地下鉄サリン事件などで警察庁から特別手配を受け、川崎市の潜伏先から逃走していたオウム真理教の元信者、高橋克也容疑者(54)が15日、東京都大田区内のJR蒲田駅近くの漫画喫茶で発見された。警視庁は高橋容疑者と確認し、殺人容疑などで逮捕した。6月3日の菊地直子容疑者(40)の逮捕をきっかけに潜伏先が判明。翌日に捜査員が現場にかけつけたものの、直前に姿を消した高橋容疑者だったが、11日に及ぶ逃亡劇の末の逮捕となった。
オウム関連事件での特別手配者の逮捕は今年に入って、1月の平田信被告(47)、菊地容疑者に続き3人目。事件から17年を経てようやく特別手配の19人全員が逮捕されることになった。
「似た男がいる」と通報を受けた捜査員が、漫画喫茶に向かい、店を出てきた高橋容疑者に職務質問。本人と認めたため、蒲田署に任意同行し、午前11時10分に逮捕した。
逮捕後の調べに高橋容疑者は、地下鉄サリン事件については「幹部の指示でやりました」。事件の狙いについては「一部知らなかったこともあります」などと供述しているという。「キャリーバッグは鶴見駅(横浜市鶴見区)のコインロッカーに入れた」と話している。
高橋容疑者は、井上嘉浩死刑囚(42)がトップを務めた教団の非公然部隊「諜報(ちょうほう)省」に所属。95年3月の地下鉄サリン事件と同年2月の目黒公証役場事務長監禁致死事件で警察庁が特別手配。ほかに東京都知事宛ての郵便物爆弾事件などで逮捕状が出ている。
地下鉄サリン事件では散布役の豊田亨死刑囚(44)の送迎役を務めたとされる。警視庁は全容解明を目指すとともに、17年に及ぶ逃走生活の実態を調べる。
高橋容疑者は96年11月ごろまで埼玉県所沢市のマンションで、菊地容疑者らと潜伏していたことが確認されて以降、行方が分からなかった。今年6月3日に菊地容疑者についての潜伏情報が寄せられ、相模原市で菊地容疑者を逮捕。供述などから高橋容疑者が「櫻井信哉」の偽名で川崎市に住んでいたことをつかんだ。勤め先だった市内の建設会社の社員寮を割り出し、今月4日に踏み込んだが、すでに逃走していた。
警視庁は金融機関の防犯カメラの画像などを次々と公開、全国の警察本部が駅やホテルなどの警戒を強化するなど、高橋容疑者を追い込む捜査を進めてきた。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120615-00000031-mai-soci)
まずは逮捕されてよかった。
「この顔にピンと来たら110番」
オウム関連事件の特別手配者3人の顔写真が長い間張り出されていた。
しかし今年に入ってばたばたとすべてが逮捕された。
結局潜伏先から隣の市の漫画喫茶で逮捕、しかも4日の発覚から今日まで何軒かの漫画喫茶等に潜伏していた模様。しかもファミリーレストランで食事していたという情報もあるらしい。
もっとこそこそするような気がするけれども、そんなものなのかなぁ。
これで新しい事実が判明すればいいのだが……。
知っていることを全部喋って欲しい。
2190号