冥王星に向けて航行中の探査機“ニューホライズンズ”がとらえた、
冥王星の最新画像が公開されました。
鮮明に見えるほど謎が増えていく
画像はトラブルが発生する前に撮影されたもの。
上の画像の左は7月1日に1490万キロの距離から、
中央と右の画像は7月3日に1350万キロと1250万キロの距離から、
望遠撮像装置“LORRI”で撮影されています。
左の画像で、表面の右側に見える巨大な明るい領域は、
7月14日の最接近時に、クローズアップ観測されるそうです。
赤道の周りにある、
黒く帯状に広がっている部分の全体が見えているのですが、
なぜ黒くなっているのかは、まだ分かっていないんですねー
また、この黒い部分の東側は、
明るい部分との境界がくっきりしているのに対して、
西側は途切れがちに続いています。
この部分は、
今年6月下旬に“ニューホライズンズ”による観測で、
初めてとらえられたもの。
今回の画像でより鮮明に見えるようになっています。
段々に続く黒い部分は、1つあたり数百キロほどの大きさがあるんですねー
なぜこのようになっているか? こちらもまだ分かっていません。
色のついた画像は、7月3日に“LORRI”で撮影された白黒画像に、
赤外線撮像装置“Ralph”で得られた色の情報を足して、
カラー画像として加工されたものです。
全体的に茶色く、まだらになっている部分や、
黒い領域も見えています。
そしてメインイベント最接近へ
“ニューホライズンズ”は最接近を10日後に控えた今月の4日に、
一時的に通信が出来なくなるという問題が発生しています。
今回の写真は、その前日に撮影されたものなんですねー
その後、問題の原因が突き止められたので、通常の運用に戻ることになっています。
最接近時の観測には影響はないそうです。
9年間にわたって宇宙を航海し続けた“ニューホライズンズ”が、
冥王星に最接近するのは、約1週間後の日本時間7月14日20時49分57秒です。
このときの観測では、より高精度の画像が撮影できるので、
謎の解明に期待が持てますね。
こちらの記事もどうぞ ⇒ 冥王星の観測は問題なし! ニューホライズンズは7日に完全復旧
冥王星の最新画像が公開されました。
冥王星の白黒画像。 下のイラストは冥王星の北極と赤道、子午線を示している。 |
鮮明に見えるほど謎が増えていく
画像はトラブルが発生する前に撮影されたもの。
上の画像の左は7月1日に1490万キロの距離から、
中央と右の画像は7月3日に1350万キロと1250万キロの距離から、
望遠撮像装置“LORRI”で撮影されています。
左の画像で、表面の右側に見える巨大な明るい領域は、
7月14日の最接近時に、クローズアップ観測されるそうです。
赤道の周りにある、
黒く帯状に広がっている部分の全体が見えているのですが、
なぜ黒くなっているのかは、まだ分かっていないんですねー
また、この黒い部分の東側は、
明るい部分との境界がくっきりしているのに対して、
西側は途切れがちに続いています。
この部分は、
今年6月下旬に“ニューホライズンズ”による観測で、
初めてとらえられたもの。
今回の画像でより鮮明に見えるようになっています。
段々に続く黒い部分は、1つあたり数百キロほどの大きさがあるんですねー
なぜこのようになっているか? こちらもまだ分かっていません。
望遠撮像装置“LORRI”による白黒の観測データに、 可視光と赤外線撮像装置“Ralph”によるカラーデータを 合成して作成された冥王星のカラー画像。 |
色のついた画像は、7月3日に“LORRI”で撮影された白黒画像に、
赤外線撮像装置“Ralph”で得られた色の情報を足して、
カラー画像として加工されたものです。
全体的に茶色く、まだらになっている部分や、
黒い領域も見えています。
そしてメインイベント最接近へ
“ニューホライズンズ”は最接近を10日後に控えた今月の4日に、
一時的に通信が出来なくなるという問題が発生しています。
今回の写真は、その前日に撮影されたものなんですねー
その後、問題の原因が突き止められたので、通常の運用に戻ることになっています。
最接近時の観測には影響はないそうです。
9年間にわたって宇宙を航海し続けた“ニューホライズンズ”が、
冥王星に最接近するのは、約1週間後の日本時間7月14日20時49分57秒です。
このときの観測では、より高精度の画像が撮影できるので、
謎の解明に期待が持てますね。
こちらの記事もどうぞ ⇒ 冥王星の観測は問題なし! ニューホライズンズは7日に完全復旧
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