NHKで昨年末に放送された「白銀の大縦走~北海道分水嶺ルート670キロ」
先日の1月21日には拡大版としてBSPで再放送もありました。
宗谷岬から襟裳岬まで、北海道の中央を北から南に続く山陵、降る雨を東西の海に分けることから分水嶺。
宗谷丘陵・北見山地・大雪山系・日高山脈が連なる分水嶺。
この全ルートを史上初めて単独で踏破した札幌の若き山岳ガイド野村良太さんの記録です。
距離は670キロ、期間は2か月、昨年の2月26日に宗谷岬を出発、4月29日に襟裳岬に到着。
NHK札幌放送局の地域情報番組「北海道道」で野村良太さんがスタジオに登場です。
雪山を縦走している姿とはまた違って、27歳の謙虚で爽やかな好青年です。
先のドキュメンタリー放送以外の話も語ってくれました。(TV画面を撮影)
山小屋にデポしておいた食料がネズミの被害に遭い、その時に食料の荷揚げをしてくれた女性。
北海道大学ワンダーフォーゲル部で同期だったとのこと、一人で雪山の中を荷揚げして来た彼女の姿も映像に。
挑戦する彼とそれを支える彼女は素敵に見えました。
デポ:長期の雪山登山において、秋に前もって登山ルート上や冬季小屋などに食料を保管すること。
そうそう、テントの中で懐かしい単語が彼から発せられましたね、「ペミカン」です。
肉と脂で作った携帯保存食で今はほとんど知られていないでしょう。