ひびレビ

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フレームアームズ・ガール 第12話(最終回)「ラストバトル/君に贈るもの」

2017-06-21 07:13:10 | 2017年アニメ
・ラストバトル
 暴走し、赤と黒というますます邪悪染みた色に変貌したフレズヴェルクを止めるべく、仲間のパーツを受け取って金色になった轟雷が立ち上がる!・・・という、何とも燃える展開が描かれました。様々な拡張機能を有しているFAガールだからこそ出来たことですね。
 各パーツにスティ子たちの意識が乗り移っていたわけですが、パーツに持ち主の意思、金色、最終決戦・・・どこかで・・・あ、あれだ。「勇者王ガオガイガー」のラストで、ゾヌーダロボに対抗するべく、各部位に最強勇者ロボ軍団の超AIを搭載したガオガイガーだ、これ。「轟雷」を「勇気」に言い換えると、何となくそれっぽくなりそうな気がします(笑。
 目覚めたフレズはいつも通りだったわけですが、心なしかアーテルになるとふくよかな印象が強調されている気がしました。

 そして轟雷回収・・・からのあっという間の帰還withブレーカー。当初は「これまでの轟雷の感情データ収集は終わったから、次は別の轟雷のデータ収集をお願い」とかいう展開が頭をよぎりましたが、平穏無事に終わって何よりでした(汗。
 泣いて涙を流した轟雷にはFA社もかーなーり驚きだったようで。FAガールには無限の可能性が秘められているということを、轟雷もまた証明してくれました。それはきっと轟雷1人ではなしえないことで、あおや他のFAガールと共に過ごした日々があってこその涙だったと思います。



・君に贈るもの
 「君に贈るもの」。それは「源内」というあおの名字でした。名字をもらったことで、これまで以上に家族のようなつながりを感じることとなったあおと轟雷。
 このシーンの轟雷は手書きでした。物語が後半になっていくに連れて、ちょくちょく手書きのFAガールたちが描かれてきましたが、それはきっとFAガールたちがそれまで以上に感情豊かになり、人間に近づいていったことを表わしているのではないかと感じました。単に戦うだけの存在じゃない。人間と共に暮らし、喜び、悲しみや色んな経験を分かち合うことにより、人間に近い、それこそ家族のような存在になっていく。それが「フレームアームズ・ガール」という作品だったと思います。あと、こんなんされたらますます全員作りたくなるじゃないですかー!(汗。

 既に商品としてこの世には数多くの轟雷、スティレット、バーゼラルド、マテリア、迅雷、アーキテクト、フレズヴェルク、そしてラストにチラッと登場したイノセンティアといったFAガールたちが存在しています。それらは一見同じように見えても、人によって作り方も愛で方も様々。
 「源内轟雷」という名前が与えられたことは、単に「あおと轟雷が家族になった」というだけではなく、「説明書どおりに作っても1つとして同じFAガールは存在しない」「あなたの轟雷は、あなただけの轟雷」なのだと言ってくれているような気がしました。うちにいるバーゼラルドとアーキテクトは、私だけのバーゼとアーキテクト。これからも大切にしなきゃなと思うと同時に、ますます他のFAガールたちも作りたくなってきました(笑。

 
 終わってみれば全12話。最初のうちは日常メインだろうと油断していたら、時折見ごたえのあるバトルも描かれ、次第に手書きも増えてFAガールたち、特に轟雷の感情がとても豊かになっていく様を堪能させてもらいました。
 感情は学ぶものではなく経験するもの。数多くの経験があおを、轟雷の日々を充実させていく。あおを含め、全ての登場人物たちがとても愛おしく、愛に溢れていた作品だったと思います。そうでなければ、実際にFAガールを作ってみよう!とまでは思わないでしょうしね。

 本当に、本当に楽しくて、可愛くて、かっこよくて、時々泣けて。FAガールの魅力が溢れていた作品でした。ありがとうございました!


 ・・・で、生まれたてのイノセンティアが感情を知るためにあおの元に送られてきて、轟雷を「お姉ちゃん」と呼ぶ続編はいつになりますかね?(笑。




 あと、うちのバーゼたちとアーキテクトが、組み立て中の迅雷の続きを作ってくれる日はいつ来ますかね?

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