2011-03-11~12 避難区域拡大
2011-03-13/15 GMサーベイメータでタイヤを計り、6,000cpm超えたら洗浄
2011-03-14 ヨウ素剤は避難範囲に残っている人にだけ
2011-03-14/16 住民避難用バス、6,000cpm(人と同じ)を超えたものは取り外す。ヘリコプターも。
2011-03-14 13,000cpmがヨウ素による内部被爆だとすると、ヨウ素剤投与基準(等価線量100mSv)になるので、100,000cpmには上げずに据え置いた方がいい。
2011-03-16 ヘリコプターのエンジンルームが26,000~28,000cpm~6,000cpm以上なら洗浄を
2011-03-16 放射性セシウム除去剤の準備~福島第一原発作業員対象、一般人はただちに必要な状況にない。
2011-03-16 避難地域残留者へのヨウ素剤投与
2011-03-17 原子力安全委員会は、ヨウ素剤確保の必要性を助言する立場にない。(福島県は50万人に配布中、更に80万人配りたいが不足しているので政府へ要請)
2011-03-17 ヨウ素剤の使い方は資料を見なさい。
2011-03-19/20/23 ヨウ素剤の2度目の服用が必要になるようなら、服用はさせずに避難をさせる。(健康のため)
2011-03-19 防災業務従事者のヨウ素剤服用、用量厳守!
2011-03-19 緊急被爆医療の基準を100,000cpmに引き上げる。
2011-03-19 放水車両のスクリーニング(汚染地での測定法)
2011-03-20 除染のためのスクリーニングレベルを10,000cpmから100,000cpm(1μSv/h相当)に引き上げる。
2011-03-20 ヘリコプターの除染の緩和
2011-03-24 犬猫も100,000cpmを超えなければ問題なし、超えたら水洗い。
2011-03-24 消防庁からの100,000cpm基準への質問Q&A
2011-04-05 100,000cpmなら一切気にしないで下水と一般廃棄物へ捨てていいよ。
2011-04-06/08/12/26 100,000cpm以下なら屋内退避区域(計画的避難区域)の家畜も自由に移動していいよ。超えても除染して下回ればいいよ。
2011-04-07 防災業務従事者のヨウ素剤服用、連続14日まで。
2011-04-07 木材製品も100,000cpm以下なら問題なし。
03月12日15:30、1号機爆発
03月14日11:01、3号機爆発
03月15日06:10、2号機爆発音、4号機早朝(いつのまにか)爆発、
『屋内退避』
原子力安全委員会も、ちゃんと内部被爆を認識・数量的把握をしていますよね。国会の「委員会」できちんと話せないのはなぜだろう。政府から口を塞がれているのか。それを国民に示すために『助言』を公表したのか。だいたい、摂取制限や出荷規制をするのは内部被爆を避けるためだよね。ますます20mSv/年の根拠が薄らぐ。
03月16日、放射線セシウム除去剤(ラジオガルダーゼ)はかなりの人間に必要だったのではないかと思うのだが、メリットとリスクと経済性で作業員だけを対象にしたのかもしれない。検索すると震災後すぐに日本政府から要請があって2000箱をドイツの製薬会社が送っているらしい。
03月19日、なにがあったのか。13,000cpmを超える人間が続出していたのではないかと推測する。収拾がつかなくなり避難地域の拡大をしなければならないとなると、また政府は批判を浴びることになるので、現状に基準の方を合わせたのではないのか。やはり政治家のほうからの圧力があったのか。
ヨウ素剤については、風向きもあるけれど12日の1号機爆発から数時間以内に投与しなければあまり意味がなかったのではないか(素人の感想です)
で、ヨウ素剤を配ったことで、内部被爆についての警戒感を薄れさせてしまったのではないか。子どもたち(大人も)の甲状腺がんを防いだつもりになっているんじゃないのか。内部被爆によるほかの影響を忘れてしまったのではないか。
03月17日の『助言する立場にない』あたりから原子力安全委員会の責任逃れが始まったのか、不親切になっているじゃないか!政府の態度、やり方に賛同できなくなって心底協力できなくなったのか。この日にあったことと言えば、仙谷由人官房副長官の誕生ではないか。仙谷さん・・・いきなりなにかやったのか。
04月07日、これは・・・こういうことをやってしまうから、日本製品の輸出に影響が出るんじゃないか!もっときちんとした管理指針を出すべきだろう。99,000cpmの製品が家にあったらどうですか。健康被害が出ますよね。
自治体に配布されている緊急被ばく医療ポケットブックには甲状腺検査の手法が記載されています。そこではGM管(ガイガーカウンター)ではなくNaIシンチレーション式線量計を使い、検出部を喉に押し当てて計測、バックグランドを差し引くという手順です。検出値はcpmではなく、μSv/hで管理します。(空間線量率とは意味が異なります)
この検査は3月下旬に県内各地の避難所で行われ、1000人以上の被験者のうち何らかの値が検出されたのは45%に留まり、甲状腺等価線量を計算できたのは数名のみ、最大値で35mSvという値でした。
つまり、最適なタイミングで安定ヨウ素剤を服用し、甲状腺被ばくを全て防ぐことができたとしてもそのメリットは副作用のデメリットを下回り、服用するべきではなかったレベルということです。
何よりもその危険性が指摘されているのに基準の大幅引き上げって、怪しいじゃん。
1000人以上の45%で検出されたという発表は、矮小化しようとしていた時期の話としてはかなり怪しいと思うのね。
そんなことをまともに信じるようなお人よしってどうよ。
大丈夫そうな人間を集めて調べても45%、そういう人の中でも35mSvと考えた方がいいんじゃない?
ヨウ素剤を自治体には配ったけど、それをどうするのか上から指示がなかったから結局、ほとんど服用されなかった。その部分の責任をごまかすように、国も地方も都合のいい発表しかしてないんでしょ。
で、3ヶ月以上経てば、もう調べようが無くて逃げ切れると。
ヨウ素剤について指示がなかったのは問題ですが、結果的には配布は必要なかった(するべきでなかった)というのは明らかであり、そのことは空間線量率の計測値や牛乳や野菜などの速やかな摂取制限が行われたことから、当初より予測されていました。
行われた検査の詳細、どういう対象であったか、更にその結果をどう評価するか等はその経緯を含めて公開されています。報道されたものを受け取るだけでなく、自分で調べてみたらより深く理解できることも増えると思いますよ。
ああ、こわいこわい。