一般的な記事の合間に花を一輪挿入するという目的もあって、「花写真鑑」に新しく登録をした花を10点ずつ紹介しています。 集めた花の種類が900に近づいてきますと、私には新しい花には中々出逢う事が出来ません。
先日、半年ぶりになばなの里に行き、温室以外の隅々を見て歩きましたが、「花写真鑑」に新たに登録出来たのは、3点のみでした。 植えられている花の殆どは、毎年変わる事が少ないようです。 これを克服するには、あちこちの植物園を回るしかないのかも知れません。
よって、野菜をも撮らざるを得ない事をお断りしておきます。
851 「カボチャ」 (南瓜) 別名:ニホンカボチャ、パンプキン
「花写真鑑」 http://mokunen.c.ooco.jp/fpkan/flw/kabotya.html
カボチャになる実の付いた雌花を取りたかったが、ここは他所のお宅の畑、中に入る事が出来なくて、雄花のみの写真となりました。
852 「オニユリ」 (鬼百合) 別名:テンガイユリ
「花写真鑑」 http://mokunen.c.ooco.jp/fpkan/flw/oniyuri.html
昔は多くの家の庭や山間で見られましたが、最近は外来植物などに押されてか、めっきり姿を見られませんでしたが、どうした訳か最近帰ってきたように思います。 その為に遅まきのご登場になりました。
853 「アカバナユウゲショウ」 (赤葉菜夕化粧)
「花写真鑑」 http://mokunen.c.ooco.jp/fpkan/flw/akabanayuugesyou.html
”赤花夕化粧”ではありません、念のため。 これ”菜”とあるから、古代の人は食べていたと推測できます。
854 「ソテツ」 (蘇鉄)
「花写真鑑」 http://mokunen.c.ooco.jp/fpkan/flw/sotetu.html
亀山のお寺に咲いてましたが、誠に立派な花です!!!。
855 「カサブランカ」
「花写真鑑」 http://mokunen.c.ooco.jp/fpkan/flw/kasaburanka.html
「カサブランカ」と言えば、ハンフリーボガートとバーグマンを思い出すご仁が多いと思いますが、そうは行かない、これは「ユリ」です。 ボガートフアンの私としては、これを書きたくて、「花写真鑑」に登録したようなものです。
ボガートとバーグマンの会う最後のシーン、何とも言えない感情が湧いてきます。 悲しみを表に出さないボガートの一挙手一動が目に浮かびます。いい映画でした。・・・・・関係ない・・・か!。
856 「オクラ」 別名:アメリカネリ、オカレンコン
「花写真鑑」 http://mokunen.c.ooco.jp/fpkan/flw/okura.html
取っても、取っても次から次へと実が成りますから、最近は家庭菜園でも見られるようになりました。
857 「ゴマ」 (胡麻) 別名:セサミ
「花写真鑑」 http://mokunen.c.ooco.jp/fpkan/flw/goma.html
昔は何処の畑でも見られましたが、最近は目にすると何故かほっとします。
858 「ラッカセイ」 (落花生) 別名:ナンキンマメ、ピーナッツ
「花写真鑑」 http://mokunen.c.ooco.jp/fpkan/flw/rakkasei.html
今でも植えてるお宅があるとは、知りませんでした。
859 「アサガオ」 (朝顔)
「花写真鑑」 http://mokunen.c.ooco.jp/fpkan/flw/asagao.html
何故こんな花が今頃登録か!?と言われそうなんですが、 それが、こんな事が結構ある事に最近気が付きました。 ありふれた花はその存在を忘れ勝ちであることが・・・・・!。
860 「チャワンバス」 (茶碗蓮)
「花写真鑑」 http://mokunen.c.ooco.jp/fpkan/flw/tyawanbasu.html
今年は見事に咲いてくれました。 我が庭の今年のグランプリ賞ものです。 今までは「ハス」の中の一員でしたが、今回の栄誉(?)により、「チャワンバス」として、「花写真鑑」上も独立することになりました。
私は花の名前を調べるために、幾つかの「花図鑑」を持っています。 その内のひとつ、講談社の「四季の花色大図鑑」についての内容分析を前回掲載しました。 掲載されている花は1063種類で、その内の約40%が、私の「花写真鑑」に登録済みであると書きました。
その本は、園芸店などで手に入れる事が出来そうな花、一般家庭の庭などで育てられ易いし、好まれる花に特化されていました。 よって、昔の庭にあった花や、道端の花、あまり美しく無い花は乗っていません。また、折角のっていても、利益が上がらないなどの理由で、出回らない花も数多く含まれているようでした。
要するに、上記図鑑の花の内、600種余りはまだ、私の「花写真鑑」に載せてない花があるにもかかわらず、園芸店などに行っても、その花には出会えないのです。 研究、改良が進んで市場に出回るのはそう早くはできないでしょうから、私の狙い所を改めなければならないと言う事になります。
そこで、狙いを「野草」に広げてみようとして、まずはその実態を知るべく、山と渓谷社が出している、「野草の名前」(122×204mm、351~367ページ、花の時期:春、夏、秋冬の3編構成、各¥2600)について、前回と同じく”全名前”をExcelの表に書き出し、データーベース化してみました。
春編 花の種類 350種、 花の名前 449
夏編 367 456
秋編 324 354
合計は 1041 1259
である事が判明しました。 内、我が「花写真鑑」には239種(23%)が登録済みでありました。 この本は嬉しい事に、「和名」のある物に限定しており、最近外国から入って来た花は含まれてないようでした。 よって、長ったらしいカタカナ名は無く、また、別名の数も多くはありませんでした。
この結果、この本に載せられている花の内、800種ほどは未だ”開拓の余地”があると言う事になります。但し、この本には地方の環境などによって変種が現れている場合も別名で上げられているので、その花に出会うためには、伊吹、立山、利尻、千島や樺太に出掛けなければならない物も多く含まれています。
これらの分析結果から、私の進むべき道についてはまた別の機会に述べたいと思います。