![我が家の松本弁 「ひざっこぞー」](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/29/a7a23748ad8b22615563fde32bf22c78.jpg)
「ひざっこぞう」は「膝頭」の意。
例文1
秀吉 「とうちゃん とうちゃん すべりっころんで
ひざっこぞー すりむいちまったで
オキシフルで しょうどくして
そんあと アカチン ぬっとくれや。」
父親 「どれ、みしてろ。
こんなもんだったら なんにも しなんで いいぞー。」
秀吉 「そんなこん いわなんで たのむで
しょうどく しとくれや。」
父親 「あーあー わかった、わかった。
そんだが オキシフルは ちょっと しみるが
がまんしろよ。」
例文1の標準語(?)訳
秀吉 「お父さん、お父さん、滑って転んで
膝頭を擦り剥いてしまいましたので
オキシフルで消毒をし
その後、アカチンを塗ってください。」
父親 「どれ、見せてみなさい。
この程度でしたら何もしないで良いですね。」
秀吉 「そのような事を言わず、お願いですから
消毒をしてください。」
父親 「はいはい分かりました、分かりました。
でもオキシフルはちょっと沁みますから
我慢しなさいよ。」
※一般的に使われている言葉かもしれませんが馬瀬良雄著「長野県方言辞典」に掲載されていましたので登録をしました。