咬合フォーラムに行ってきました。
照子先生の咬合論は、私はずっと聞きなれているし、また実践してきた実感から、何の不思議もないのですが、照子先生ご自身は「私のは宇宙人の咬合論」といわれています。それくらい従来の、咬合を機械の運動のように捉えた咬合論とは、違っています。
この咬合論で、一番基本となるのは、咬合を「生体のなかでの咬合」として捉えるということです。
生体はフレキシブルなもの、日々動くものであり、臓器、組織なども不変のものは何一つありません。
全身のバランスのなかで、下顎位も、下顎骨も、上顎骨も変化します。
顎顔面にかかっている、態癖などの力を取り除き、生体にとって、良い方向に、向かうような治療を行うと、生体は、リラックスして、リモデリングが起こり、正常な状態に戻ろうとします。
下顎位は、筋肉につられているので、わりと早く、より良い位置に戻っていきます。おくれて下顎の関節頭も、骨が再生します。
上顎骨は頭蓋につながっているので、さらにゆっくり形を整えるように戻っていきます。
こうして数年がかりで、顎顔面は変わっていきます。前後して、体全体のひずみも取れていきます。
顎関節症が、咬合と関係しているのかどうか、いまだに議論されていますが、咬合の治療によって、TMD症状をふくめて、全身機能までよみがえっていくのも事実です。
それでは、どのような咬合が生体にとって良いのでしょうか?
照子先生は、咬合の4大禁忌として、
1、 上顎、下顎を後方に押し込まないこと。→気道が狭くなる→酸素の供給が少ない
2、 咬合高経を、低くしないこと。
3、 歯列を狭窄しないこと。→体のバランスが取れない→姿勢が悪くなる
4、 顎関節に負荷をかけないこと
をあげておられます。
2,3日前、もとむら歯科の患者さんで、9月に一応治療がおわり、メインテナンスをしている方から、うれしい報告がありました。
この患者さんは、慢性の肝炎だったのですが、9月に肝機能を検査したらなんと正常値に戻っていたそうです。
初診時、咬合高経のかなり低いバランスの悪い義歯が入っており、食事もしにくく、全身の緊張が強く、体調もあまり優れない方でした。
義歯を調整しながら、時間をかけて下顎位を探し、リモデリングを待って、補綴しました。
何でも食べられるようになり、元気になったと大変喜ばれたのですが、肝炎が治ったのはすばらしいおまけ?でした。
気道が広くなることで、酸素の供給がふえ、免疫力が高まり、体のひずみがとれて、血液の循環もよくなって、肝炎の改善につながった可能性もあると思いますが、いかがでしょうか?
照子先生の咬合論は、私はずっと聞きなれているし、また実践してきた実感から、何の不思議もないのですが、照子先生ご自身は「私のは宇宙人の咬合論」といわれています。それくらい従来の、咬合を機械の運動のように捉えた咬合論とは、違っています。
この咬合論で、一番基本となるのは、咬合を「生体のなかでの咬合」として捉えるということです。
生体はフレキシブルなもの、日々動くものであり、臓器、組織なども不変のものは何一つありません。
全身のバランスのなかで、下顎位も、下顎骨も、上顎骨も変化します。
顎顔面にかかっている、態癖などの力を取り除き、生体にとって、良い方向に、向かうような治療を行うと、生体は、リラックスして、リモデリングが起こり、正常な状態に戻ろうとします。
下顎位は、筋肉につられているので、わりと早く、より良い位置に戻っていきます。おくれて下顎の関節頭も、骨が再生します。
上顎骨は頭蓋につながっているので、さらにゆっくり形を整えるように戻っていきます。
こうして数年がかりで、顎顔面は変わっていきます。前後して、体全体のひずみも取れていきます。
顎関節症が、咬合と関係しているのかどうか、いまだに議論されていますが、咬合の治療によって、TMD症状をふくめて、全身機能までよみがえっていくのも事実です。
それでは、どのような咬合が生体にとって良いのでしょうか?
照子先生は、咬合の4大禁忌として、
1、 上顎、下顎を後方に押し込まないこと。→気道が狭くなる→酸素の供給が少ない
2、 咬合高経を、低くしないこと。
3、 歯列を狭窄しないこと。→体のバランスが取れない→姿勢が悪くなる
4、 顎関節に負荷をかけないこと
をあげておられます。
2,3日前、もとむら歯科の患者さんで、9月に一応治療がおわり、メインテナンスをしている方から、うれしい報告がありました。
この患者さんは、慢性の肝炎だったのですが、9月に肝機能を検査したらなんと正常値に戻っていたそうです。
初診時、咬合高経のかなり低いバランスの悪い義歯が入っており、食事もしにくく、全身の緊張が強く、体調もあまり優れない方でした。
義歯を調整しながら、時間をかけて下顎位を探し、リモデリングを待って、補綴しました。
何でも食べられるようになり、元気になったと大変喜ばれたのですが、肝炎が治ったのはすばらしいおまけ?でした。
気道が広くなることで、酸素の供給がふえ、免疫力が高まり、体のひずみがとれて、血液の循環もよくなって、肝炎の改善につながった可能性もあると思いますが、いかがでしょうか?