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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

善光寺参りの精進落しの湯・戸倉上山田温泉國楽館で2年ぶりの新年会(妻女山里山通信)

2022-01-17 | 歴史・地理・雑学
 昨年は新型コロナで中止した新年会ですが、今年は各自対策をした上で2年ぶりの開催となりました。場所は例年通り、善光寺参りの精進落しの湯・戸倉上山田温泉の高校の同級生がやっている國楽館戸倉ホテルで。昔は9人とか集まったのですが、今回は5人でした。

 千曲川の河原に駐車して南の眺め。三角の山は岩井堂山。右へ長い尾根を登ると、拙書でも紹介の大林山。左は和合城跡から左へ虚空蔵山を経て、上田市民の山・太郎山へ。これも拙書でいくつもコースを載せています。

(左)向こう左は、私が結婚披露宴をした笹屋ホテル。ここの中華は当時陳建民の愛弟子の方が料理長で、披露宴で出た料理は友人達や親戚に大好評でした。(右)我々が投宿する國楽館戸倉ホテル。昭和レトロ感満点の旅館です。温泉は最上級の源泉かけ流し。映画『ペルセポネーの泪』でこの旅館を使って欲しかったですね。地下の卓球場、ジュークボックス(壊れています)、ハモンドオルガン、古いテレビとか懐かしいものに溢れています。

 ゆるゆると宴会の始まり。ビールの後は、黒霧島のお湯割りで。この後、いいちこを開けました。都合焼酎2本。皆酒量が落ちました。話題は新型コロナの世界的に蔓延する嘘と欺瞞。日本の古代史の検証。妻女山里山デザイン・プロジェクトの今後の活動方針などに、途中で艶っぽい話やくだらない話とか病気の話とか(年齢ですね)。経営者もいるので経済の話も。特に信州の現状を。私が知らない細かな情報も得られます。

 夕食のメニューです。これに大きなブリカマと味噌汁とご飯。ご飯はおにぎりにしてもらいました。特筆すべきは鯉こくと信州牛の陶板焼き、馬刺しでしょうか。蕗の天ぷらが美味でした。これにフルーツが付きます。

(左)大きなブリカマ。充分すぎる量です。(右)朝食です。私には多すぎる量です。おから、切り干し大根、南瓜、わさび漬け、塩鱒とヘルシーな内容です。これに淹れたてのコーヒーが付きます。

(左)旅館のいつものプレゼントの真田の六文銭まんぢう。美味いです。今回は信州人限定の県民割とクーポンを使ったので、半額で済みました。(右)で、クーポンが1000円分余って皆いらないというので私がもらい、昼にちゃーしゅうや武蔵でラーメンとお土産にメンマを。美味しゅうございました。もの凄い降雪の中を行ったので温かさが染みました。

 仲間から幻の小麦粉、イガチクを息子達のために買いました。それと超強力粉のゆめちから。手打ちの中華麺やパスタを作ります。イガチクの正式名称は「伊賀筑後オレゴン」といいます。三重県伊賀上野市の農林省関西試験場が、筑後平野で作っている小麦と、アメリカ西部のオレゴン州の小麦を交配して作った硬質小麦です。日本の小麦は軟質小麦。アメリカのオレゴン種はグルテンが多い硬質小麦です。この二つを交配して作られたのが伊賀筑後オレゴン種で、準強力粉です。信州の善光寺平から上田にいたる間の千曲川の沿岸で、大正時代から戦後まで作られた人気の小麦でした。戦前東京のうどん屋さんで一番喜ばれたのが、この伊賀筑後オレゴン種でした。 わが家でも父が昭和30年代半ばまで作っていました。60俵も収穫していたそうですが、イガチクは小麦の粒がこぼれやすく面積あたりの収量も少なかったので、新品種に取って代わられたということです。現在有志が栽培しています。うどん好きなら食べたら絶句感激すると思います。稀にネットで買えることもあります。

 昨年のクリスマスイブに知り合いのタイの女性がやっているスナックへ行った時のカットです。人通りはほとんどありませんでした。新世界通りでは、客引きの韓国人のおばちゃん達が大勢たむろしていました。私は行く店が決まっているので断りながら。コロナが収束しないと飲食業は厳しいですね。イベルメクチンを国民全員に配ればあっという間に収束するのに、政府もマスコミも利権まみれで腐りきっています。30年以上賃金が上がらずアメリカの半分、韓国にも抜かれた無能無策の政府や政党に期待する方が間違っています。いい加減気が付きましょう。覚醒しましょう。
 そして、ある方のツイートを転載しますが、「トンガ噴火はVEI6あるいは7に相当すると指摘されている。6だと100年に、7だと1,000年に一度の大噴火だ。数年間にわたる気候寒冷化・冷害が危惧される。1815年タンボラ山噴火も世界的飢饉をもたらした。大災害が起きているトンガへの支援を急ぎ、国際協力による食糧危機への対応の議論を始めてほしい。」1991年のフィリピンのピナトゥボ山の大噴火で、1993年に大冷夏になり、米の大不作でタイから米を緊急輸入したのを覚えていますか。今回はそれ以上のことが起きないとは言えないのです。
 人類は何度も大噴火に遭い大被害を受けてきました。そして世界史や日本史に大きな影響を与えました。西暦535年の、インドネシアのクラカタウ島火山もしくはエルサルバドルのイロパンゴ湖火山の大噴火は地球規模の大異変(異常寒波、自然災害、飢饉、疫病発生など)を起こしました。これに関しては、『西暦535年の大噴火―人類滅亡の危機をどう切り抜けたか』という全世界の専門家50人以上が協力、4年がかりで書きあげた「人類史の書き換えを迫る」問題作という書籍を買い求めたので読んで記事にしたいと考えています。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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