「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

数式のてつぺんに揚雲雀かな 渡辺登美子

2018-06-20 04:21:56 | 日記
『数式かあ』と、拒否反応の心に揚雲雀がピチクリピチクリ鳴いている。「てっぺん」というのだから、山形か三角か・・・、一番ということか・・・、パスカルの三角形?。ん、ピラミットも数学と結びついた秘密がたくさんある。「揚雲雀空のまん中ここよここよ 正木ゆう子」と、雲雀がピラミットのてっぺんを教えて鳴いている。・・・俄然面白くなってきたが収拾がつかなくなった。季語の解説にもどってシンプルに鑑賞することにする。数式を解く頭の上で雲雀が一日中の春の長閑な空を思わせて囀っている。高校生になって難度の高くなった数学。天気がいいのに遊びに行かない子。そんな構図だろうか。中間テストが近いのかも知れませんね。(博子)


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