きょくたN日常事態宣言

パンデミック
ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

20161112

2016年11月12日 19時28分20秒 | ニュース7

2016年11月12日(土) NHKニュース7

  • 韓国 大規模抗議集会、22万人「パククネ退陣!」~
  • 東京立川、病院敷地内の歩道に83歳女性運転の車が突っ込み2人死亡
  • トランプ次期大統領、政権発足へ向け準備本格化
  • 日印原子力協定署名、新幹線も売り込み~
  • 落下物による事故 5年間で人身事故565件、7人死亡、44人大けが~ドライバーの教育不足~
  • 東日本大震災「集中復興期間」終了 新たな対応求められる
  • NHK紅白歌合戦、司会者発表
  • プロゴルフ男子ツアー 松山英樹、決勝第3ラウンドもトップキープ~2位との差を広げる~20アンダー
  • 体操全日本団体選手権 日体大3連覇(女子)
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「題未定」安部公房

2016年11月12日 18時30分18秒 | 読書とか

「題未定 安部公房初期短編集」安部公房 2013新潮社
「天使」原稿発見

「天使」を書いた時、まだガルシア・マルケスの「落ち葉」は読んでなかったんだな。

わけがわかりませんが、認識をずらすと何かが見える気がします。

後の作品は全集で読んでいるのでパスしましたが、『安部公房』をもう一度読み直そうという気になったら、こっちで読むかもしれない。

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「安部公房伝」安部ねり

2016年11月12日 17時17分17秒 | 読書とか

「安部公房伝」安部ねり 2011新潮社

もうちょっと出版を待てば、「天使」の原稿が見つかって同時発表できたのに。まあ、「天使」のおかげでこの本もまた売れただろうけど、同時の方が売れただろうね。山口果林の「安部公房とわたし」も同時ならもっと面白かったかも。

山口果林の名前は一切出てこない。『安部公房伝』なのに。真知さん(奥さん)と同じくらい一緒にいた愛人(恋人)なのに。

この本は「安部公房全集(全30巻)」を読むための解説資料・メモだと思うよ。これを先に読んでいたらずっと読みやすくて楽しめただろう。これから全集にトライしようという人はこの本を先に読むべきだよ。対談とかに出てくるのは、若い人なんか文芸マニアじゃなきゃ知らない人たちばっかだから。
できれば年表をつけてほしかったな。

母ヨリミも小説を書いたことがあるとか、亀太郎おじの存在とか。このキャラクターたちは百田尚樹に書かせれば面白かっただろうな。『殉愛』なんて偽ノンフィクションを書いてないで、こっちの仕事をすればよかったのに。

『北軽井沢(群馬県)』は「軽井沢(長野県)じゃない!」って言われますが、文化人たちの避暑地は北軽の方だったようですね。なるほど、安部公房は当然『北』ですよね。

あとね、新しい物好きの公房の意見を取り入れてラップトップワープロ「文豪」が作られたってか。その「文豪」はつまり、公房のことなのな。
車のチェーンとかも。

最後、「おわりに」で『言葉』を語っておわるのが「安部公房伝」として正解に見えた。

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「安部公房とわたし」山口果林

2016年11月12日 12時12分12秒 | 読書とか

「安部公房とわたし」山口果林 2013講談社

安部公房というから新潮社かと思ったら講談社だった。ああ、なるほど、いろいろとしがらみ(反発)があるのね。やらかしちゃったということになっているんだな。きっと。いや、やらかしていたんだけどさ。真知さんも亡くなっているから大丈夫かと思ったら、ねりさんが2011年に『安部公房伝』とかいうのを新潮社から出してるんだ。ふ~ん、いや~でも、新潮社としてはどちらも独占したいところじゃないの?そうはいかないのか。うん、やっぱ、確執はどちらにもあるということかな。

安部公房という教祖をイメージした。わかるはずのないものを追いかけて終わるはずのない関係へ~とか。思ったよ。
そして、安部公房側からしたら、創作の行き詰まり解消のために始めた浮気じゃないかと。で、はまり込んで演劇に逃げると。その演劇、安部スタジオも果林が抜けるだけで休眠でしょ。まあ、『密会』とかその後の作品には果林の影響があったと思うし、創作の糧にはなったのかもね。

それにしても果林さん、安部公房から文章の指導を受けたとは思えない下手さだよね、文章自体も構成も。この本はMEMOだろ。
たぶん、言えないことが多くてこんな形になっちゃったんだろうな。真知さんやねりさんに言いたいことが山ほどありそう。怖っ。

金の話がところどころ出てくるんだけど、「私が払った」「私は知らない」がうしろめたさを示すのかもね。いや、公房の親族から言われていることが想像できるか。
あ、それにこれ、年金を受け取る年齢になったからこの本も引き受けたんじゃない?『年金すくねー!』ってびっくりしての小遣い稼ぎで。安部公房が亡くなって20年という節目だと言い訳もできるし。

受験の失敗から始まった安部公房との出会い。
失恋のすぐ後から公房が亡くなるまでの付き合い。

奥さんと別居してからも会う時間が変わらなかったということは、安部公房は奥さんとも別居後もうまくやっていたんじゃないの?果林が知らないだけで。きっとそうだわ。だよねえ、安部公房が亡くなってその年のうちに真知さんも亡くなっているらしいしさ。

新潮社が安部公房にノーベル賞をとらせるつもりで、スキャンダルを避けるために真知さんも果林さんも我慢していたってことかな。そのほかの関係者たちも見ないふりをしていたのはそこなのか。

果林さんは非常にドライなんだわ。損得勘定もうまいんだわ。安部公房を超える男が現れなかったんだな。現れたらとっとと乗り換えてたね。ってか、本人が思っている以上に安部公房のことは知れ渡っていたんじゃないの?だから男たちは手を出そうとしないとか。
だいたい親に言われなきゃ二股平気な女だったんだから。

で、夫婦が共犯者に例えられるように、公房と果林の関係もそれこそ共犯者だったろう。なので、この本は『共犯者 安部公房』というタイトルにでもすれば、もう少し内容も変わったのではないだろうか。ノーベル賞をめぐって他の関係者たちも含めて『共犯者』という意味で。

 

丸山健二がかっこいい「誰ですか、あなた?」と作品を褒めようとした安部公房に。なので、「夏の流れ」と「惑星の泉」は読んでみたい。もちろん、ねりさんの『安部公房伝』もだな。

※2012年に発見された安部公房の「天使」は全集に収録されていないってことだな。
で、「天使」の発見による安部公房人気にあやかって、この本も出版されたのか。なるほど。

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