「ぶちゃっとく」は「そのままにしておく」や「放っておく」の意。
例文
※秀吉親子の会話
母親 「とうちゃん 秀吉が どうしても
自転車 かってくれって ないてるだが どうするい。」
父親 「ほんなん ぶちゃっときゃー いいわ。
だだこねられたって うちにゃー かう金は ねーだで
どうしようもねーわ。
そのいと なきやむわ。」
例文の標準語(?)訳
母親 「お父さん、秀吉がどうしても
自転車を買って欲しいと泣いているのですがどうします。」
父親 「それは、放っておおけばいいですよ。
わがままを言われても、我が家には自転車を買うお金は無いのですから
どうしようもできません。
そのうち泣き止むだろう。」
物を捨てる事を「ぶちゃる」と言っています。
語源が分かると言いのですが、それなりの本を読まないとなかなか分からないですね。
似た言葉に
「ぶっちゃけた話」
「壁をぶち破る」
なんて言葉が有りますが何か共通点が有りますね。
”ぶっちゃっとく”の意味の予想はつきましたが
ほーと思いました。
私はうっちゃっておくは使わずに
”ほったらかす”とか”ほったらかしにする”
と使います。訛ったか短くした言葉だと思います。
「ぶちゃっとく」は「ぶちゃる」+「置く」とが足された言葉ではないかと思います。
ちょっと酔った頭で「ぶちゃる」をネットを検索しましたら興味深いページがありました。
http://www.ichikawa-sho.ed.jp/hougen/kakuchi/kakutitop.htm
これから推理しますと、静岡県の「うっちゃる」、愛知県の「ふてる」に語源がありそうな気がします。
「うっちゃる」→「ぶっちゃる」→「ぶちゃる」
「ふてる」→「ぶてる」→「ぶちゃる」
「うっちゃる」+「ふてる」=「ぶちゃる」
等が考えられるような気がします。
群馬県と山梨県でも「すてる」は「ぶちゃる」を用いているようです。
いま一つは、山梨県で使われていた「ぶちゃる」がそのまま松本地区へ移入されたことも考えられます。
松本は武田信玄に50年ほど支配されていました。
語源をいろいろ想像することは楽しいですね。
ありがとうございました。
「打棄・打棄り」の語源は「捨てる」を意味する「打ち遣る」からとの事でした。
いつの間にか「う」が「ぶ」に変化したと言うことですね。
「寒い(さむい)」を我が家では「さぶい」と言ったりもしています。
「さぶい」も標準語の範疇に入るようですが、「む」が「ぶ」に変化しています。
関西の所はほぼ、正しいと思います(知らない分もありますけど)
なぜか、長野県の分がないのですね、誰も返信しなかったのかな?
ありがとうございました。
父母の出身の地区の言葉しか使っていないのでしょうね。
「ごしたい」は松本弁の中でも多く使われているようですが、我が家では全く使っていません。
長野県の学校から返信が全くなかった事はさみしい事ですし、残念です。