植田和男氏任命の報道が先行したこと他：
先行した報道：
報道によれば、この日本銀行総裁の人事は、総理が14日に国会に諮るという形で事前に流れていた。聞いた（見た）方は「そういう風に事前にマスメディアには知らしめられている性質なのか」のように勝手に解釈して、「それで良いものなのかな」と何となく気になっただけだった。所が野党は「聞いていなかった」と苦言を呈していると報道された。これも「何だ、そういう風に怒ることなのか」と聞いていた。
新聞報道によれば、この植田和男氏起用案は岸田総理とその最側近と報じられている木原誠二官房副長官その他の限られた人たちの間で検討されたそうだ。産経新聞によれば岸田総理が「この人ならば」と決められた人事だとのことだ。私には国会に諮る前に野党と話し合う必要があるかどうかなどは解らないが、テレビや新聞であからさまに報道されたときには､上記のように「これって許されることなのか」とは感じていた。
一将功成りて万骨枯る：
今朝ほど家内が「東京芸大が電気代の値上がりに耐えかねてピアノを2台売った」との報道に驚いたと言っていた。電気代は（ガス代と共に）急速に値上げされ、間もなく何処か一社を除いて20～30％もの次の値上げが実行されるそうだ。東電には銀行団が4,000億円の融資があるそうだ。
私は値上げと融資で電力会社が救われて電力供給が継続されることになるとは解るが、東京芸大のような窮余の策を講じる事態には何も企業だけではなく一般家庭も家計が破綻する状態に陥りはしないかと、独り密かに危惧している。
私は以前からこの電力供給態勢の危うさは、3.11の際に菅直人内閣が取った愚策の悪影響が未だに厳しく残っており、この状況を立て直すのが以後の自公政権の急務だろうと論じてきた。言うなれば「原発を止めて、火力発電依存態勢にしたところにロシアのウクライナ侵攻の事態が発生してエネルギー供給不足になってしまったにも拘わらず、政治の貧困が今日の電力不足を招来した」のである。岸田内閣は原発の再稼働をいうが、実現には至っていない。
そういう不行き届きの政治が電力不足の時代（事態ではない）を招いていたのに、何を考えたのかEV化を推進するというのだから困ってしまう。電力会社に値上げを許せば、彼らは一息ついて供給を続けられるだろうが、物価の高騰が続き賃金が一向に上昇しない大手ではない企業に勤務している人たちも、年金生活者も苦しめられるとは考えなかったのか。即ち、「一将功なりそうでも、万骨が先に枯れる」状態になるのではないのかということ。
当方が診て頂いている2箇所の大病院は｢電力不足で照明を落としている｣と表示されているし、テレビ局でも同様なテロップ（って言うのかな）を出して見せている。一方では超高層オフィスビルと所謂タワーマンションの建設は後を絶たない。解りやすく言うが「政府は何をやっているのだろうか」なのだ。
迷惑メールの近況：
既報のように、忌まわしき迷惑メールは1月4日に200を切る199本に低下し、22日は「ゴルフが下手な人には誇らしい数」の100を切って92本となり､ホッと一息だった。減少傾向は続き28日には63本にまで低下した。所が、2月に入って再び上昇気流に乗り始め、5日には143と大台に乗ってしまった。13日には201本と200台も突破した。
増加傾向を分析すると、アマゾン（amazon）が主体である事は変わっていないが、新たにヤマと運輸、イオンクレジットサービス会社、ソニー銀行が急増して、一気に200本台まで押し上げていたのだった。別な角度から見れば、先月まではこのPCに乗っているのはアマゾンだけだった所に、ヤマと運輸他が加わってきたのであり、他の無数の迷惑メールは「一切関わりは御座いません先」なのである。
送り手は「何とかの鉄砲数打ちゃ当たる」の狙いなのだろうが、いい加減に時間と手間の浪費を止めればどうかと思うのだが。OCNのブロックサービスに依存しているから良いが、もしも200本もの数を毎朝仔細に検討して削除しなければならないのであれば、作業を終えた頃には日が暮れているかも知れない。