ぼけ~~~っと人生充電記!

こんな時だから、こんな時だからこそ、色んな事を書き残していきます。

大阪地方裁判所に傍聴~16~(寝屋川中1殺害【3】)

2018-11-19 23:59:59 | 裁判傍聴
木曜に引き続き(参照 11/15 4354号)、寝屋川中1殺害事件公判を傍聴。
今回も運良く傍聴券が当たった。

今回は前回の鑑定人質問の続きと被告人質問、精神鑑定人への質問。
やっぱり一方からの意見ばっかり聴いてたらあかんな。
弁護人からの被告人質問で何が起こったのか、イメージができていたが、検察からの質問でそれが不自然ということがわかった。
どちらが真実か、、。
最後の方で検察から新証拠が提出された。
それは被告人の犯罪歴。前科七犯ぐらいだったかな。
初犯はもちろん執行猶予が出たが、その猶予期間が満了する以前に早くも犯罪を犯して実刑。
そしてそこからは出所→犯罪→務所暮らしの繰り返し。
前回は確か懲役12年ぐらいだったか、長かったように記憶しているが、出所後は福島除染の仕事を真面目にしていた模様。
それが休暇で大阪に帰ってきて今回の事件を起こした。

それにしてもやはり人ひとりの命が掛かっているから、裁判員は本当に真面目に真剣に取り組んでいた。
大変な仕事やな。
弁護人には「死刑を回避するために荒唐無稽なストーリーを作っている」なんてことはしていないように期待したい。

お昼は作って持っていったお弁当を食べた。
一日仕事で辛かった。よく寝た。

さて明日は被害者家族が被告人に質問する。
行きたいがちょっといけないな。
判決は行きたいなぁ。
                           4358号
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大阪地方裁判所に傍聴~15~(寝屋川中1殺害【2】)

2018-11-15 23:59:59 | 裁判傍聴
寝屋川中1殺害事件公判を傍聴すべく月曜に行ったが裁判が開かれておらず(参照 11/12 4351号)、本日仕切り直し。
傍聴券を並びそして抽選。待ってると10分が長い。
「当たった!!」
当選率は1/2ぐらいかなぁ。
こういうの、だいたいにおいて外れるが運良く当たったなぁ。

さて本日は責任能力に関係する、鑑定人質問の日。
検察が頼んだ鑑定人に検察、弁護人、、主に弁護人が質問していた。
女性の鑑定人でまだ若い感じ。声だけ聞くと20代?実物を見ても30代か、行って40代前半。
つまりは若いということ。鑑定書も間違いがあって出し直しがあった模様。
弁護人はその辺のところを執拗に突く。
鑑定人がムッとする場面もあった。「、、、、は非常に不愉快です」といったような。

お昼は地下の食堂に行った。もう行くことはないと思う。

午後は続きと弁護人が依頼した鑑定人の報告及び質問。
つまり検察官の用意した鑑定人(被告人はASDではない)とは逆の結果を持ってきていた。
しかし話を聞いていたら結局のところ、0か1、○かXでは両極端に分かれるが、詳細に見たらさほど違いはないような気がした。
0.9と1,1で○とXに別れたって感じかな。
被告人がASDであるとした弁護士側鑑定人に「被告人のASDの軽重を聞きたい。被告人に責任能力があるかないのか聞きたい。」と感じた。

次は月曜日。さて行こうか、どうしようかな。
                           4354号
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大阪地方裁判所に傍聴~14~(寝屋川中1殺害【1】)

