気が付けば一番星が出ている。雨催いの中、たくさんの用事を抱えて出掛けたのでしょう。動くか動かないのかわからないほどに、じいっとしている「かたつむり」の「静」に作者の「動」が思われた。「出合わぬまま」にと、雨を免れ、今は晴れた夜空という時間経過。帰路のゆっくりとした歩みに達成感の象徴のように「星ひとつ」、かな、と・・・。足元ででで虫も目を伸ばして同じ星を見ているかも知れませんね。忙しくてもバタバタ感がない「出来る人」。清楚で穏やかな印象の作者を知っているからかもしれないけれど、誕生日が同じなのに、私はガサツなのはどうしてなんでしょう。血液型かなぁ。(博子)