「ペイチェック(報酬)」フィリップ・K・ディック 早川書房
- ペイチェック(1953) ★★
- 2年間働いて大金をもらうはずなのに・・・
- 記憶を奪われて
- 報酬がガラクタに化けた!
- タイムスクープ タイムミラー
- よくまあ、これを映画にしたよね~
- どんな展開や結末だったっけ?
- 観たはずだけど、憶えていないなぁ・・・
- ナニー(1955) ★
- 育児ロボット、ナニー
- 商売敵のナニーはぶっ壊す!
- ジョンの世界(1954) ★★
- ジョンの目に見えていた多重世界は幻ではなく、父親たちのタイムトラベルによって歴史の変った世界だった
- たそがれの朝食(1954) ★
- 未来の戦争兵器の影響で未来へ飛ばされた家
- 死のリスクをとってそこ(戦時社会)での生活を拒否
- 平和な”現在”に戻る
- 「ちゃんと調べておけばよかった。手遅れになる前に」
- 面白いとは思わないのだが、印象には残る作品だった。
- 小さな町(1954) ★★
- 魂(恨み、妬み)をこめて作り上げたミニチェアの町
- 浮気をされた亭主がミニチェアとともに消える
- 消えたのは女房と浮気相手の方だった。
- 父さんもどき(1954) ★
- 虫による入れ替わり侵略
- 傍観者(1954) ★
- 大友克洋風なイメージを感じた
- 政治論争のバカらしさと深刻さ
- 自動工場(1955) ★
- 目的を見失った工場
- 人を活かす事ではなく、高品質の製品を作り続けるだけ。
- 結果を想定できない人間
- 自尊心のためだけに工場破壊を図る
- これも大友克洋風なイメージが楽しいな
- パーキー・パットの日々(1963) ★
- 水爆戦後、人形の「人生ゲーム」に明け暮れる大人たち
- 残念ながら、まだこの作品を読み解く力はないようだ。だが、灰の積もった平原の画像が頭にイメージされた。
- 待機員(1963)作品集「シビュラの目」重複掲載 ★
- 時間飛行士へのささやかな贈り物(1974) ★
- 未来への旅行
- 持ち帰る物質(贈り物)
- 閉じた時間
- 苦しみを与えた世界への贈り物(復讐)
- こんなので時間が閉じるとか納得できないのですが、閉じた時間の中では歴史を変える事はできず・・・
- まだ人間じゃない(1974)作品集「まだ人間じゃない」重複掲載 ★★
- 人口爆発で9兆人・・・
- 胎児はいつから人間か、子供はいつから人間か、魂を持つのは
- 3ヶ月
- 8ヶ月
- 生まれてから
- 目を開けたら
- 歩いたら
- 話したら
- 12歳 魂なんてもともと存在しないよ
- 行政のための法律を担保するための理屈
- 成人試験なんてものを考えた事を思い出した。人の増えすぎた社会では人の命の価値は下がるしかないだろう。
アイデアメモ?落ちが分からない作品が多い。
第2次大戦後だけに、第3次大戦とかをイメージした滅びの世界が多いようだ。それからタイムマシンが好きらしい。
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