我が家の松本弁 「とれー」
「とれー」は「のろい」や「動作が緩慢」の意。
例文
※織田信長と徳川家康と豊臣秀吉は幼馴染と言う仮定での会話
織田信長 「とよちゃ ためいけ い つりに いきましょや。」
豊臣秀吉 「あい いいねー。
とくちゃも つれてっていいかい?」
織田信長 「とくちゃかいー。
おらー あいつぁー とれー で
すきじゃーねーだいね。
とよちゃが あいつの めんどう みるんなら
つれてってもいいじ。」
豊臣秀吉 「わかったー。
じゃー とくちゃ つれてくは やめとくわい。
そんじゃー そこらで めめず とっていくかい。」
例文の標準語(?)訳
織田信長 「豊臣秀吉さん、溜池へ釣りに行きましょうよ。」
豊臣秀吉 「はい 良いですね。
徳川家康さんも連れて行って良いですか?」
織田信長 「徳川家康さんですかー。
私はあの方はのろいでから
好きではないです。
豊臣秀吉さんが徳川家康さんの面倒を見るのであれば
連れて行っても良いですよ。」
豊臣秀吉 「分かりました。
では徳川家康さんを連れて行くのはやめておきます。
それではそのあたりでミミズを捕ってゆきましょう。」
こちらでは使いますが、標準語のような気もします。
不器用でとろい場合は、どんくさい も使います。
ふと、”とろ”とはなんじゃろかと疑問に思いました。
調べてみます。
ラジオやテレビによって標準語が全国に流れて、一般化していることも考えられますね。
関西弁を私が知ったのもラジオからでした。
とても新鮮な感覚で聞いた記憶があります。
「とろ」の語源が分かると楽しいですね。
そこが人間の持っている能力のすごいところだと思います。