレーヴィンはコーヒー1杯すら飲ませてもらえない。
「契約を取ってから飲め!!」とのキツイ一言だったが、営業職というのはやはりそういう厳しい世界なのだろう。
ただ、支社長のウィリアムソンはズボンのポケットに片手を突っ込んだままマグカップでコーヒーを飲んでいて、ほかの場面を見ていても、部下の信頼を得られているとは思えない上司だった。
そのような人間であったとしても、彼に頼み込まなければならない状況のレーヴィンはつらい。
ウィリアムソンを抱き込むために、レーヴィンの口からは次から次へとセールストークのような言葉が出てくるのだが、その意欲を本来の商売に使えよとも思うのだった。
(^。^)
なかなか厳しいビジネス社会の片隅で起きた、とある事件の顛末を描いた物語だったが、これはナカナカ面白い作品だった。

交渉人

2008年05月03日 | ムービー
『交渉人(原題The Negotiator)』(1998年/F・ゲイリー・グレイ監督/アメリカ)を見た。
物語は、「警察内部の年金基金横領事件を捜査していたネイサン刑事が何者かに殺された。容疑をかけられた相棒のローマン(サミュエル・L・ジャクソン)は警察手帳を取り上げられたが、自分への疑いを晴らし真犯人を見つけ出すため、人質をとってビルに立てこもる。シカゴ警察の優秀な人質交渉人である彼は、その能力を認める別地区の交渉人・セイビアン(ケヴィン・スペイシー)を指名し、衆人監視の中で事件の黒幕を暴き出そうとするのだった」という内容。
その現場にいる同僚警察官の中に間違い無く複数の犯人がいる。
仲間の年金基金を盗み出し、それを嗅ぎつけ捜査していた同僚を殺し、それらの罪を自分に擦り付けようとしているのだ。
犯人は一体誰なんだ!?
疑心暗鬼とはこういうことだろう。
捜査本部を映し出す画面には、疑惑の人物達が次々に映し出されるが、いかにも犯人っぽい顔がそこらにあり、皆怪しく見える。
(^_^;)
序盤、ローマンは電話や無線のやり取りで自分の交渉術を披露し、まるで教育でもしているかのように後輩をやり込めるが、この場面だけでも結構緊迫感はあったし、セイビアンとの対決になってからはとても見ごたえがあった。
「映画"シェーン"の主人公はラストシーンでは馬上で死んでいたんだよ。子供が呼びかけても振り向かなかっただろう?」という(こんな感じの)セリフがあったが、それって本当?等と余計なことまで考えさせられてしまう。
(^o^)
面白い作品だった。