もとむら歯科通信

きょうも元気で、おいしく食べる事ができますように!
あなたにとって何か素晴らしいことが起こりますように。

咬合フォーラムにいってきました。照子先生の咬合論のこと

2005-11-30 22:16:48 | 咬合療法
咬合フォーラムに行ってきました。
照子先生の咬合論は、私はずっと聞きなれているし、また実践してきた実感から、何の不思議もないのですが、照子先生ご自身は「私のは宇宙人の咬合論」といわれています。それくらい従来の、咬合を機械の運動のように捉えた咬合論とは、違っています。

この咬合論で、一番基本となるのは、咬合を「生体のなかでの咬合」として捉えるということです。
生体はフレキシブルなもの、日々動くものであり、臓器、組織なども不変のものは何一つありません。

全身のバランスのなかで、下顎位も、下顎骨も、上顎骨も変化します。
顎顔面にかかっている、態癖などの力を取り除き、生体にとって、良い方向に、向かうような治療を行うと、生体は、リラックスして、リモデリングが起こり、正常な状態に戻ろうとします。

下顎位は、筋肉につられているので、わりと早く、より良い位置に戻っていきます。おくれて下顎の関節頭も、骨が再生します。
上顎骨は頭蓋につながっているので、さらにゆっくり形を整えるように戻っていきます。
こうして数年がかりで、顎顔面は変わっていきます。前後して、体全体のひずみも取れていきます。

顎関節症が、咬合と関係しているのかどうか、いまだに議論されていますが、咬合の治療によって、TMD症状をふくめて、全身機能までよみがえっていくのも事実です。

それでは、どのような咬合が生体にとって良いのでしょうか?

照子先生は、咬合の4大禁忌として、

1、 上顎、下顎を後方に押し込まないこと。→気道が狭くなる→酸素の供給が少ない
2、 咬合高経を、低くしないこと。
3、 歯列を狭窄しないこと。→体のバランスが取れない→姿勢が悪くなる
4、 顎関節に負荷をかけないこと
をあげておられます。

2,3日前、もとむら歯科の患者さんで、9月に一応治療がおわり、メインテナンスをしている方から、うれしい報告がありました。
この患者さんは、慢性の肝炎だったのですが、9月に肝機能を検査したらなんと正常値に戻っていたそうです。
初診時、咬合高経のかなり低いバランスの悪い義歯が入っており、食事もしにくく、全身の緊張が強く、体調もあまり優れない方でした。

義歯を調整しながら、時間をかけて下顎位を探し、リモデリングを待って、補綴しました。
何でも食べられるようになり、元気になったと大変喜ばれたのですが、肝炎が治ったのはすばらしいおまけ?でした。

気道が広くなることで、酸素の供給がふえ、免疫力が高まり、体のひずみがとれて、血液の循環もよくなって、肝炎の改善につながった可能性もあると思いますが、いかがでしょうか?

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テルコロジーって何だ?

2005-11-25 23:30:47 | 咬合療法
筒井照子先生のおっかけ?をはじめて、10年になります。ご夫婦で素晴らしい仕事をされます。たくさんの臨床の中から、素晴らしい嗅覚で(!?)新しい仮説をたて、考え抜いて、まとめ、ME機器で検証していく「テルコロジー」にほれ込んでいます。

態癖(くせ)があることによって、顎や頭蓋骨が、変形し、その人の体全体(精神的なものもふくめて)の健康に大きく影響していることは、あまり知られていませんが、ものすごく大きな問題です。

この数年照子先生の咬合療法がかなり注目を浴びてきましたが、まだまだ一般皆さんの知るところにはなっていないようです。
特に骨格の華奢な今の子供たちの将来に私たちは大きな不安を覚えています。

咬合療法で、人生が救われる人がいます。
日本の医療費節減にも役立ちます。

カテゴリーに「テルコロジー」をつくりましたので、読んでくださるとうれしいです。
ご意見ありましたらコメントにどうぞ。

今日は照子先生の講演会のお知らせ(福岡のみですが)
11月27日福岡で日本顎咬合学会の咬合フォーラムで、他の2人の先生と共に、講演されます。(歯科医師は学会への入会が必要)
12月4日 JACD、会員外でも参加可。
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衛生士さん募集します!

