万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

瓢箪

2012年03月29日 | Weblog
       
       大瓢箪 高さ65㌢、腰張り39㌢ 

 大きい瓢箪でしょう! この瓢箪は先日の彼岸法座に野々江の大内博三さんがお持ち下さったのです。早速庫裏の広間に置いたところお参りの皆さんが感嘆の声を上げられました。
 博三さんはもう何年も前から瓢箪を育成されて置物になるまで手を加えておられます。根気良く慎重に、そして工夫を凝らさなければこのように見れる作品には出来上がらないことでしょう。本当に労作と云えます。

 庫裏広間か玄関ロビーに飾らせてもらいますので、皆さんご覧くださいませ。
 
                            
                            長瓢箪、千成瓢箪と一緒に  

 毎年、出来上がるといろんな瓢箪をお持ち下さいます。数が増えて来ました。瓢箪は何とも云えないユーモアが漂っていて心が和みます。
 それにしてもこんなに大きな瓢箪がぶら下がって出来るのですから驚きますし、枝から落ちないようにするのが、また大変ですと話しておられました。

 大内博三さんは秋には大輪菊や懸崖菊を沢山に献花して下さいます。実に忍耐力、弛まない根気の強い方です。子や孫にそそぐような情愛を木や花にも注いでおられるのでしょう。

瓢箪は云うまでもなく科目は「うり科」の植物です。うり科やなす科の植物の果実は食用として多くの恵みを頂いております。うり、きゅうり、カボチャ、すいか、メロン、まくわうり、かんぴょう、などなどが常食されています。しかし、瓢箪やへちまなどは「うり科」なのですが常食の野菜にはなり難い果実です。時折若い若い実が奈良漬けや味噌漬けで口にすることが出来る程度でしょう。しかし、瓢箪はこのように加工が施されると何十年も百年も超えて身を残します。その面白い形状が私たちに楽しみを与えてくれているのでしょう。            
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今治市文化交流会

2012年03月26日 | Weblog
                     
                     山岡鉄舟筆、山号「西向山」

 昨日、3/25(日)AM11、今治市文化交流会の皆様25名がライトバスで来山になられました。

今治市文化交流会のメンバーは合併前の市町村の長であった方々や経済界のリーダーであった方、またその夫人方で構成されているようです。広域化した市内の所々にある文化施設などを観覧し文化交流と文化興隆を目的としておられます。
 当万福寺に立ち寄って下さったのは大三島町の最後の町長であられた奥本忠孝氏からご依頼があってのことでした。

 大三島町内にある美術展示施設を巡覧し、当院には中島千波画伯の襖絵の観覧に見えたのですが、庫裏の床の間へ今は今治市指定文化財となっています山号「西向山」の本紙の軸装をお掛けして観覧に提することにしておきました。

 2月1日に放映されたNHKの番組「歴史秘話ヒストリア」の「相棒はお前だけ、西郷隆盛と山岡鉄舟 ーー明治をつくった熱い絆ーー」でも山岡鉄舟の高邁な人物が紹介されていましたが、当山の山号額の揮毫は鉄舟居士最晩年の明治21年6月下旬の揮毫になるものです。居士は7月19日に胃がんのために53才で死去されていますから大作の書としては最後のものかも知れません。中島千波画伯の桜の襖絵とともに大変喜んでいただいたようです。


        
        襖絵の前で5人づつ記念撮影。
        右から前大三島町長奥本氏、文化交流会会長新居田氏。
        5グループで撮影した1葉です。

                                     
                                    お花は椿「伊予岩根絞」、椿「(境内に咲く)妙好人」、山茱萸、土佐みずき、花器は水軍窯「旅枕」。
                                    郷土のものを主にしてみました。
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独去独来(どっこどくらい)

