みちのくの風の旅人 [ 愛と義の街(上杉の城下町)から情報を発信中 ]

米沢・山形・東北の自然や文化・風土を季節の便りとして届けています。HP[新・天空の流れ雲]と合わせてご覧ください。

梅雨の大雨

2013-07-27 21:15:00 | 北国山形の春夏秋冬
  7月に入りようやく梅雨らしい日が訪れる様になった。17日以降は梅雨末期の集中豪雨が県内を襲った。19日には南陽市吉野川の氾濫で赤湯自動車学校の車が流された。赤湯中学校付近では床上浸水の被害が出た。その後も連日、大雨が続き奥羽本線、米坂線の運休やバス代行運転が行われる様になった。
 天童市周辺では昨日まで約1週間断水がありようやく復旧した。旅館やホテルのキャンセルが相次ぎ観光に大打撃となった。山形新幹線も信号機トラブルにより、山形以北の運休が続いたが、こちらも昨日平常運転に戻った。
 米坂線では手ノ子・小国間で土砂崩れが発生し、しばらく復旧の目処が立っていない。今日も県内各地に大雨洪水警報が発令された。避難勧告や避難指示により自宅を離れている人が多数いる。幸い、米沢では停電や洪水、土砂崩れの被害が出ていない。置賜の中では北部に位置する南陽市、長井市、白鷹町で記録的な降水量となっている。1日で1ヶ月分の雨が降った所もある。
 南陽市は昭和42年の羽越水害以来、最大の水害となった。白鷹町から寒河江に向かう国道287号線も洪水で道路がえぐり取られ、車は迂回通行になっている。ただし、大型車は近くの町道が通れず、国道348号線の遠回りを余儀なくされている。
 羽越水害と言えば、この置賜地方に甚大な被害をもたらした。沢山の橋が流され、道路も寸断されて、私にとっては、東京方面の修学旅行延期が苦い思い出となっている。100年に一度の大洪水となった。
 その後、洪水対策や農業用水・工業用水確保のため多くのダムが造られる様になった。一番早かったのは、米沢市の水窪ダムである。続いて白川ダム、最近10年では、綱木川ダム横川ダム(小国町叶水)、長井ダムが完成した。寒河江ダム月山ダムも羽越水害以降に造られたダムである。県境を越えると摺上川(すりあげがわ)ダム(福島市)、七ヶ宿ダム(宮城県)も同様である。この40年、新しいダムが出来度に見学に出かける様になった。
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