2018-11-12 23:59:59 | 裁判傍聴
寝屋川中1殺害初公判
突然土下座、泣いて謝罪も

 「経緯はどうであれ、私が死の結果を招いてしまった。申し訳ありませんでした」。大阪府寝屋川市の中学1年の男女に対する殺人罪に問われた山田浩二被告(48)は1日、大阪地裁での初公判で突然土下座し、謝罪の言葉を口にした。若い2人の命が奪われ、社会を震撼(しんかん)させた事件から3年。謝罪の言葉はあった一方で、殺意を否認した被告側と、検察側が全面対決する構図が明らかになった。
 地裁で最も大きい201号法廷。検察官席と傍聴席の間にはついたてが設置され、犠牲になった平田奈津美さん(当時13歳)と星野凌斗(りょうと)さん(同12歳)の遺族らが傍聴したとみられる。
 午前10時、法廷に入った山田被告は坊主頭で頬がこけており、緑色のシャツとズボン姿。被告席に座り、風呂敷から書類の束を取り出した。
 裁判長に証言台に立つよう促されると、ついたての方を向き、「ご遺族がいるので」と話し出した。崩れるように土下座し「ごめんなさい」と声を震わせ、おえつした。裁判長に制止され、弁護士もやめるように背中をたたいたが、興奮はおさまらず、ハンカチで顔をぬぐい、泣きながら謝罪を繰り返した。
 一方で、検察官の起訴状朗読が終わると、机上のマイクを握りしめ「起訴状の公訴事実は違います。殺意はありません」と明確に否認した。平田さんについては「気が付いたら、私の手が平田さんの首に触れていました。この時に亡くなったような気がします」と話した。
 初公判を前に、2人を知る人からは真相解明を願う声が聞かれた。寝屋川市の戸塚正樹さん(46)は、事件前夜にコンビニエンスストアで2人に声をかけており、「警察に連絡していれば、事件に巻き込まれなかったのでは」と今も悔やむ。山田被告に対しては「自分の口で真実を語ってほしい」と求めた。
 この日は435人が51枚の傍聴券を求め、列を作った。2人の近所に住んでいた寝屋川市の会社員の男性(44)は「自分にも小学生の子どもがいるので、人ごとではない。被告は2人と一緒にいたことを認めるのなら、せめて何があったのか話すべきだ」。吹田市の会社員、井上朋子さん(24)は「なぜ2人が亡くならなければならなかったのか。被告が何を語るのか、聞きたい」と話した。
(https://mainichi.jp/articles/20181101/k00/00e/040/304000c 毎日新聞2018年11月1日 12時14分(最終更新 11月1日 13時15分)


週末の昼にこの土下座事件を聞いた。
「はあ?死刑になりたくないだけの、ただのパフォーマンス」と感じ怒りがふつふつと、、、。
夜に第二報を聞いた時にそもそもの事件が寝屋川中1殺害事件と知り、怒りがマックスに!!
これは大阪地方裁判所に傍聴に行くしかないと昨夜HPを調べてみると、「本日10時から裁判があり傍聴券が9時05分から配布が始まる」と知り、朝9時には裁判所に着いた。
ところが警備のおっちゃんから「今日は傍聴券配布裁判はない」と聞き「ん?」って感じ。
今日開かれる裁判一覧を調べてみると10時から裁判員裁判が開かれる。
「人気がなく傍聴券を配るまでもないと判断した」と思い込み10時からこの裁判を傍聴することにした。

3つに分かれている傍聴席の真ん中後ろにに座ったが、右部分と中央前部分にポツポツと座る方々はどう見ても、、、、。
程なく裁判所職員が傍聴席に向かって「当裁判は裁判員裁判です。裁判員を威嚇したりしないように、、、」といった趣旨のことを言った。
もう左しか見ていなかった。後ろを振り向いた人と目があったりしたら、、、。
ドキドキしながらも裁判が始まった。
寝屋川中1殺害ではなかった。

50分ほどして休憩となったことを幸いにすかさず退散。
何にもされていないけど「あ〜、怖かった。」

この裁判は表に出せない金塊を換金するという情報をゲットした暴力団の人がグループを組んで換金後の現金強奪を計画し、、、みたいな事件。
帰宅後、HPで調べてみると『営利略取,監禁,住居侵入,強盗致傷(事件番号 平成30年(わ)第1789号)』だった。
寝屋川中1殺害は中止になったんかな?
木曜日行こうか、どうしようか、、。