2012年03月23日 | Weblog
 去る20日夕、宗方の小笠原建設の会長菅尚敏さんが急逝され、昨日(22日)ご自宅で葬儀が行われました。菅尚敏さん宅は浦戸の法照寺さんのご門徒なのですがお参りさせて頂きました。大勢の会葬者で故人生前のお仕事一筋な直向きなお人柄が追慕される葬儀でありました。
 小笠原建設さんは万福寺本堂建築の際には本堂基礎部分の施行に当たって下さり、猛暑の中を尚敏さんが大きなユンボに乗って作業をされている姿が今も眼に浮かびます。本堂全体を1㍍堀下げ土を搬出する工事を黙々としてユンボやブルトーザーを運転しておられました。お陰様で頑丈な基礎と地下部分が出来上がり、以後の建築が進められたのでした。有難うございました。他界されましたが厚くお礼申し上げます。尚敏さんは行年82才であられた由です。
 
         
              
              境内の山茱萸(さんしゅゆ)が今年も咲き始めました。別名「春黄金花」(はるこがねばな)
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ゆるみこ着物 と 思い出織

2012年03月21日 | Weblog
                   
                   玄関の展示
                                      
                                      庫裏廊下の展示

          
          ゆるみ子とバック

 「ゆるみこ着物」の竹晶子さん、「思い出織」の吉木雅子さんとの二人展、それから黒田きくこさんのパッチワーク作品の賛助出品が本堂から玄関ロービ、庫裏廊下へと沢山の作品が展示されました。18日~20日まで3日間の催しに沢山の方が参観に来られ終日賑わいました。
 竹晶子さんは和服を洋服感覚で気楽に着れるデザインを創作活動をされています。吉木雅子さんは古い着物地を裂いて織り直しててショールやマフラー、ポンチョなどに再生、また草木染めからつむぎ織りされるなど精力的に創作活動をされています。賛助出品の黒田きくこさんの2㍍四方もある2枚のパッチワークの大作には圧倒されました。
 このような世界に今までご縁少なかった私には驚くことばかりでした。
 お二人が口を揃えて「お寺を会場に展示させていただくことを大変嬉しく思います・・・・、仏教のお経は糸偏ですから何かしら関係しているのだと思います」と申されたのには何とも云えないゆかしさを感じました。

 お経の「経」は縦糸、この縦糸にはどんな横糸(緯)で織っても一枚の布が出来上がって行くように、どんな時代でも変わらない真実にどのような人生が織り込まれて行っても素晴らしい人生が織り上がって行くのです。
 
    
    縞柄織り
                               
                            草木染め1

                                              
                                              草木染め2 


        
         パッチワークの大作1 2㍍×2

                                        
                                         パッチワーク2 2㍍×2




                      
                      お母さんの女学生時代の「矢絣」の着物を
                      思い出織りに再生した作品、感動的です。

 地球上の生き物で人間のみが衣服を身にまといます。そのことによって人間の情緒や今抱いている精神状態が多分に培われて来ていることを改めて考えさせられたことです。
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春季彼岸法座

2012年03月20日 | Weblog
                        
                        春彼岸法座お聴聞                          

 ご案内のように3/18、19二日にわたって春彼岸法座を広島県北広島町正円寺ご住職都河普鉦(つがわふしょう)先生をお迎えしてお聴聞させていただきました。
 春彼岸とは云え今年はまだ3月初旬のような気温で寒梅も普通咲きの梅も同時に咲いているような不思議な風景です。
都河先生は昨年他界された生涯布教に従事されていたご尊父様の布教ノートを時折紐かれながらお話になられました。

 私(住職)は今治の和菓子屋さん「翁堂」のご主人が逝去されその方へお参り行きましたのでゆっくり聴聞できませんでした。
翁堂さんはもう40年近くも万福寺のお供えの饅頭「翁」を作って下さっていました。寂しいことです。ありがとうございまた。

 同時開催の和服飾の「二人展」も遠近各地から来観者があって大層賑わっていました。
 
 仏婦役員によって昼食に用意された「さぬきうどん」も「いなり寿司」も余るところがなかったそうです。

 「二人展」は20日(火、お中日)も開催されていますのでご来観ください。展示についてはページを変えてアップするつもりです。
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椿は必死に咲いて春を呼んでいる

