「あかす」は「間合いをひろげる」の意。
例文
※秀吉と父親の会話
父親 「ひでよし なえと なえの あいさは
こんくれー あかす ように しろよ。
はくさいは でかくなるで こんくれー
あかしとかなきゃー くっついちまうでな。」
秀吉 「あい 10センチ ばか あかして
うえときゃー いいずらい。
ちゃんと やってるで しんぱい しますない。」
父親 「ほんでもなー おめーの やるこんだで
はやく おやすように そのいと
あいさを あけなんで うえりゃー しめーかと
しんぱいだだわ。」
秀吉 「そんねに しんようしてねーなら
てつだわせなきゃー いいじゃねーかい。」
例文の標準語(?)訳
父親 「秀吉 苗と苗の間隔は
この程度間合いをとりなさいよ。
白菜は大きくなりますから このくらい
間合いをとっておかないとくっついてしまいますからね。」
秀吉 「はい、10センチ程の間隔をとって
植えておけば良いのでしょ。
きちんと植えていますので心配しないで下さい。」
父親 「それでも お前の行う事ですから
早く片付けようと、そのうちに
間隔を開けずに植えるのではないかと
心配なのです。」
秀吉 「それ程信用していないのなら
手伝いを頼まなければ良いではないですか。」
開ける空けると。
夜をあかすという使い方を想像してしまい
意味が分からなかったですね。
”まぁあける””間ぁ開ける”が私が使う言葉でしょうか。
ただ、間隔をあけるという意味での使用方法は珍しいのではないかと思っています。
我が家近辺の独特の使いまわし方なのかもしれません。
「あかす」は標準語だと思って使っていましたが、どうも「間合いをひろげる・間隔をあける」という意味では標準語から少し外れるような感じですね。
「まぁあける」も「まぁーあける」と、「まぁ」の後ろを少し延ばして使ってもいます。
使い分けはその時の雰囲気なのかもしれません。