電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

恩師の葬儀に出席

2005年01月23日 11時24分11秒 | Weblog
寒い朝、恩師の葬儀に出席するため、隣県まで出かけた。昨年の夏にお会いしたときは、抗ガン剤イレッサが適合する型だったとかで、手術不能の末期肺ガンにもかかわらずたいへんお元気だったが、高齢に伴う体力の低下で、ついに天に召されたとのこと。大学関係者と教会関係者が多く集まった教会で、お世話になった恩師に最後のお別れをしてきた。オルガンの響きがたいへん素晴らしく、故人が愛唱した讃美歌520番を歌いながら、壮年の頃の遺影を前にして、色々なことを思い出した。
午後3時になると「さあ、お茶にしよう」と、研究室でコーヒーをいただく習慣だったこと、カメラマニアで鉄道マニア、LPレコードをこよなく愛し、卒業時にハイドンのオラトリオ「四季」のレコードをいただいたこと、最近の仕事の話をきいてもらったこと、毎年送っていた季節の果物を楽しみに喜んでおられたこと、などなど。
困っている若い学生を助けることに労を惜しまない先生だった。本当に悲しいことだが、ほとんど苦しむことなく昇天されたことを幸とすべきなのだろう。
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