鳩山由紀夫首相は21日、10年度税制改正の最大の焦点となっているガソリン税などの暫定税率を廃止したうえで、新たな税制措置に置き換えると発表した。税率は現行水準に据え置き、ガソリン価格などの引き下げを見送った。ただ、国税の自動車重量税は暫定税率分を半額に引き下げる。一方、マニフェスト(政権公約)の目玉施策である「子ども手当」では、民主党が求めていた所得制限の実施を見送る考えを示した。政府は10年度税制改正大綱を、22日に閣議決定する方針だ。
民主党はマニフェストで暫定税率を廃止し、2.5兆円の減税を実施するとしていた。しかし、景気低迷で国の財政悪化が深刻化する中、大幅な税収減を避ける必要があると判断し、最終的に上乗せ課税の継続を決めた。鳩山首相は21日、記者団に対し、環境面からもガソリン税などの大幅な引き下げは難しいとの考えを示し、税率維持に理解を求める一方、「率直におわびをしたい」と述べ、マニフェストの変更を陳謝した。また、地球温暖化対策税(環境税)については「1年以内に結論を出したい」と述べ、来春の導入を見送った。
民主党は16日に示した重点要望で、暫定税率について「現在の租税水準を維持する」ことを要求。一方、鳩山首相はガソリン税の引き下げに意欲を示し、5円程度の減税を軸に実現の可能性を探ったが、与党に加え、政府内にも減税に慎重な意見が強く、断念せざるを得なかったとみられる。
また、子ども手当の所得制限については、「子どもを社会全体で育ててはぐくむ」考えから、所得制限を設けないとした。ただ、手当を不要とする人は自治体に特別に寄付できる制度を作ることも表明した。
(http://www.excite.co.jp/News/politics/20091221/20091222M10.083.html)
結局、マニフェストって何なんだろうか。
マニフェストに書いてあるからとしてごり押しする
「マニフェスト至上主義」には閉口するけれども、
出来もしないことを書き連ね一般庶民にアメを見せておいて選挙後は臆面もなく変更するのはもっといただけない。
マニフェストは次の総選挙までに成し遂げればよいもの。
だったら急がずに暫定税率を触らずそのままにしておけばよかったのではないか。
もしかしたら来年、あるいは再来年、マニフェスト通り暫定税率を廃止しその分ガソリンを安くすることもできたのではないか。
廃止した上で新たな税制措置に置き換えるというのは看板の架け替え、全く納得できない。
少なくとも
「民主党が政権を取ったらガソリンが安くなるんです!」って選挙の時に叫んでいた代議士の方達、選挙民に謝罪が必要ではないのか?
子ども手当については所得制限を設けないとした。
ポッポ内々脱税総理は「子どもを社会全体で育ててはぐくむ」とずっと発言していたからブレずに筋を通したわけでこちらの方は理解できる。とはいえ子ども手当の額や支給期間、子ども手当そのものについて賛成しているわけではないが。
何にせよ
ポッポ内々脱税総理がやっっっっと決断したんだから評価してあげるべきかな。
決断といえば、過去の自身の発言に責任を取り辞任を決断してほしいわ。
「秘書が犯した罪は政治家が罪を受けるべきなのです」ってかっこいいけど……。
私は嘘つきは大嫌いです。
1042号