2005-11-21 23:07:59 | Weblog

来年2月からいっしょに仕事をしてくれる歯科衛生士さんの募集を開始します。
盛りだくさんの歯科医院です。

元気な衛生士さん、
いろいろやってみたい衛生士さん
やさしい衛生士さん
楽しく仕事がしたい衛生士さん
はいませんか?

詳しいことはブックマークからもとむら歯科のホームページを見てくださいね!
コメント (5)
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アダージョ・カラヤン

2005-11-19 23:00:37 | 音楽
いままで、あまりクラシックは、聞いていなかったのですが、このごろ朝と夜に、アダージョ・カラヤンを聴いています。。


朝は早起きの夫が、私が目を覚ます、夜明けごろにかけてくれます。
このCDを聴きながら、ゆっくり目覚めて、東の窓から、朝日が昇るのを見るのが、とてもいい気分です。その後散歩にでて、秋の景色を楽しむのが日課です。

夜は夜で、寝る前にワインを飲みながら静かに、聴いていると、こころがとても穏やかになって、ゆっくり休めます。

カラヤンと言う人はどんな人か今まであまり知りませんでしたが、この人の演奏はほんとうに美しいと思います。
心を癒してくれるCDです。
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おすすめの本  「病気にならない生き方」新谷弘実

2005-11-18 00:21:14 | 読書
ミラクル・エンザイムが寿命を決める(副題)

新谷さんは、米国アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授で、新谷式大腸内視鏡の挿入方を、考案し、世界で始めて、開腹することなく、大腸のポリープを切除することに、成功した、この分野の世界的権威です。

と言うだけで、すごい人なのだな、と思うのですが、この先生は、多くの内視鏡検査をすることで、その膨大な臨床検査から、「健康な人の胃腸は美しい」と言うことを、実感されて、健康な胃腸を保つための、独自の健康法を、開発されました。

そのおかげで、先生ご自身も、医師として働いてきた45年、病気になったことがなく、その健康法を、ご自分の患者さんに、実行してもらうようになってからは、新谷先生の治療した、がん患者さんの再発率は、0パーセントと言えるほどになったそうです。

がんの初期の患者さんが、多いとはいえ、これは素晴らしいことですね。

その健康法は、一言でいえば、「ミラクル・エンザイム」を消費しない生活をするということ、なのですが、ここから先はご興味のある方は自分で読まれてください。
とてもいい本だと思います。
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技工研修会

2005-11-12 23:27:41 | もとむら歯科
私たちの仕事は、たくさんの人に助けていただいて成り立っています。

今日は、もとむら歯科の患者さんの補綴物(冠や義歯など)をつくってくれている、3箇所の技工所の、4人の技工士さんと、勉強会をしました。それぞれ、素晴らしい技術を持った、技工士ぞろいです。
 
互いに連携することも、多く、もとむら歯科が、目指している、全身の健康につながる、バランスの取れた補綴物を、作っていただくための、初めて院内での勉強会でした。

今回は、二人の技工士さんが、得意分野について話をしましたが、二人とも目を輝かせて、話をしていただきました。自分の仕事が好きで、楽しんで仕事をされているのが、良く分かりました。上手なはずですね!

なれないことで、会場が明るすぎたりして、大あわてしたりしましたが、
皆さん、とても勉強になってよかったと、言っていただきました。良かったです。大好評につき、第2回目も、やることになりました。楽しみですね。

お忙しいなか、本当にありがとうございました。
また、お部屋を貸してくださった、大石建設さんにもお礼申し上げます。
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夫のホームページ出来ました。夫は高機能義歯のプロです。

2005-11-12 00:06:23 | もとむら歯科
夫のホームページが出来たのでリンクしました。
夫は、DENTICという、義歯専門の技工所をやっています。
5年ほどいっしょに仕事をしていますが、素晴らしい義歯を作ります。

「義歯と知らない人から『きれいな歯ね』と言われる」
「顎の骨がなくて、今まで野菜はまったく噛めなかったのに野菜が噛めるようになってうれしい」
 「ぜんぜん違和感がない」などととても喜んでいただいています。

夫は仕事上でも、家庭でも、遊びでも素晴らしいパートナーです。
とても感謝しています。
ホームページもきれいでなかなかユニークです。DENTIC
ぜひ、見に行ってくださいね!