2012年03月16日 | Weblog
                   
                   紅唐子
                                       

 奈良のお水取も済み、春彼岸も近づきましたが、今日は異常な寒さです。境内や庭の椿たちが寒気の間隙の春光を捉えて競い咲いています。いつまでも寒い所為でしょうそれぞれの色が鮮やかで、形状は締まっています。寒気からのプレゼントなのでしょう。

     
     桃太郎の蕾

                      
                      曙(あけぼの)
                                         


                                            
                                            葉に斑入りの赤薮椿

              
              赤侘助

                                               
                                               仙人

                
                台寺

                                     
                                     赤西王母  
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春彼岸のご法座 と 「手仕事 二人展」のご案内

2012年03月15日 | Weblog
 来る3月19日(日)20日にわたり春彼岸法座を営みます。まだまだ肌寒さが感じられますが、ご聴聞されて心身の季節チェンジをして下さい。
 ご講師さまは広島県北広島町正円寺ご住職、広島仏教学寮講師「都河普鉦」(つがわふしょう)先生をお迎えいたします。
なお、18日夜は野々江地区館出張法座、19日朝席終了後恒例となりました「さぬきうどん」昼食となります。お参りください。

 それから彼岸法座に併せて「手仕事 二人展」ーーゆるみこ着物 と 思い出織ーーと題して松山で織物創作活動をされている
竹晶子さんと吉木雅子さんの作品展示が開催されます。手織りと古着を使った暖かみあふれる作品が40点展示されます。どうかご観覧ください。入場無料です。


                         
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梅の見頃

2012年03月14日 | Weblog
                     
                        ヤッと咲いた枝垂れ梅

                                         

 まだまだ余寒が続く毎日ですが、梅の花がどことも満開に近づいてきたようです。今年のように梅の開花が遅い年は希有なことです。もうお彼岸になるのですから・・・・、
 寺庭の枝垂れ梅も今が満開です。昨年の剪定時期が遅かったのか、今年は花が少ないようですが、梅花が花笠のように咲いて楽しませてくれています。
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信楽焼きの壺(しがらぎやき)

2012年03月09日 | Weblog
                        
                         信楽焼きの壺

 昨日(3/8)大阪の貝塚市にお住まいの藤原泰三さんご夫妻が帰郷、来山されました。泰三さんは私(住職)とは小学校からの同級生です。郷里を離れ貝塚に住まいをされるようになって半世紀を超えていますが、帰郷されますと必ず寺にお寄り下さいます。嬉しいことで懐かしい話になごみの時が流れます。
 泰三さんはもう10数年も前から生業を励みながら作陶を学んで来られました。これは奥さんの影響であると聞きましたが、今ではご夫婦で陶芸に研鑽されているのです。信楽(しらぎ)焼きの加藤隆彦氏に師事して貝塚から滋賀県の信楽まで通って作陶を続けておられるとのことです。
 画像の壺は泰三さんの作品で今回頂きました。
 高さ35㌢、腰張り31㌢の大作です。紐を作って手びねりで仕上げたとのことです。穴窯(?)で赤松の薪で焼成されていて信楽焼き特有の地肌、火色が見られ、真上から灰を被ったのでしょう四方へ灰釉がなだれています。
 雅味のあるどっしりとした壺を頂き大変に嬉しく思っています。いつかこの壺に花を生けてみようと思います。今から構想を練っておきます。

           
            上からの姿
                                 
                                  焼き肌
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おりいぶ丸

2012年03月08日 | Weblog
                      
                     進水する第3おりいぶ丸

 3/8(木)AM9:30より大三島町浦戸にある藤原造船所でカーフェリー「第3おりいぶ丸」の進水式が行われました。藤原造船所で今までに多くのカーフェリーを造船して来ましたが今回の「第3おりいぶ丸」が最も大きいものだそうです。
 小学校の生徒や沢山の人が集まり、完成式典に続いて餅まき、そして五色のテープ、花吹雪を巻き上げながら海へと進水して行きました。おめでとうございます。
 このフェリーは兵庫県姫路港と小豆島福田港を結ぶラインのフェリーとなるのだそうです。

  
      
                       

             
             餅まき
                                          
                                          海に浮かんだ「おりいぶ丸」
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