ひびレビ

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ポケスペ 43巻

2013-02-13 07:29:20 | 本・音楽
ちょっと前ですが、ポケットモンスターSPECIALの43巻が発売されたので感想を。

HG・SS編の完結とBW編の開始が描かれた43巻。まずはアルセウスが生み出したディアルガ、パルキア、ギラティナに対抗するべく現れたサカキ、ワタル、ヤナギの3人。ヤナギはセレビィに時の狭間で生かされて、その際にセレビィがルビーのボールに入る瞬間も見ていたそうで。ルビサファ編のラストでセレビィが出てきた時は本当に驚いたものです。
そしてこの時の事も知ったヤナギの呼びかけに応えたワタル。そこへセレビィが知るという薬を求めてサカキも登場。世界を、息子を守るために一時三人で共闘する・・・という流れでした。
それぞれが、それぞれに因縁ある相手。サカキとワタルは言わずもがな、イエロー編でのスオウ島での激闘ですね。ボールを気づかれないように落として転がし、「真下ががら空きだ!」からのスピアーのダブルニードルは忘れられない。ゲーム中だと「ジムリーダーより四天王が強い」という印象でしたが、それを覆すようなサカキの活躍は最高でした。
サカキとヤナギは、マスク・オブ・アイス時代のヤナギがシルバーを連れ去った事、金銀クリスタル編でロケット団残党を操っていた事などでしょう。ワタルとヤナギも同じく金銀クリスタル編での繋がりでしょうね。

そんな初期のラスボス大集合という豪華っぷり。おかげで新幹部4人の影、特にランスの存在感が薄い・・・(汗。時を支配するディアルガの「ときのほうこう」を、時を支配しようとしたヤナギ&ウリムーがあっさり跳ね返すとか、相変わらずこのウリムーは何者なんだかwディアルガの頭にちょこんと乗っている姿は可愛いけれど、この人の手持ちの潜在能力は計り知れません。
ワタルが相手をするのは空間を支配するパルキア。軌道が自在な破壊光線を有するカイリューの相手には相応しいですね。で、サカキがシルバーのリングマでギラティナと・・・ゴースト・ドラゴン相手とやりあうのはさすがというか。

人間に幻滅しかけているアルセウス。そんなアルセウスにもう一度人間に対する希望を持ってもらうため、ゴールドは手持ち全員でバトル。しかし歯が立たず、アルセウスのトゲたろう(トゲピー)に対する目は悲しそう。
ゴールドは自分とトゲたろうとの関係性だと人間に対する希望を持てないと判断し一度は引っ込めるも、再びトゲたろうは戦いの中へ。ゴールドの戻れという指示にも従わないトゲたろう。思えばヤナギやアオギリとの戦いでも補欠にしてきた。ここ一番で信頼していなかったのは自分の方だと気づかされ、ゴールドはトゲたろうを今度こそ戦いに送り出す。そしてトゲチックからトゲキッスへ進化しての「すてみタックル」!その一撃でアルセウスはゴールドたちを認め、伝説の3匹もそれぞれがいる場所へと戻っていった・・・
トゲたろうの「すてみタックル」といえば、シルバーとの戦いでも決め手となった技でした。ワタルから一時的に借り受けたバンギラス相手に放った技。生まれた時からゴールドそっくりなこのトゲピー。カッコいいシーンではあるのですが、目つきの鋭いトゲチックの違和感がw

サカキはセレビィから薬をもらって復活し、ロケット団を復興。ワタルやヤナギに鍛えられたシルバーを待ち受けるそうで。ヤナギは再びチョウジジムへ。何らかの罰は受けるのでしょうけども、今回の働きが良い方向に働くと良いですね。何気に服装がHG・SS仕様でカッコよかったです。最後にマニューラ経由とはいえ、ジムバッジを返すシルバーもまた良し。
ワタルがラムダに敗れたのは、イエローに化けられたからだそうな。そりゃ100まんボルト喰らった相手ですもんねw


ゴールドはクリスの服装について何か言いたい事があるようですが、クリスが恥ずかしがって言わせてくれない。もうお前ら(略。そしてゴールドはレッドとエメラルドのカビゴンの間に生まれたタマゴの孵化へ、シルバーはディレクターの企画書「タウリナーΩ」見たさにゴールドの家に住み着く始末ww
そして物語はダイヤモンド・パール・プラチナ編へ。まさかHG・SS編がその前の話だったとは。40巻のラストからだとHG・SS編の方が後に思えました。短かったですが、久々にゴールドたちがメインだったので嬉しかったですね。折角進化したのだから、エーたろうの活躍がもう少し欲しかったです。個人的にはエイパム時代のゴールドの肩に乗ってるのが好きだったんだけどなぁ。つくづくゴールドにぴったりのポケモンだと思う。
・・・そういえばトゲキッスになったという事は飛行要員が出来たわけで・・・マンたろうはいずこ(汗。


で、もう1つのBW編は初めてのトレーナー戦までで、ホワイトとは出会っておらず。そういえばBWからポケモンの主人公、ジムリーダーの人気が目立ち始めた気がします。もっと早くジムバッジを売って欲しかった。
今回の主人公ブラックは、ポケモンリーグ優勝という夢が常に溢れている少年。何かを考える時はムンナにその夢を食べてもらい、空っぽになったところに情報を組み込んでいく、という流れでした。
面白いのはニックネーム。ゴールドはヒノアラシに対して「背中が爆発しているからバクたろう」、ヒマナッツに対して「生真面目だからキマたろう」といったように、偶然進化後の名前になっていました。それに対してブラックは進化後を調べた上でウォーグルにはワシボンの頃から「ウォー」、ムンナにはムシャーナを見越して「ムシャ」とニックネームをつけたそうな。ただポカブは「今のポカブの強さを認めた」ということで「ポカ」になりましたが。

まだまだ序盤ですが、最初からウォーグルがいたり、珍しくリーグ優勝を目指す主人公なので、どんな活躍・成長をしてくれるのか楽しみです。しかしポケスペとも長い付き合いになってきたなぁ。

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2 コメント

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Unknown (あおい)
2013-03-24 13:10:34
43巻はすごかったですよね。
というか、ゴールドの本音がちょっと見えた気がしました。
アテにされない自分が本当は嫌だったのかな、とか。
マンたろうは空はアレでもまだ海がある!ww
あおいさんへ (アル)
2013-03-25 00:02:06
こんばんは。

>というか、ゴールドの本音がちょっと見えた気がしました。アテにされない自分が本当は嫌だったのかな、とか。
図鑑所有者たちの特性が書かれた手紙を読んだ時も、ゴールドだけの能力が書かれていないと勘違いした時に泣いていましたし、心のどこかでは期待されたかったのでしょうね。ゴールドが孵す者なのは、卵から生まれてくるポケモンに期待を託しているのかもしれません。

>マンたろうは空はアレでもまだ海がある!ww
果たしてニョたろうとマンたろう、どちらが海で活躍できるのか・・・とりあえず大量のテッポウオが前提条件になりそうですw

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