猛暑、台風、ゲリラ豪雨、被災地の避難所のこと、原発のこと、ふにゃふにゃの日本政府のことな
どなどが心のどこかでイライラ、ガチガチしていたらもう9月です。蝉はまだツクツク法師などが
鳴いていますが、夜には秋の虫も鳴き始めています。もう秋なのですねェ、
法語カレンダーをめくると、
如来 一切のために
つねに
慈父母となりたまえり
このご文は『教行信証』信巻の『涅槃経』から引文の中からの一文です。五逆罪を犯し心身鬱念
に打ち沈んでいた王舎城の阿闍王(あじゃせおう)を救わんとされてお釈迦様は入涅槃(にゅうね
はん)を止まって「月愛三昧」(がつあいざんまい)に入りたまい月の光のようなやさしい心の中
にいたずきの阿闍世王をつつんで行かれました。ついに、阿闍世王は罪業に気づき如来の大慈悲に
目覚めて行かれるのでした。このように記されている中の偈文の一節のご文が掲げられています。
後に続くご文を紹介しておきます。
まさに知るべし もろもろの衆生は みなこれ如来の子なり
いかなる憂悲苦悩に打ち沈む者も全て如来さまが慈父となり慈母となってその罪業に目覚めさせ
癒しめて下さっているのです。正しく如来さまはこの私を愛し子とされているのです。
毎月味あわせていただいております法語は全てお称えさせていただいております南無阿弥陀仏ナ
モアミダブツのお心とおはたらきなのです。お味わいくださいませ、