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新型パサート、国際試乗会(①概要編)


注:この資料は2014年10月にイタリアで行われた新型パサート(パサート8代目)
の国際試乗会用に作られた日本語版プレスリリース全30ページを
①概要編
②エクステリア、寸法とデザイン、インテリア編
③標準およびオプション装備編
④エンジン、シャシー編
とブログ用に4分割し、パサート8のユーザーや購入を検討される方、
フォルクスワーゲンをこよなく愛すファン向けに掲載しております。

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【広報資料(暫定版) 10月7日解禁】

新型パサート、国際試乗会
サルディーニャ島ポルトセルボ(イタリア)、2014年10月


概要

さらなるイノベーション、コネクティビティ、効率と安全性:
フォルクスワーゲン、史上最高のパサートを発表


クラスの枠を超える多彩なドライバーアシスタンスシステム
DSGと4WDシステムを搭載する240PSフラッグシップディーゼルの燃費はわずか5.3ℓ/100km

新型パサートに関する10の注目ポイント:
1. 革新的な軽量デザインにより、従来モデルから最大85kgの軽量化を実現。
2. 搭載されるすべてのエンジンは新登場。燃料効率が最大20%も改善。
3. もっともパワフルなエンジンは新開発4気筒TDIで、176kW/240PSを発生。燃料消費量は5.3ℓ/100km。
4. パサートには、2015年にプラグインハイブリッドドライブを搭載するGTEも追加。システムパワーは160kW/218PS。
5. 最上級グレードの「ハイライン」にはLEDヘッドライトを標準搭載。
6. 新型パサートで初搭載:歩行者モニタリング、トレーラーアシスト、トラフィックアシスト、エマージェンシーアシスト付きシティエマージェンシーブレーキシステム。
7. 新型パサートは、アクティブインフォディスプレイおよびヘッドアップディスプレイを搭載する初のフォルクスワーゲン。
8. 新型パサートは第8世代となるベストセラーモデルで、1973年からの累計販売台数は2,200万台に迫る。
9. パサートシリーズは、フォルクスワーゲングループのベストセラーモデルで、年間110万台を販売(2013年、派生モデルを含む)。
10. ヨーロッパでの販売開始は11月を予定。その他の市場では2015年に順次販売を開始。


ウォルフスブルク/ポルトセルボ、2014年10月。
今年7月、フォルクスワーゲンはポツダムで開催されたワールドプレミアにおいて新型パサートを初公開しました。そして現在開かれているパリモーターショーでは、第8世代を迎えるこのベストセラーモデルがハイライトの1つとしてショーデビューを飾ったのです。すでに、ストーリーは動き始めています。11月中旬、新型パサートはドイツ国内で販売が開始され、翌週には全ヨーロッパでの発売が始まります。欧州以外の海外市場に対応する車両と右ハンドル仕様車は、2015年から段階的に投入されていきます。このクルマは、デザイン、技術、エンジンや細部に至るまで、すべてが新しくなっています。パサートは、重量を最大85kg削減し、燃費を20%も改善して、新たな基準を打ち立てます。また、ハイブリッドプラグインドライブシステムを搭載するパサートGTEも初登場します。

累計2,200万台を生産。第8世代パサートの発表は、世界的ベストセラーカーの最新バージョンがデビューしたことを意味しています。すべての派生モデルを含めると、累計生産台数は2,200万台に迫ります。2013年だけでも、110万を超えるお客様がパサートシリーズを購入しています。世界のどこかで、29秒に1台、パサート(中国ではマゴタンと呼ばれています)が販売されたのです。1分間に2台、1時間に126台、1日に3,000台以上です。それが毎日続いたことになります。パサートは、フォルクスワーゲングループが擁する、もっとも成功したモデルなのです。

ポジショニングとデザイン
• エクステリア。
新型パサートのデザインは、クリアでスタイリッシュなデザインと、パワフルな力強さを組み合わせています。ファッショナブルなだけでなく、現代的でもあるデザイン。不要な装飾を排しながらも印象的なデザイン。あらゆるラインが意味を備えたデザイン。それはまさに、時代に足跡を残すデザインと言えるでしょう。新型パサートはモジュラートランスバースマトリックス(MQB )を基礎として作り上げられました。このプラットフォームにより、プロポーションは以前よりはるかにダイナミックになり(低いボディ、長いホイールベース、大径ホイールなど)、全体的なパッケージ品質が向上しています。パサートは、従来からの優れた機能性はそのままに、存在感、豪華さ、そしてダイナミズムが大きく引き上げられました。夜間、パサートは新開発のLEDヘッドライト(「ハイライン」以上に標準装備)によって、一目でそれと分かるルックスが際立ちます。フォルクスワーゲンは、新型パサートにより、一つ上のクラスを超えるサルーンとエステートを実現したのです。ヨーロッパで最も成功したビジネスカーとして、パサートは新たなタイプのビジネスクラスを確立し、ミドルクラスとプレミアムクラスの中間、つまりBおよびCセグメントの間に位置する存在となっています。

インテリア。表現力に富んだエクステリアは、そのままインテリアにも反映されています。第8世代パサートの洗練された全体コンセプトに調和させるため、美しさと明快さ、そして高い価値を念頭に開発されています。横方向に連続的に広がるエアベント、アクティブインフォディスプレイ(インタラクティブなデジタルインストルメント)、ヘッドアップディスプレイ、ほとんど目立たないように設置されたアンビエントライトストリップといった数多くのデザイン面の新しいソリューションにより、パサートのインテリアは従来よりもはるかに斬新で豪華な雰囲気を持つようになりました。

