昨年3月に長崎大学病院に地域連携児童精神医学講座が開講し、毎月第2水曜午後に、長崎県内の精神科医を対象にネット研修会が開催されています。トピックスは児童・思春期領域に関する精神医学で、ネット研修会は長崎県での同領域における専門医育成のための一環として実施されています。
本日が12月の第2水曜でしたが、本日は同講座からの依頼のもと、僭越ながら私が講師を務めさせて頂きました。演題は「子どものトラウマとその対応」で、主に子どもに対するEMDRに関してお話をさせて頂きました。EMDRは幼児から適応可能ですが、大人と違い、小さいお子さんは眼球運動が難しい場合もあるので、EMDRを実施するにあたり、様々な工夫が必要とされます。
少しでも多くの先生方にEMDRに関心を持って頂き、今後、長崎県でさらにEMDRが普及していくことを切に願っております。