「げっぽ」は「げっぷ」の意。
例文
※織田信長と豊臣秀吉は幼馴染と言う仮定での会話
織田信長 「むすめが こんぼこ うんで
うちに きてるだがー
ミルク のませたあとにゃー
げっぽ ださなきゃー いけねーっていって
せなか いっしょうけんめい たたいたり
さすったりしてるだがー こんぼこ は
なにされたって げっぽ ださねーもんで
げっぽ げっぽって うちじゅう
おおさわぎせー。」
豊臣秀吉 「なんだい まごー うまれただかい。
そりゃー おめでとうござんした。
でっ どっちだい。」
織田信長 「おとこせー。」
豊臣秀吉 「そんじゃー こんだの ごがつにゃー
はつぜっく だいねー。」
例文の標準語(?)訳
織田信長 「私の子供(娘)が赤ちゃんを産んで
我が家に帰ってきているのですが
ミルクを飲ませた後には
げっぷを出させなくてはいけないと言って
背中を一生懸命叩いたりた
さすったりするのですが、赤ちゃんは
なにをされてもげっぷを出さないものですから
げっぷ、げっぷと家族揃って大騒ぎですよ。」
豊臣秀吉 「そうですか、お孫さんが生まれたのですね。
それはおめでとうございました。
それで男の子女の子のどちらですか。」
織田信長 「男の子です。」
豊臣秀吉 「それでは今度の五月には
初節句ですね。」
おもしろいですね。
赤ん坊がコンボコですか?
コドモからもアカンボからも変化するには一手間も二手間もかかりそうですね、変化の過程が知りたいですね、何段活用になるのでしょうか?????
でも、最近は「げつぽ」はお年寄りの口からしか聞かれない言葉になってきてしまっています。
この「ぼこ」に「こん」がついて「こんぼこ」になったと思いますが、「こん」の意味がよく分かりません。
想像するに「こん」は「小さい」というような意味があるのかもしれません。
「蕗の薹」を我が家では「ふきぼこ」と呼んでいました。
「ふき」の「こども」という意味になるのだと思います。
京言葉がこの田舎の信州松本で変化して残っているという理解でよいのかもしれませんね。
「おてしょ」は宮中の女官言葉だったようです。
素人が色々推測するのは危険かもしれませんが、「おてしょ」と似たような時期に松本に入ってきたのかもしれないと想像すると楽しいですね。
実際に自分がげっぷが出たときの
音が、「げぷ」よりは「ゲポまたはゲボ」
だと思いますので
げっぷの音で変化したのかなと勝手に解釈しました。
それと悪までも想像ですが、「ゲップ」よりは「ゲッポ」の方が寒い信州では口の開き方が少なくてすむような気がします。
そんな影響もあるのかもしれません。
は群馬も言いますが、
「せー」ってのは・・・
今度松本の知り合いに使用してみましょう。
「だいねー」は群馬でも使われているのですね。
群馬とも松本弁は共通する部分がありそうですね。
「せー」は私のような年配のものは子供の頃結構使っていると思いますので、松本のお知り合いの方が年配の方であればまず分かると思います。
是非、試してみて下さい。