2017.04.09(日)、友の情報により、私の「花写真鑑」にまだ登録されていない花(以下“新種“という)があるという、三重県員弁郡東員町に来ている。 その”新種”とする「イヌナシ」の所在は二ヶ所を把握し、既に訪ねたが、もう一つの”新種”「トウインヤエヤマザクラ」を探すも、まだ見つかっていないのである。 ネット上では、高圧線の下付近とあり、下見に来た際に看板は見付けたがまだ場所が分からないでいる。
頃は「サクラ」が満開、ここも丁度見頃になっており、取り敢えず「サクラ」を見ながら、「トウインヤエヤマザクラ」を探すことにした。 先日、久しぶりの2日間連続のお出かけをして、痛めた足腰がまだ癒えていないが、それを花は待っていてはくれないとして勇気を出して出掛けて来たが、ここは長い石段という難敵が待ち構える場所であり、呼吸を整え、ゆっくりゆっくり登り始めたのであった。
「厳島神社」
「ゼンマイ」?
これは「オオシマザクラ」か?
この神社は小山の頂上付近にあり、北側の通路を少し下がった位置に、林の中を神社の北西側になる方向に向かう小道があることを発見し、その入り口にもうひとつの道案内の看板を見付けた。 林の中、やや下り加減の小道を進むと、その行き止まりに看板と竹の柵が見えてきた。 やっとたどり着いたのであった。
「トウインヤエヤマザクラ」(東員八重山桜)」 “新種“登録 第1444号
神社の北側で急な斜面に僅かばかりの平坦な地に植えられているが、柵でかこまれており、また、周囲は雑木が茂り、逆光にならない位置に回り込むも困難な場所であ。
また、小山の北側の斜面であることからか、木は太陽を求めて7~8mに背伸びしていて、花が咲いている位置は結構高く、300mmの望遠レンズをいっぱいのばしてもアップの写真は撮ることが出来ず、トリミングして拡大するしかなかった。
また、今日は春というのに北西の風が強く、寒い上に、被写体のブレが大きく、何枚も何枚も撮って偶然止まっている写真を探すことしか出来なかった。
・自然の環境の中で変異したヤエヤマザクラ。全国的に見てもヤマザクラの八重は珍しいそうです。この桜は桜分類学の権威者 村田源氏の検定により学術上極めて価値の高いものとして、町指定天然記念物となりました。
・八重咲きの大変希少なヤマザクラです。 奈良の八重桜に似ていますが、葉や花柄にも毛がなく、一つの花にめしべが二本あるものがあって、 花が終わると柄の先に二つずつ実が並んでつく山桜です。分類学上、京都府亀岡市のコノハナザクラと同種の特徴をもっています。
上記の写真の一部を切り出し(トリミング)てみたもの。
上の花と同じ木ながら、花の状態が少し違うように思うが?。
これにて一件落着。