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石田絵里子バレエスクール30周年記念特別講演

2005-11-06 23:42:37 | Weblog
石田絵里子バレエスクールの30周年記念特別公演を見に行ってきました。

留美子先生、「韃靼人の踊り」の、「とらわれの姫の踊り」、素晴らしかったです。

とらわれている悲しみのなかでも、踊どりだすと、その高貴で匂い立つような優美さに、圧倒されました。

姫が乗り移ったかと思いました。


4歳のときからバレエ一筋で、絶え間のない、努力の結果なのですね。
テクニックはもちろん、成熟しないと出せない、存在感に、目を見張りました。

本当に、本当に、美しかったです。写真ができたら乗せますね!

他の出演者の方々の踊りも素晴らしく、とても良い舞台でした。

留美ちゃん、感動をどうもありがとう!

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真っ赤な阿修羅

2005-11-04 21:52:50 | Weblog

九州国立博物館で、奈良、興福寺の阿修羅像の復元された模造をみました。

阿修羅像は美しい仏像です。

仏法を守る、八部衆の一人で、三面六臂(顔が3つ、手が6本)のすらっとした少年のような全身に、悲しみを秘めた、憂いのあるまなざしが特徴です。

大好きな仏像なので、いつか本物をみたいと以前より思っていたのですが、思わぬところで、製作当時の姿に再現された阿修羅像に出会いました。

その赤や緑の鮮やかな色には大変驚きました。美しいことにはかわりはありませんが、
かなり美しさの印象が違います。
あのような鮮やかな仏像が立ち並んだ、当時の寺も、今の寺のイメージと違って、それは華やかな場所だったのでしょう。

写真で見る、興福寺の阿修羅は茶色に退色しているのですが、そのためかえって、表情の美しさが、
際立っています。

やはり興福寺にも行って、見てみたいですね。

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かえるの親子

2005-11-03 21:48:32 | かえる
かえるの親子

カエラーのみなさま、かえる親子のご紹介です。

かわいいでしょう。この子たちはハワイから来ました。
今はのんちゃんの、お友達になっています。

ん? かえるの子はかえる?
おたまじゃくしじゃなかったっけ?

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おもしろかった本

2005-11-02 00:52:31 | 読書
秋になってよく本を読んでいます。もともと大好きなのですが、このごろは1week に2冊かけもちしてハイペースで読んでいます。

このごろおもしろかったのは、脳の研究をしている科学者の池谷裕二と糸井重里の対談の「海馬」(新潮文庫)と言う本です。
副題は「脳はつかれない」と言うのですが、なんかうれしくなるでしょう?
脳の神経細胞は毎日死んでいると聞いて、ちょっと心配でしたが、脳はもともと98パーセントは眠っていて、細胞が毎日どんどん死んでもまったく支障はないんだそうです。
ますますうれしくなりませんか?

単なる暗記力は20代がピークですが、自分で試してはじめて分かることで生まれたノウハウのような記憶は30代からがぐっとアップしていくそうです。しかもその経験メモリーは「べき乗」で蓄積されるので30こえると爆発的にあたまがよくなると言うことらしいです。
こんな風に、脳についてのうれしいニュースがいっぱいのこの本はお気に入りに決定!

その本の中に「脳は寝ている間に、昼間に経験したことを、さまざまに組み合わせを変えて、整理しているので、ある朝おきてみたら、昨日までできなかったことができるようになっていたということがある」と書いてあります。

そこで思い出したのですが、先日、車道を走っていて猫が飛び出したのにおどろいて、園児の列に突っ込んだ車の事故が、ありました。
あの次の日、夫は、並んだ犬の列に車で突っ込んだ夢を見たそうです。変な夢ですが
きっと脳が組み合わせを変える作業をしたのでしょう。納得!

この本は、なかなかおもしろくて、元気になれる本です。お奨めです。

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