                           4351号
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大阪地方裁判所に傍聴~13~

2008-03-31 21:35:39 | 裁判傍聴
淀川事件(前回3/4 438号)の判決日。
尿管結石であんまり体調が良くない中、行って来た。

ん?少し行列が出来ている、傍聴抽選券を配り出した。寒い風が吹く中、抽選時間を待つ。どんどん行列が延びる。早くせ~~や! 
前の方で待ってんのに……。早いもん勝ちでええやんけ!
やっとこさ抽選。
なんとなくこうなるだろうなあって感じていた。

はずれた……

10人で2~3人が落ちるぐらいの確率。
11414も11416もあったのに11415はなかった。
が~~~~っかり……。
前回あんな事件があったから注目を浴びたんかなあ、、
何回か傍聴していた者には優先して席を与えて欲しいもんやわ!

ほんまが~~~っかり……。
法廷まで行ってみるとどえらい厳重にチェックが行われていた。
バックを開けられボディチェックもしっかりと……。前回の事件の影響かな?チェック受けたかったな……。

で、判決は求刑通り懲役5年以上10年以下の実刑やったみたい。
当然やな。
今、被告人は17才。10年でも27才で出所か……。
短いなあ。 
                      記念450号
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大阪地方裁判所に傍聴~12~

2008-03-04 21:50:47 | 裁判傍聴
淀川事件(前回1/28 420号)の遺族意見陳述、論告求刑と最終弁論があった。法廷に入ると被告人席の前に衝立がある。 こんな事は初めてなので傍聴人に見せられない証人が来るんかな?と思っていたら、程なく衝立が外されそこには被告人がいた。まだ未成年である被告人の、手錠をかけられた姿を傍聴人に見せられないとの判断によるものと思われる。遺族意見陳述は被害者の母親が交通渋滞のため30分程遅れ、15分はDVDで被害者の生立ちを流し、15分は母親待ちの閉廷となった。

被害者の母親による遺族意見陳述は、被害者である子を返せ!とか被告人にも同じ思いをさせてやりたいとか至極当然の意見であった。もっと言いたいこと、本当に言いたいことがあったように思ったのは、陳述が終わり後ろに座る被告人の顔を睨みつける被害者の母親を見た時であった。
「被告人は全く反省していない」とも被害者の母親は言った。それは今までこの裁判を傍聴してきた私もそう思う。

求刑は5年以上10年以下の懲役、木刀没収。
う~~~ん、こんなもんかなあ……。未成年で初犯、リンチ事件の主犯。う~~~ん、、でも納得いかんなあ、、軽いなあ。

それに対して弁護人は、「本件は傷害致死に止まり家裁送致が妥当」とする。首を傾げてしまう箇所が何度もあった。途中、被害者の叔母?辺りから「殺してるやんけ!!」と抗議の声が上がった。殺意はなかった、被告人は反省している、と言われても納得できないのは当り前。

最後に言いたいことは?の裁判長からの問いに対し、「反省している、被害者に対し申し訳ない」と言う被告人の冷静で鷹揚のない話し方、単に言わされているとしか思えない話し方、第三者的な言葉、気持ちが全然伝わらない言葉、そこからは反省しているとは全く汲み取れない。それがさっきの被害者の叔母?に火をつけたのか??

今日で結審。次回は判決、3月31日13時30分。

「では閉廷します。傍聴人から退廷してください。」の裁判長の声でぞろぞろ出て行こうとすると、「これで終わりと思うなよ!」「(刑務所から)早よ出て来い!」と被害者の叔母?の怒鳴る声。 そして被害者の兄弟?か従兄弟?が傍聴席と法廷の仕切りを足で蹴り被告人を睨みつけ何やら喚く。回りの者が押さえて外に。被告人の目つきと何やら口を動かしたのを見逃さなかった被害者の叔母?は傍聴席前まで詰め寄り「言いたいことがあるんか?」と怒鳴る。
この間、裁判長は何か言ってたんかなあ?まあ、こんな修羅場は初めて見たから驚いたけど、多分よくあることやろなあ。これが近代裁判?とも感じたけど、怒鳴りたい気持ちも分かる。


