大雪の影響で、東海道、山陽新幹線が徐行のため遅延。東海道新幹線は最大約90分の遅れが出た。九州を中心に高速道路の通行止めや航空便の欠航が相次いだ。

 鳥取県日南町では25日午前4時半ごろ、土砂が住宅に流れ込み、県などによると、88歳の女性が死亡し、50代男女2人が負傷した。雪の影響で土砂崩れが起きた可能性があり、県警などが詳しい状況を調べている。

 福島県只見町では25日午前9時までの24時間降雪量が83センチに上り、積雪は159センチとなった。東海の平野部でも雪が降って積もり、名古屋市は朝に1センチを観測した。

 25日午前9時までの最低気温は鹿児島県伊佐市で氷点下15.2度、熊本県あさぎり町で同13.8度、佐賀県白石町で同9.6度で、いずれも観測史上最低を更新した。

 26日午前6時までの24時間予想降雪量は多い所で、東北と北陸40センチ、関東甲信と近畿30センチ、東海と中国、九州北部20センチ。小笠原諸島や沖縄・奄美の25日の海上は大しけで、波の高さが6メートルの見込み。

 冬型の気圧配置は25日午後以降、西日本から緩むと予想される。