2015年03月28日
1週間ほど前、青木峠を越えて千曲川を目指したが、時間の都合等あり、青木村と上田市の境をちょっと超えた辺りで断念して引き返した。近いうちにリトライしようと思っていて、今日再び行くことにした。昨日の夕方見た天気予報では「一日晴れ」だったのだが、朝になってみたら曇っていてなかなか暖かくなってこない。今日行くこともないか、という気が起きて迷ったので、予定よりも出発が30分ほど遅れたが、雨はなかろう、ということで出発することにした。予定ルートは、明科-西条-坂北-麻績-聖湖-姨捨-戸倉-坂城-上田-青木-青木峠-四賀-豊科を経由して帰ってくるコースで、峠を4つ越える。
西条まで一気の下り。標高が低くなった分気温上がるんじゃないかと思ったんだけれど、いっこうに暖かくなる気配がない。そのうちに麻績村に入り、猿ヶ馬場峠への登りになる。猿ヶ馬場峠の登りは大きな振幅の九十九折りの道。なので、勾配はそれほどきつくない。しかし、距離は長い。
登り切ると聖湖。全面結氷中。湖畔にリゾートホテルの廃墟があり、向かいの山にはスキー場の残骸も見える。バブル期のリゾート開発の末路が痛々しい。釣りをしている人がいたが、何が釣れるのだろう? |
聖湖を通り過ぎた辺りで道が下りに転じる。麻績村と千曲市の境でもあるし、ここがR403上の猿ヶ馬場峠になるのかな、と思うが、一旦下ったあと登り返しがあったのでどっちが本物の峠なのかはっきりせず。聖湖の末端のサミットのところに「善光寺道」の看板がある。そっちに進むと古道の峠に行くのだろう。 |
まだ結構雪が残っている。風が冷たい。 この先、峠の千曲市側は結構勾配が急な下り。こっち側からは登りたくないな。 |
長野道の姨捨SAが見えるなーと思っていたら、R403にも「千曲川展望公園」という展望スポットがあった。ちょうど善光寺平を南西の端の方から見る形になる。北信地方の山々も見えるのだが、どれが何山だかいまいち自信がない。飯縄、黒姫、戸隠辺りだと思うのだが。 |
R403よりも更に急な下りを下っていくと姨捨駅に出た。列車の姿は見えない。駅に寄ってちょっと休憩しようかと迷ったが、先を急ぐことにした。この先もしばらく急な下り。絶対登りには使いたくない。 |
漸く千曲川に出た。千曲川沿いのサイクリングロードを走る。しかし、サイクリングロードだと思って走っていたら、知らないうちに普通の道になっていた。坂城大橋で対岸に渡る。すぐ下流に、最近どんどん見かけなくなっているコンクリートアーチ橋があった。昭和12年完成の昭和橋で、まだ現役。そっちを渡ればよかったか。千曲川の向こうに真っ白な山が見える。形は白馬三山に見えるんだが。 |
今日の目的地はここ。「ロビニア」チョコレート菓子の工場で、その一角にある売店でアウトレット品を販売している。売店は金曜と土曜のみ営業。土曜の昼頃だったが、狭い店内に結構人がいるし、車の出入りも多くて大人気。適当に買ったら、このあとまだ峠2つ越えなければならないのにかなり重たくなってしまった。 売店を出たら外はすっかりいい天気になっていて日差しが暑い。 |
R18からロビニアに入る道のところにこんな石が立っていた。達筆すぎてよくわからないのだが、多分「筆塚」と書いてあるんじゃないかな。 |
千曲川の左岸にR18バイパスができていてびっくり。しばらく上田の辺りを通っていないうちに、道路事情が結構変わっている。R143に入ってから、青木村までのダラダラ登りが結構長い。青木村に入ると「大法寺」の看板。20年位前に看板に誘われて行ってみたら結構いい塔があった記憶があり、先週も今日も誘われるものがあるのだが、あまり時間かけるわけにもいかず今回も通過。次はここをターゲットに来るというものか。
(左)夫神山、(右)子檀嶺山 今日はいい天気だ。 |
浅間山の上に月。 明通トンネル辺りから見る子檀嶺山はピラミダルな形で、青木村中心部から見るのとは全く違った印象だ。 |
この1週間で峠の雪はかなり減った。 |
今日の明通トンネル |
明通トンネルから会吉トンネルの間で、北アルプスが見えるところがある。蓮華岳~餓鬼岳の間辺りだったり、白馬三山だったり。ただ、山を見ていて路面への注意を怠ると、道にできた穴ぼこに突っ込んでしまいそうなので、山を見ながら走るというのは結構厳しい。 |
今日の会吉トンネル。 |
常念岳が見えるところまで下ってきた。上空からはすっかり雲が消えて、いい天気になっていた。こんな天気になるんだったら布団干してくればよかったよ。 |
このあとR143刈谷原トンネル経由で帰宅。家に着いたのは15時15分頃で、所要時間大体7時間。120km位走って獲得標高1700m弱。疲れたなあ。