よくあることではなかった。 怒鳴ることはあっても足蹴りすることは前代未聞のようだ。21時前のNHKのニュースで流れた。被害者の従兄弟が被告席の被告人を蹴り上げたって……。裁判所はこの被害者の従兄弟を傷害で告訴するということだ。そういえば取り押さえられながら「未熟者ですから」って言ってたなあ。未熟者では収まらへんかったか……。暴力はアカンってことやな。しかし今思い出しても、被告人の目つきが忘れられない。不満いっぱいのあの鋭い目つきを……。


次回は判決、厳罰に処して欲しい。      
                         438号
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大阪地方裁判所に傍聴~11~

2008-01-28 19:12:17 | 裁判傍聴
淀川事件(前回1/24 417号)の続きを見に朝から行って来た。寒い中、傍聴券を貰うために並ぶ。 10人程しか並んでおらず、邪魔にならないんだから建物の中に並ぶとか柔軟な対応があってもええんとちゃうんか?と内心怒りながら傍聴券を片手に7Fに行くと「傘は法廷に持って入れない、1Fの傘置き場へ……。」ということ。
だったらしっかり1Fに書いとけや!
1Fのエレベーター前のおっさん、一言あってもええやろ!
傍聴券配っていたおっさんも一言あってもええやろ!
寒い中、傍聴券貰いに並んでいた間に注意事項ということで一言あってもええやろ!
なんで最終段階になって注意するねん!
そやから公務員はアカンって言われるねん!あんたらにしたら毎日のことで常識かもしれんけど、こっちにしたら常識でも何でもあらへん!そら傘を使用して濡れていたら傘置きに入れておかなあかんのは分かるけど、まだ雨降ってへんねん、使用前で濡れてへんのに……あ~~も~~~腹立つ!!


裁判は被告人質問が行われ、証拠調べが本日終了。
「殴って解決しようとしたことが悪かった。」、「(暴力について)事件前からよくないことと思っていた。」と被告人。でも本当にそう思っているんかは分からなかった。
それと私は今日分かったことなんやけど、驚くことが判明した。
それは……
レイプはなかった……
そしてそのことについては今では被告人も理解しているということ。じゃあ、この事件って一体なんやの?必要なかったんとちゃうの?被害者遺族からしたら傷口に塩を塗るような事実やと思う。

次回は論告弁論。日程は2月18日→26日→25日→28日→3月3日と変化していき結局3月4日午前10時からに落ち着いた。え?1ヶ月以上先やん! 当分裁判所には行かんな……。
そう思うと寂しいわ。         
                         420号
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大阪地方裁判所に傍聴~10~

2008-01-24 23:57:00 | 裁判傍聴
先週(1/17 413号)の淀川事件の続きを聞きに地裁へ。少し遅れ着いた時にはもう始まっていた。検察官の被告人質問、それと情状証人~被告人の両親~への質問が今日行われた。
彼女をレイプされとにかくしばきたかった、相手が死ぬとは思っていなかったし、そもそもそんなことは考えなかった。
(共犯の友人が)殴る前に取り上げた被害者の携帯を「返そうとは思わなかったのか?」といった検察官の質問に対し、「携帯を取り上げたことも忘れていたし、どついた相手の携帯をわざわざ返してあげる程親切な人間はいない。」と被告人。まあそれはそうやなあ、と思わず頷いてしまった。傷害で捕まることを覚悟して行ったしばきーリンチ。案外、冷静やったんかなあ、って感じた。

両親による情状質問で、母親が幼児虐待を行っていたこと、被告人には前科があること、また被害者遺族への慰謝料が今現在150万しか用意できないことがわかった。「できる範囲内で……。」とはいうけど150万ではあまりにも少なすぎると思った。しかし両親は離婚しており母子家庭で生活保護を受けている状態なら仕方なく、150万(母親100万、父親50万)でもやっとやとは思う。 
でも、う~~ん、、父親が証言していた、「立場が変わったら、怒るし(150万は)到底納得できない。」というのが衆人が感じたところやと思う。
でも今回は被告人の気持ちを聞くことができよかったと思う。

