![]() | ソーシャルシフト―これからの企業にとって一番大切なこと |
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日本経済新聞出版社 |
有名な古典的なリーダーシップ論を書いた本『企業の人間的側面』からの抜粋。
本書では、X理論とY理論を提唱し、
X理論は、「人間は本来なまけたがる生き物で、責任を取りたがらず、放っておくと仕事をしなくなる」という考え方。この場合、命令や強制で管理し、目標が達成できなければ、懲罰といった「アメとムチ」による経営手法となる。
それに対しいてY理論は「人間は本来すすんで、働きたがる生き物で、自己実現のために自ら行動し、進んで問題解決をする」という考え方だ。
現代のマネジメントの潮流がどちらかは誰の目にも明らかだろう。
Y理論は、ソーシャルメディアを組織において機能させる上で重要な考え方でもある。それは、ソーシャルメディアを統率して効果を上げて行くのはHERO(High Empowered and Resourceful Operative)~大きな力を与えられ、臨機応変に行動できる社員ということは先にも述べたが、ザッポスがAMAZONがのどから手が出るほど欲しかったのは、ザッポスがまさにHERO文化に満ちあふれていたからであろう。
ザッポスのブランドミッションは、「幸せをお届けすること」。
ザッポスのコアバリュー10項目は、
1.サービスを通じて、Wow!(驚嘆)を届けよう。
2.変化を受け入れて、その原動力となろう。
3.楽しさと、ちょっと変わったことをクリエイトしよう。
4.間違いを恐れず、創造的で、オープンマインドでいこう。
5.成長と学びを追求しよう。
6.コミュニケーションを通じて、オープンで正直な人間関係を構築しよう。
7.チーム、家族精神を育てよう
8.限りあることから、より大きな成果を生み出そう
9.情熱と強い意思を持とう。
10.謙虚でいよう。
ポイントとなるのは、ザッポスが共有しているコアバリューは行動に対する規律ではなく「ザッポス写真は何を大切にすべきか」という共通の価値観であるということであろう。
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