アシスタンスおよびドライブシステム
さらなる利便性と安全性。
新たに搭載される運転支援システム、インフォテインメント、快適装備は、個人のモビリティをより持続可能なものにし、高度なコミュニケーション機能を実現すると同時に、運転プロセスにも積極的に関与して、安全性を高めてくれます。搭載されるテクノロジーとしては、アクティブインフォディスプレイやヘッドアップディスプレイに加え、タブレットコンピューターに対応するアプリベースのリヤシートエンターテインメントシステム、歩行者検知機能付きフロントアシストプラス、シティエマージェンシーブレーキ、そして3つの世界初となるエマージェンシーアシスト(緊急時に車両を停止)、トレーラーアシスト(トレーラー牽引時に操舵を支援)、交通渋滞アシスタントなどが挙げられます。

10種類のTSIおよびTDIエンジン新型パサートは、パワーレンジ88kW/120PSから206kW/280PSに至る10種類の直噴ターボエンジン(ガソリンTSIおよびディーゼルTDI)を搭載します。搭載されるドライブシステムはパサート用として新登場のもので、燃料消費量とCO2排出量は最大20%削減されています。全バージョンにストップ/スタートシステムと回生ブレーキモードを搭載しました。最上位エンジンに標準装備されるデュアルクラッチギヤボックス(DSG)は、他のすべてのエンジンバージョンにもオプション搭載可能となっています。

160kW/218PSを発生するプラグインハイブリッド。 ラインナップには、プラグインハイブリッドドライブシステム(115kWのTSIに85kWの電気モーターと外部電源から充電可能なバッテリーの組み合わせ)を搭載したモデルであるパサートGTEがはじめて追加されます。システムパワーの合計が160kW/218PSとなるこのモデルは、フォルクスワーゲンが発表したもっともパワフルなプラグインハイブリッド車です。パサートGTEは、電力だけで最大50kmのゼロエミッション走行が可能となっています。

TSI:ガソリンエンジンの概要。 ガソリンエンジンのベーシックバージョンは、92kW/125PSを発生します。その1段階上のレベルは、アクティブシリンダーマネジメント(ACT)を備えた110kW/150PSバージョンとなります。この1.4リッター直噴ターボエンジンは、燃料消費量が4.9ℓ/100km(CO2排出量115g/kmに相当)となっており、同等の従来モデルよりも1.3ℓ/100km(20%)削減されています。その他の出力レベルとしては132kW/180PS、162kW/220PS、そして206kW/280PSが用意されています。前述のとおり、プラグインハイブリッドのTSIは115kW/156PSを発生。220PSないし280PSエンジンを搭載したモデルとGTEには、主にDSGが組み合わせられます。

240PSを発生するハイテクTDI。ラインナップのハイライトは、フォルクスワーゲン史上最強の4気筒直噴ターボディーゼルエンジン(TDI)です。新しい2リッターツインターボエンジンは176kW/240PSを発生しながら、燃料消費量は5.3ℓ/100km(CO2排出量139g/kmに相当)に抑えられています。このエンジンにより、セダンバージョンは240km/h、ヴァリアントバージョンは238km/hの最高速度を達成。500Nmという強力な最大トルクを誇る240PSパサートには、4MOTIONフルタイム4WDシステムと7速DSGが標準搭載されます。

TDI:ディーゼルエンジンの概要。発売時において、ディーゼルエンジンのラインアップは2種類の2.0 TDIエンジンから構成されます。それらは、110kW/150PSバージョン(燃料消費量4.1ℓ/100km、CO2排出量108g/kmに相当)と、トップバージョン(176kW/240PS)です。年末には88kW/120PSを発生する1.6 TDIと、140kW/190PSを発生する2.0 TDIも追加。そして2015年には、出力88kW/120PSと同じながら、さらに燃料効率を引き上げたパサートTDIブルーモーションも加わります。

装備バリエーション
3種類の装備ライン。
従来型と同様、フォルクスワーゲンは新型パサートにも、「トレンドライン」、「コンフォートライン」、「ハイライン」という3種類の装備ラインを用意しました。ベースとなる「トレンドライン」にも、十分な装備が採用されています。たとえば215タイヤを装着する16インチホイール、LEDリヤライトなどはエクステリアに個性をもたらします。インテリアに目を転じると、収納スペースを備えたフロントセンターアームレスト、高さ調整機構付きフロントシートなどが目を惹きます。機能面の特徴としてはキーレスゴー(エンジンの始動と停止に使用するボタン)、ドライバーアラート、オートマチックポストコリジョンブレーキング(二次衝突を防止する自動ブレーキ)、タイヤ空気圧インジケーター、5インチのタッチスクリーンを備える「コンポジションカラー」ラジオシステム、「プラス」マルチファンクションディスプレイ、デイタイムランニングライト、ヒルホールドアシスト、オートホールド、コースティング機能(DSG搭載の場合)、エアコンディショナーなどが挙げられます。全モデルはストップ/スタートシステムと回生ブレーキモードを備えます。さらに豪華な「コンフォートライン」において追加される標準装備には、シティエマージェンシーブレーキ機能を備えたフロントアシストなども含まれます。トップバージョンである「ハイライン」では、アルカンターラ/レザートリムといった上質な仕上げとともに、LEDヘッドライトも装備されます。



TDI、TSI、DSGは、フォルクスワーゲンAGとドイツ国内および他の国々におけるフォルクスワーゲングループ企業の登録商標です。
2015年に発売される新型パサートに関して、本プレスリリースに記載されている燃費、CO2排出量、パフォーマンス値は、2014年10月現在の予測値です。装備や技術データに関する内容は、ドイツ本国モデルのものです。国や仕向地によって、異なることがあります。
(日本市場に関連のない部分は、この翻訳では一部割愛しています。)
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