今日は傍聴人が多かった。何やらおばはんの裁判所見学隊が組織されていたみたいでちょこちょこ入ったり出たり、このような傍聴券を出すような重要裁判は出入り制限にしたらええんとちゃうかなあ。気が散ってしょうがなかったわ! 次回は28日月曜日。ちょっと行けんなあ、、、

15時過ぎに終わり、7階から6階に移るも1室しか法廷が開かれていなかった。2時間程審理時間を取っている詐欺の事件で、今日は検察官による被告人質問。被告人が証言している警察・検察の不当取調べに関する質問が大半を占め、起訴されている詐欺の内容に対する質問の多くは次回となった。なんか長く時間のかかりそうな事件みたい。これをおっかけるのはやめようっと!

それにしても寒い……ちめたい一日やった。
明日も……かな、、。
                         417号
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大阪地方裁判所に傍聴~9~

2008-01-17 22:22:01 | 裁判傍聴
1週間前の前回(1/10 408号)の裁判ー淀川事件ーの続きを傍聴するため昼から裁判所に向う。前回同様、傍聴券を配ってたけど余っていた。
裁判は検察官の調書朗読が30分強続き、それだけで疲れてしもた。でもやはりリンチ場面になると思わずため息が出てもうた。目が鋭くなり首を傾げてしまう。そこまで何で?と思う。

それが終わり被告人質問。検察官が読み上げた調書と変わらぬ内容。でも被告人本人の口から聞くとまた感じ方が違ってきた。

16歳。

そう16歳の考え方ってこんなもんなんやろかなあって!まあ、弁護士からの入れ知恵もあって作っている部分もあると思うけれども、それでもこんなもんかあって思う。
5つ上の先輩。言うことを聞かなければならない地元の先輩。でも恐い人ではないと言う。恐いのは3こ上の先輩、こいつが何をするか分からない。だから5つ上の先輩に逆らったら、3こ上の先輩の手下が痛めつけにやってくるという。そういった組織、地元の悪い奴らの上下関係が出来上がっていてその中にこの被告人もいた。
この被告人、か~っとなって自分の彼女をレイプした(被害者の)男をしばいてやりたい、と思ったという。捕まることを覚悟していて、傷害で6ヶ月少年院に入ればいい、それが納得できるぐらいしばいてやろうと思った、決して殺してやりたいとは思わなかった、死ぬとは思わなかったという。

ひん死の状態の被害者を淀川に突き落とす、次に引きずり出し、捨てられたバイクにくくり付け、再度淀川に落とす。被害者は川から顔だけ出し、「許してください」と言ったという。この辺のことは5つ上の先輩の指示に従った、自分は充分しばいて満足しこんなことをするのは面倒くさいと思ったと証言。

これを書いていてもため息が出てくる。弁護人はあくまで殺意はなく傷害致死でいこうとしているのがありあり。だから「殺す」という単語には前回証人質問の時と同様、とても敏感に反応していた。「その時言った『殺す』という言葉はどういう意味ですか?」「では本当に『人を殺す』という意味ではなく、、、」と言った具合。
次回は検察官からの質問。この辺のところを、殺意があったか否かを突いてくるんだろうな。

今日は15時過ぎに終わった。案外早かった。
で、高裁に行き法廷に入る。すると弁護士待ちの状態。そう、時間なのに来てないみたい。そこから数分後、慌てふためき弁護士が飛込んできた。ちゃんと時間守りや!
裁判は判決、控訴棄却。で、判決理由の読み上げが長かったぁ~~!1時間以上かかった。おかげでよく眠れた……。すみません。
判決を読上げ、裁判長が退席しようとすると同時に、弁護士は被告人にまた接見に行くとか何とか言い残し法廷を飛び出て廊下を走り去って行った。よっぽど何かがあるんやろうけど、「遅く来て早く帰る」というのはダメな社員の代名詞。気をつけや~~!

