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モバライダー mobarider

赤外線で見るアンドロメダ銀河

2013年02月05日 | 宇宙 space
アンドロメダ座大銀河は、肉眼で見えるもっとも遠くの天体。
そして、天の川銀河からもっとも近い大規模な銀河でもあります。

そのアンドロメダ座大銀河の赤外線画像が公開されたんですねー

約200万光年かなたにあるアンドロメダ座大銀河は、
暗い空なら、ぼんやりと広がる姿が肉眼でも見える、おなじみの天体です。

太陽系が属する天の川銀河には、数千億個の星々があるようです。
でもアンドロメダ座大銀河は、
最大で1兆個の星が輝いていると推測されています。

まぁー 最近の研究では、
直接観測できない謎の物質“ダークマター”も含めると、
天の川銀河の方が総重量は重い可能性が出てきていたりします。
赤外線で見たアンドロメダ座大銀河。
赤色はもっとも低温のチリ、
中央付近の青色は、やや高温のチリを示している。

私たちの眼や普通のカメラがとらえる光(可視光線)は、
銀河の星々が放つ輝きなんですが、
可視光線よりも波長の長い赤外線で観測すると、
星の材料となるチリが見えてきます。
可視光で見たアンドロメダ座大銀河

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の
赤外線天文衛星“ハーシェル”が撮影した画像には、
絶対温度数十度という非常に低温のチリが放つ、
わずかな熱が赤外線としてとらえられているんですねー

銀河の進化や、その中での星の形成について多くを知るためにも、
さまざまな波長で観測することが必要なんですね。


こちらの記事もどうぞ ⇒ アンドロメダ銀河の2重リング


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