「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

十二月八日赤紙相読す 今野紀美子

2021-02-17 05:22:48 | 日記
十二月八日は開戦日。一九四一年のこの日の午前三時、ハワイ真珠湾 に停泊中の米国太平洋艦隊に対して、日本海軍の航空隊、特殊潜 航艇が奇襲攻撃を行い、結果、「ワレ奇襲ニ成功セリ」との報に始まった太平洋戦争。赤紙は「臨時召集令状」で、戦争で多くの兵士が必要になった際に、徴兵検査で合格した男性を集めるための命令書。その紙の色から「赤紙」と呼ばれていた。こんな紙切れ一枚で戦士として絶命することが当たり前だったことに未だに納得がいかないが、戦争は確かにあって、その無残が語り継がれ、展示され、平和の大切さ、命の尊さを伝えて、「赤紙」ばかりでなくたくさんの展示物があったものと思う。「相読す」と、誰かと一緒に赤紙を詠んでいる。知る事、思う事の共有が平和を保つ。(博子)

4 コメント

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赤紙 (今野紀美子)
2021-02-17 11:55:31
博子さん13日の地震被害はありませんでしたか?
赤紙の鑑賞ありがとうございました。
私の父は甲種甲合格の頑健な健康体で見掛けとは違って優しいい父でした。
昭和12年の支那事変のときから昭和20年の終戦までに4回赤紙で招集されました。
その間兄私妹弟と4人兄弟姉妹が生まれました。
終戦時は父と長兄が同時出征していました。
父は喧嘩で何事も解決はしない兄弟喧嘩も話し合えと叱る父でした。反戦思想の疑いを持たれたとの後日役場の方の弁でした。
無事帰還してくれたからよかったですが、父の苦労を思うとこの赤紙は大事に相続します。
赤紙 (博子)
2021-02-18 03:23:49
赤紙はお父様の物だったんですね。
「喧嘩では何も解決しない」
本当にそうですよね。
尊敬できるお父様に育てられて、気配りの紀美子さんになったのですね。

地震、恐かったですね。塩釜は断水で大変ですね。
我が家は地中で配管が破損しました。懇意にしている建設会社さんが日曜日に来てくれて、コンクリートを壊して処置してくれたので、夕方には水道が使えましたが掘ったところはまだビニールシートで覆われています。
コロナ禍でもあり、確定申告の時期でもあり、心が折れそうな今です。

断水 (今野紀美子)
2021-02-18 10:28:47
水道配管損傷地震被害は大変ですね。
塩釜は凄い報道でしたが、なぜか私の山の上の町内は
断水もせず、慌てて水の汲み置きをしましたがほっと
しました。
コロナ鬱になりそうですがそうもいかずです。
博子さんはブログと商売と介護と八面六臂の活躍ですね! 若さです羨ましいです。無理しないでね。
断水 (博子)
2021-02-18 13:23:19
断水を免れて良かったですね。

ハハ、私、若くありませんよ。
体の辛い日もあるけれど頑張ります。

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