来週も行きます、たぶん。
                         413号
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大阪地方裁判所に傍聴~8~

2008-01-10 22:35:32 | 裁判傍聴
前回(11/29 387号)から1ヶ月強。
今日はおっかけ裁判の判決の日。最初に行ったのが8月23日(参照 341号)、その時に見た初公判の業務上過失傷害事件を今日まで1回も見過ごさず、よく追っかけたなあ、しみじみ思う。
で、判決は……

禁固8月 執行猶予3年

完全に被告の主張が入れられず有罪判決となった。まあ妥当なところやね。
判決後、被告が検察官の元に何やら聞きに行っていたけど、これからすぐ次の裁判があるとかで話ができなかった模様。何を聞きたかったんやろか?手続とかやったら弁護士に聞けばええのに……。でも多分そんなことを聞きたかったんとちゃうやろか?
あんな老弁護士、さっさと替えたらよかったのに……。ほんま毎回思ったわ!


同じ時間から始まっていた、引換券を貰っていた殺人事件ー「淀川事件」を7階に傍聴しにいく。

大阪市旭区の淀川で、同市東淀川区のとび職江口時斗さん(16)が殺害され、ミニバイクにつながれた遺体で見つかった事件で、大阪府警旭署捜査本部は28日未明、死体遺棄容疑で逮捕状を取り行方を追っていた同市城東区の会社員少年(16)を逮捕した。 調べでは、会社員少年は23日深夜から24日朝にかけ、同市鶴見区のとび職少年(16)=同容疑で逮捕=と共謀し、江口さんの遺体を放置してあったミニバイクにワイヤで結び。
[ 2007年2月28日6時6分 (http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/kids.html?d=17fuji42619&cat=7&typ=t) ]

この事件やった。今日は証人尋問の日やった。一人は共犯者、もう一人は小学校からの親友。この親友、とてもええ人やった。人間ができてる。しっかりしてたし、優しさを感じた。でもこの親友、事件のときは飲み屋で飲んでたということ……。
「働いてるからって酒は二十歳から」って裁判長は注意せんかった、なんでやろか?
次回公判は来週。新おっかけ裁判にすっか……。
行こかな。             
                         408号
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大阪地方裁判所に傍聴~7~

2007-11-29 20:48:20 | 裁判傍聴
何かとっても慣れてきて感動が少なくなってきた。
手錠をはめて入廷してくる被告人を見ても「ふ~~ん」程度にしか思わんし、覚せい剤に侵され手を振るわしている人を見ても「へ~」ぐらいにしか感じんし、ほんま慣れって恐いね!

太陽ファイナンスっていう違法な金貸し屋の社員2名が被告人の裁判、求刑が2年の罰金100万と1年6ヶ月の50万と言い渡され、何かきついなあって思った。この裁判の裁判長も検察官もとても優しいーつまり今日の被告人に対する質問を聞いていると優しいな~って感じていたのに、いざ求刑となると検察官、めちゃ厳しかった。催促の時に怒鳴ったりせず、でも法外な利息を取るという手口でお年寄りとかが被害を受けているので妥当かもしれんけど、う~~~ん、、やはり重たい求刑のように思った。


追っかけ裁判の方は本日論告求刑。
淀みなくスラスラとはっきりと読み上げる検察官。理路整然、とっても説得力が有り、被告人の述べていることは偽りであるといわれても仕方がない。納得の禁固8ヶ月の求刑。
なのに弁護人の老弁護士はというとダラダラ気味で首を傾げる箇所が少なからずあった。目撃者の証言に対して目撃者には思い込みがあったと指摘していたが、ではなぜその部分を証人たる目撃者に質問しなかったのか?
いや老弁護士の話を聞いていると「なるほど!」と思ってしまう箇所がいくらか出て来て「そうも言えるなあ」と感心してしまった。じゃあなぜ今日までの裁判でそこを突かんかったんか?これまでの裁判と今日の主張はあまりにも違い過ぎて不思議な気さえした。やはりこの老弁護士、さっさと辞めてもらう方がよかったのでは?


5階の民事をのぞくと一番端の法廷しかやっていなかった。入ると若い裁判長から「この法廷は非公開です」と注意を受けた。

非公開やったら非公開って書いとけ!!

でも非公開の裁判ってあるんやね~。
追っかけ裁判の判決は来年。
でも今年は後1回ぐらい行こうかな……。
                         387号
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