今日の常念岳

安曇野から見える代表的な山である常念岳を中心に、安曇野の自然、日常の風景など、画像で綴っていきます。

グルっとまるごと栄村100kmサイクリング(8月6日)

2017-08-07 23:51:04 | その他諸々
2017年08月06日
今年も「グルっとまるごと栄村100kmサイクリング」に参加してきた。100km余りのコースで平坦はほとんどなく激登りか激下りばかりで、獲得標高がオプションコース抜きでも2900mもあるし、開催時期が時期だけに酷暑に耐えて夕立を気にしながら走らなければならない、という、「サイクリング」というにはあまりにも苛酷な条件ばかり揃っているのだが、何故か毎年参加しているイベントである。

前日(5日)に家のすぐ近くでこの辺りではそこそこの規模のお祭りがあり、1時間だけだけれども花火が上がったので、その影響で夜遅くまで賑やか騒々しい。熱帯夜じゃないかと思えるほどの暑さだったこともあり、かなりの寝不足状態で栄村に向かった。途中、姨捨の辺りで結構激しい雨に遭ったが、善光寺平では止んでいて、栄村は路面が乾いていた。曲がりくねった激坂でウェットな路面は危険である。少し安心。それにしても、蒸し暑い。陽が昇る前から蒸し暑い。
開会式の後、7時スタート。毎年20人位で区切られるからなーと思って待っていたのだけれど、区切られる気配がない。皆「え?」という感じで、ずるずると大集団がスタートしていく。何か手違いでもあったかな? あまり集団では走りたくないけれど、北野天満へ行く途中の登りで予想通り集団がばらけ、そこからはほぼマイペースで行けるようになった。それにしても、暑い。登りでは汗が止まらない。下りに入って、漸く涼しさを感じる。同じ距離でも、下りに比べて圧倒的に登りにかかる時間の方が多いから、雰囲気的に常に汗が噴き出している感じだ。

布岩山が迫ってくる。苗場山側の方よりも鳥甲山側の方が荒々しく感じるのだけれど、その鳥甲山側の方でもこの布岩山には別格の迫力がある。

この先、トンネルを抜けると突然スイカを持ったおばちゃん達が待っている給スイカポイントは今年も健在。参加し始めた頃は慌ててフルブレーキだったけれど、ここ2、3年はトンネルの出口から減速。今年も美味しいスイカを補給できた。

切明温泉は約50km地点。中津川の流れが気持ちよさそうだ。ここは河原を掘ると温泉が出てきて即席露天風呂になるところなんだけれど、ここで温泉に入ったらこの先自転車で行く気がなくなってしまうこと間違いなし。温泉に入りに来たい、といつも思うのだけど、なかなか果たせない。

切明からはしばらく激坂区間。それに耐えて下ると、目の前に鳥甲山が見えてくる。今日は生憎てっぺんは雲の中、残念。

震災以来途絶えていた激坂オプションのうち、苗場山登山口に登る方が、今年から復活した。登りは
のよさの里を過ぎるまでは一番きつく、そのあと2箇所程きつい登りがあったという記憶なのだが、まあそんな感じだった。震災前に登った時に一息ついた天池も、しばし涼んだ沢も過去の記憶のままだった。ただ、登りだけは今年の方が登れているような感じがした。

このコースの最高標高点はどこかな、と思っているうちに、下りに来てしまった。この下り、登りの半分位の距離で同じ標高差を稼ぐ上に、しかも路面が荒れているところが多いので、ある意味登りよりも極悪である。でも、ここを登るのは下るよりももっと嫌だな。大瀬の滝(国土地理院の地図では大ゼンノ滝)で一息入れるのも、前回と同じ。

小赤沢の福原商店。小赤沢に来たらここの焼だんごを食べねば。というか、100kmコースを選択して五宝木を二度も越えたり切明の登りに耐えたりしているのは、ひとえにこの焼だんごのためといっても過言ではない。当然、今年も食べてエネルギー補給。今年は天候不順の影響で野菜の生育が遅れているのだそうだ。でも、各エイドには豊富に野菜がある。ありがたいことである。

この先、2回目の五宝木を登っている時に雨がぱらついてきた。過去にいきなり土砂降りの雨になって、川のようになった道を下った記憶が甦る。何とか雨から逃げ切らなければ。

栄村は険しい山間の地のイメージがあるのだけれど、意外に平地もあって、そこには田んぼが広がっている。まあ、県境を越えたら新潟県の魚沼地方、あの魚沼コシヒカリの魚沼なので、そこからさして離れていない栄村でいい米ができないということはないな。

ゴールまで残り10kmを切ったところにある野田沢エイドでは、今年も冷やし汁粉があった。以前ゴール地点で見かけて、そこで1回だけ食べた後、しばらく見ていなかったのだけれど、去年からこの野田沢エイドで復活した。何だか生き返る味。これで残り距離を頑張れる。

14時ちょっと過ぎた頃ゴール。しばらく汗が噴き出て止まらない。オプションコースも含めて116km余り。今年も完走できて良かったよ。

走っている時は、特に坂を登っている時は、「何が悲しくてこんなことしてるんだろう?」って思うこともあるんだけれど、また来年も来るんだろうなあ。

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